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2019年9月30日月曜日

REVIT 図面分割のキープランを作成

今回は、REVITで図面分割のキープランを作成する方法をご紹介します!

キープランを作成する上でポイントは3点あります。
・同じビューを複数のシートに貼れない。
・凡例ビューは複数のシートに貼れる。
・シート上でハッチング(塗潰領域)で加筆できない。

上記のポイントを踏まえた上で2つの方法をご紹介します!

①平面図ビューで作成
通り芯詳細項目(ハッチング)のみのビューを表示させて作成する方法です。
加筆するのは分割範囲のハッチングのみになりますが、
図面の種類×分割数×フロア数分のビューが必要になります。
例えば、平面詳細図と天井伏図をそれぞれ2フロア2分割のレイアウトの場合、
8つのビューが必要になります。
またビューは編集などの管理がしやすいように「従属として複製」でコピーします。


     

<平面図ビューで作成した例>

②凡例ビューで作成
凡例ビューで作成する場合、通り芯(符号含む)をなぞって加筆する必要があります。
ただ一度作図してからグループ化して使いまわすことで
編集などの管理がしやすくなります。
またビューの数は図面の分割数分で済みます!


   
<凡例ビューで作成した例>


ビューが増えるとプロジェクトブラウザで管理が大変になるので、
凡例ビューで作成する方法をオススメします!

是非ご活用下さい!


NF

2019年9月27日金曜日

Revit 集計表の使い回し

集計表では、要素の情報を抽出したり、関数を利用して計算を行うことが可能ですが、毎回設定するのは手間がかかります。

そこで今回は、作成した集計表の設定を使い回す方法を紹介いたします。

集計表には、ビューと同様にビューテンプレートを割り当てることができます。
これを使えば、フィルタやグループ/並び替え、自作した関数などを、他の集計表に割り当てることができます。


たとえば、上図の集計表の内容を、他の集計表に適用しようとするには、まず集計表をビューテンプレートに登録します。



登録したビューテンプレートを、他の集計表に割り当てると、フィールドや外観など集計表の設定を引き継ぐことができます。



注意点としては、以下2点です。

  1. フィルタで表示範囲を制限していると、その範囲しか表示されないので、他の部分を表示させたいときは、ビューテンプレートのフィルタのチェックを外しておくと、個別にフィルターを制御することができます。

    また、フィールドや並べ替え等も同様にチェックを外しておけば、個別に設定が可能です。

  2. 行のサイズ変更等、ビューテンプレートが割り当てられていると修正できない項目があります。
    修正できない項目を修正したい場合、一度ビューテンプレートを外して、ビューテンプレートを作り直す必要があります。


集計表は、毎回同じ体裁の場合が多いので、ビューテンプレートを一度整備しておけば後々便利ですね。


R.O

2019年9月26日木曜日

Revit シートの複製

シートを複製しようとしたとき、ビューを複製する要領でプロジェクトブラウザからシートを右クリックして「ビューを複製」をしようとすると、複製がグレーアウトしています。



複数のシートに同じビューを配置できない仕様なので致し方ないですが、図枠の情報などを使い回したい場面もあるかと思います。

ではどうすればよいかというと、ビューが何も配置されていないシートを選択して、「Ctrl + C」でコピーし、シートビューをアクティブにしたあと「Ctrl + V」でペーストすることで、シートを複製することができます。




これは、シートを右クリックし、「クリップボードにコピー」を選択し、修正タブのクリップボード内の「貼り付け」を選択したのと同じ挙動になります。



なお、平面図などのビューが配置されているとコピペできませんが、集計表または製図ビューのみが配置されたシートはそのままコピペできます。
ただし製図ビューの場合、製図ビューも複製されてしまうのでご注意を。



シートを用意するのはなかなか手間がかかる作業なので、出来るだけ効率よく作成したいですね。


R.O

2019年9月25日水曜日

Revit マテリアル複製時の注意点


マテリアルブラウザからマテリアルを複製する際の注意点です。

まず、マテリアルを複製すると、外観の色や、材質のイメージ画像が複製されます。



ここで、複製したマテリアルの材質のイメージ画像を変えると、複製元の画像も変更されてしまいます。



これは、外観、断熱、材質の項目(アセット)がファミリでいうところのタイプパラメーターのようになっていて、各アセットを共有しているマテリアル全てが、同じ設定を共有します。

目印として、共有されるアセットには「手のマーク」がついていて、マテリアルブラウザ内で何個共有しているかが数字として表られます。
また、下図で「一般(10)」と表記されているのは、共有しているアセット名になります。



したがって、"0"になっていれば、設定を変えても影響を与えるマテリアルは無いことになります。

「変えたつもりがないのに、マテリアルの設定が変わっている」ということがあったら、どのアセットを共有しているか確認してみるとよいでしょう。


R.O

2019年9月24日火曜日

Revit ペイントとスケッチラインの関係



床や壁の小口にペイントを割り当てた場合の注意点です。


ペイントを床の小口など、スケッチラインで作成される要素の側面に割り当てた場合、ペイントはスケッチラインに紐付きます。

従って、スケッチラインを移動させても、ペイントはそのまま変わりませんが、





一度スケッチラインを削除して描き直すと、ペイントの情報も削除されてしまいます。




床や天井、壁(プロファイルの編集)など、スケッチラインで形状を定義する要素は同様の現象が起こるようです。

「気がついたらペイントが割当たっていない」という状況が起こりうるので、お気をつけください。

R.O

2019年9月20日金曜日

Revit ペイントが割り当てられた要素の集計

ペイントは簡単にマテリアルを上書きできる反面、どの面にペイントを施したか判別しづらい場合もあります。
そんな時は、集計表でペイントがどの要素に割当たっているか確認することができます。

手順は下記の通りです。

  1. 表示タブの作成にある、「集計」を選択し、ドロップダウンメニューから「部材拾い出し」を選択。


  2. 任意のカテゴリを選んで「OK」を選択。ここでは「壁」を選びます。


  3. フィールドから、下図のパラメーターを選択して「OK」を選択。


  4. 集計表でペイントが割り当たっている要素を選択し、3Dビュー等で確認。


これでペイントが割り当たっているかどうか、一括で集計し確認することができました。

R.O

2019年9月19日木曜日

Revit ペイントを一括で削除

仕上げ検討をペイントで行い、検討後にペイントを削除する方法ですが、
ペイントを削除だと1枚ずつしか削除することができません。

そこで下記手順を踏むことで、ペイントを一括で削除できます


  1. 管理タブのマテリアルからマテリアルブラウザを開き、ペイントを削除したいマテリアルを選択。

  2. 選択したマテリアルを右クリックして、「複製」を選択してマテリアルを複製。

  3. 複製した元となるマテリアルを再度右クリックして、「削除」を選択。

  4. 複製したマテリアルを右クリックして、「名前変更」を選択。

  5. 複製時についた「(1)」をマテリアル名から削除し、「OK」で完了。


これでペイントの一括削除が可能です。





注意としては、他の要素でも削除したマテリアルが割り当てられている場合、マテリアルは<カテゴリ別>に変わっていしまうので、予め検討用のマテリアルを作成してペイントのみに使う運用とするのが良いでしょう

また、ここではマテリアルを複製しましたが、今後使う予定のないマテリアルの場合は、手順の中にある複製に関する作業は不要です。

次の投稿では、どの要素にペイントが割り当てられているか確かめる方法について扱います。

R.O

2019年9月18日水曜日

Revit ペイントの削除

仕上げ検討用にペイント機能を利用する方法を前の投稿で紹介しましたが、検討が終わったら、ペイントを削除する必要があります。

手順は下記の通りになります。


  1. 修正タブのジオメトリの「ペイント」の横にある「▼」をクリック。

  2. 「ペイントを削除」を選択。

  3. ペイントを削除したい面を選択して完了。



これで、元のペイントが割り当たっていない面に戻りました。
次の投稿では、一括でペイントを削除する方法を扱います。

R.O

2019年9月17日火曜日

Revit ペイントで仕上げ検討

壁などの仕上げを検討する際、ひとつの面だけ材質を変えたい場合があります。
そのようなときに使えるのが、「ペイント」です。

使い方は、下記の通りです。

  1. 予め検討用のマテリアルを作成しておく。


  2. 材質を変えたい要素を、3Dビューや立面ビュー等で表示し、修正タブのジオメトリの中にある「ペイント」を選択。


  3. マテリアルブラウザから、割り当てたいマテリアルを選択。


  4. 材質を変えたい面を選択し、マテリアルブラウザの「完了」で終了。




面ごとに材質を変えられるので、ちょっとこの部分だけ材質を変えたいという時にも便利です。


R.O

2019年9月13日金曜日

設備バルコニー床材と外壁の取合い

設備バルコニー(メカニカルバルコニー)では、写真のような
孔あきの鋼製床材を使用する時が多くありますよね。


製品を鉄骨に直に固定支持するため、工事の初期段階で
基本割付計画や固定方法を確認することが良いと思います。
基本割付図、基本納まり図を作成し、設計確認や現場確認を
するとき、特に重要なのが、建物外壁側との取合いと思います。

・外壁とのはなれ寸法
・出入口前のすきま寸法
・出入口とメカバルの落差寸法
を計画し、打合せ確認するのが良いと思いました。

T.N

2019年9月12日木曜日

Bluebeam 測定ツールで色付け.2

本日は前日に引き続き、Bluebeamの【測定ツール】での色を付ける機能について紹介します。

色を付けた箇所の中の部分のみ違う色にしたいときに、
【測定ツール】だとあっという間に出来てしまいます!








まず【測定】の【カットアウト】で塗りつぶしたものをくり抜きます。


そして【測定】の【測定ツール】と【面積】を選択してくり抜いた部分にカーソルを合わせるとくり抜いた部分が青みがかります。
その状態でクリックですると、一瞬で色を付けることが出来ました!
ARCHICADのマジックワンドのように、たったワンクリックで色を付けることが出来るのでとても簡単ですね!


注意点として、一つの面積の中でないと作成されません。



このように二つ以上の面積に囲まれている部分には出来ないのでお気を付けください!

ぜひお試しください!


J.N

2019年9月11日水曜日

Bluebeam 測定ツールで色付け.1

Bluebeamの色を付ける機能といえば【動的塗りつぶし】でじわーっと簡単に色を付けられますが、

【測定ツール】でも色を付けられるので、今回はその方法を紹介します。

まず【測定】の【測定ツール】を選択します。
その時に【長さ】も一緒に選択するを距離を測ることが出来ますが、ここでは【面積】を選択します。

その状態で任意の範囲を囲うと塗りつぶすことが出来ます!
また【設定】の【コンテンツをスナップ】をオンにすると線を認識してくれるので、より正確な色付けをすることが出来ます。



破線で囲まれていると【動的塗りつぶし】ではうまく作成できませんが、【測定ツール】をスナップを効かせてなぞればうまく作成することが出来ます!

【測定ツール】では自由に範囲を選択出来る為、【動的塗りつぶし】では選択できない細かい個所や、破線で囲まれている部分の作成に向いています。


J.N