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2013年10月3日木曜日

鉄骨建起こし用冶具の選択

ある物件で鉄骨建て方の建起こし用の冶具として既製品の建て起こし治具を採用しました。




建起こしワイヤーを張らずに済み、基本的に柱も自立します。

既製品使用の建て方がかなり増えていますが、まだこういった既製品利用をしていない場合もコストなどの面からあると思います。

鉄骨建て方は、柱が自立している間が一番不安定で危険があります。

その点で既製品を利用することで安心と建て起こしワイヤーを利用した工法より、時間も短縮できて、現場のQCSにおいて、優れています。









鉄骨製作図の段階でエレクションピースの計画を行うが、写真の様に細径の鋼棒を取付けた形状とし柱吊り込み時の接触などによる冶具の落下防止対策としなければならないことも忘れてはいけません。



また、自立検討をいろいろなメーカーの既製品がありますが、まずメーカーでの検討→必ず計算書の確認を行い、計算ミスや建て方順序の思い違いなどのケアレスミスなどが無いように気を付けましょう。

今回の写真はコラムですが、H鋼でも採用可能です。

また、柱の重量によっては、各柱面に1か所の治具ではなく、2か所など数か所になる場合があります。

こういった重量物の施工は、計画に始まって計画に終わると感じています。
しっかりとした施工計画を今後も心がけていきます。

by  araki Feat. sake

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