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2012年8月31日金曜日

ArchiCAD 断面形状マネージャで柔軟に材質の設定をする

ArchiCADの断面形状で作成したオブジェクトの材質を
表裏で違う材質や、
1つの面で複数の材質を設定する方法をご紹介します。

1.断面形状マネージャを起動し、修正したい断面形状を呼び出します。
材質を変更したい塗りつぶしを選択し、材質を変えたいにマウスカーソルを移動します。
マウスカーソルに、三つ叉のマークが表示されたらクリックします。






2.出てきたペットパレットから、「断面形状辺のパラメータを設定」をクリックします。




3.辺のカスタム設定が表示されるので、「表面の材質」を変更し、OKをクリックします。















4.断面形状を保存し、3Dウィンドウを表示すると材質が変更されています。


5.これを壁の表面と裏面で繰り返し、それぞれ違った材質を設定することができます。 




6.さらに、断面形状マネージャで、塗りつぶしに頂点を作成すると、1つの面で違った材質を設定することができます。
まず、塗りつぶしを選択し、頂点を追加したい辺でクリック。表示されたペットパレットの「新規頂点を挿入」から頂点を作成します。


7.追加された頂点の上と下で違う材質を設定できます。
ここでは上記2~3の手順で、下の辺をクリックし、材質を変更しました。
























8.断面形状を保存し、3Dウィンドウを表示すると、1つの面に複数の材質が設定されていることが確認できます。





















この方法で、様々な表現が可能になります!



Takayuki.H

2012年8月30日木曜日

ArchiCAD 断面形状マネージャでストレッチの範囲を設定する

ArchiCADで断面形状で作成したオブジェクトをストレッチしたい場合、
通常はオブジェクト全体にストレッチがかかってしまいますが、
そのストレッチの範囲を部分的に変更する方法をご紹介します。

例えば、下図のような、幅木を含んだ壁を断面形状で作成し、
幅木の大きさは一定で壁だけストレッチできるようにします。



























































1.断面形状マネージャを起動します。


2.最初に、水平ストレッチと垂直ストレッチのチェックボックスをONにします。
そうすると断面形状編集にストレッチの範囲を示す線が表示されます(赤矢印で示した線)




























3.この線を幅木部分を含まないように移動します。




















4.これで設定は完了です。
3Dウィンドウにてストレッチをしてみてください。







幅木の大きさは一定で、壁の厚み、高さだけストレッチが出来るようになります!


Takayuki.H


2012年8月29日水曜日

Archicadで分割点

Archicadで部材を等分割したいとき、どうしていますか?

電卓を使うのも一つの手ですが、
特殊スナップ点を使って等分割することができます!!





「特殊スナップ点」の「特殊スナップを設定」を開いて値を設定します。




今回は、分割:10にしてみます!


この設定をした後に矢印ツールで部材付近に行くと。。


等分割の線が現れました!!
みごとに10分割されております!!

これで電卓使わなくても済みますね!

                                                                                  y-イトー









2012年8月28日火曜日

ArchiCAD IDの自動追加機能

Archicadでの「IDの自動追加」は「作業環境」⇒「追加オプション」⇒「IDを自動追加」に
チェックを入れることで設定できます。



「IDを自動追加」にしておくと、「ID」に数字を含んでいる場合は新規要素を
描くたびに数字が1ずつ増えます。

また「ID」に数字を含まない場合には新規要素にはすべて同じIDが与え
られます。

このことを利用すると自動追加を設定したままの状態であっても、入力する
内容によって「IDを自動追加」をする、しないといった同様の効果が得られます。

K.N

2012年8月27日月曜日

ArchiCAD 塗りつぶしを1クリックで透過する

3Dでメッシュの上に線を書く為に
『塗りつぶし』+『仕上げツール』って方法は
以前ご紹介しましたネ















この方法、便利なんですが困ったことが1つ・・・
線がオブジェクト化された後は、真っ黒に塗りつぶされてしまうんです













こんな感じですね





ちょっと広い面積でこのテクニックを使うと・・・
画面が真っ黒で見えない~ってことになっちゃいます

今回は1クリックで塗りつぶしを透過表示にするテクニックです
コマンドは以外にも?参照』の中にあるんです

『塗りつぶし及びゾーンを透過表示』これをONにするだけで
平面図上の塗りつぶしが全て一度に透過されます
















ほら、塗りつぶしが消えた!

















よく考えると参照するために、下を透けて見せるのは必要な機能ってことなんですね
レイヤで切り替えもできますが、この1クリックは結構便利ですよ!

                                 M,D

2012年8月24日金曜日

ArchiCAD 腰壁の作成

ArchiCADでの腰壁の作成方法です。

高さの変えて上下の2枚の壁を入力して後に建具を配置すると












となってしまいます。

そこで1枚の壁を入力した後に壁を選択し右クリックをして、
「選択要素の断面形状の取得」を選択します。


次のウィンドウが起動します。





















側面材質を選択し、ツールボックスから塗りつぶしツールを
選択して腰壁の範囲を決めます。






















最後に「選択に適用」を選択します。






















すると、1枚の壁に仕上げが異なる壁が出来、さらに建具もしっかりと
表示されています。












Y.I

2012年8月23日木曜日

ArchiCAD 引込戸の戸袋寸法調整

ArchiCADで引込戸の戸袋寸法調整を行う方法です。

ArchiCADモデルから平面詳細図を作成する時、引込戸の戸袋寸法を

調整できないと、2Dにした後にひと作業必要になってしまいます。

調べてみるとできました!

変更したい建具を1度作図し、画面上でその建具を選択します。
[ファイル]-[ライブラリとオブジェクト]-[オブジェクトを開く]を選択します。



赤枠内のパラメーターが引き残し寸法を決めている数値です。

ここを変えることで、引き残しと引き込み寸法を変更できます。






引き込み戸の奥行きは以下の式でできています。
奥行き=(W-A)+50
W=開口巾
A=引き残し寸法

実際には、この後ろにLGSまでの逃げ寸法が表現されます
逃げ寸法は扉の設定画面で入力可能です。
お試しください! 
by.sakamoto

2012年8月22日水曜日

ArchiCAD 重なっている要素を選択

ArchiCADの操作では基本中の基本のお話。
しかし意外と知らない知っているとすごく便利な機能です。

平面上に「スラブ」や「ゾーン」が重なっていることって、
よくありますよね。

「床スラブ」を選択したい!っというときに、
「ゾーン」を選んでしまって「イライラ」することありませんか。

そんなときはTabキー」を使うと便利です。

① 選択したい要素の上にマウスをもっていきます。
  マウスの横に要素情報が表示されます。
※「クイック選択」が有効になっているようにしましょう。

② 要素情報の「窓」が重なっているときは、
  同じ場所に要素が重なっていることを示しています。



③ ここで「Tabキー」を押すと、次々と表示が変わります。
  選択したい要素が表示されたらクリックします。



④ 要素が選択されました。


知っているとすごく便利な機能でした。


H.Yamada

2012年8月21日火曜日

ArchiCAD 断面形状のインポート

ArchiCADで新規図面を作成する際に、以前に作成した断面形状を使いたいことって
ありますよね。

では、その手順のおさらいです。

取り込み先の図面の作成画面から「オプション」⇒「属性設定」⇒「属性マネージャー」
を開きます。

続いて「開く」ボタンをクリックします。




次に目的の断面形状があるPLNファイルを選択し「開く」ボタンをクリック。




画面の左側が現在の作成図面、右側が断面形状が保存されている図面です。
画面の右側に収納されている断面形状の一覧が表示されるので
その中から目的の断面形状を選択し中央にある「追加」ボタンをクリック。




新規図面に断面形状が追加されました。
設定を保存するために「適用」をクリック。
これで作業は完了です。




念のため、断面形状がインポートされているか確認します。
現在の図面の「デザイン」⇒「断面形状」をクリック。




ちゃんと新規図面にインポートできています。




今回試した断面形状以外にもレイヤー、複合構造、ゾーンカテゴリなども同じ
手順でインポートが可能です。

K.N

2012年8月20日月曜日

Archicad 2Dオブジェクトを作ってみよう!

Archicadで
2Dオブジェクトを作ってみよう!



 例えば皆さんは、マンホールなど2D機能で描いていませんか?



 2D機能での作図では、検索数量などが拾えないです。



 それでは、2Dのオブジェクトの作成方法を紹介しましょう!





①まず、2D機能の「円」と「テキスト」で描いてみます。



②これらを選択して、「ファイル」-「ライブラリとオブジェクト」-「選択内容に名前を付けて保存」します。



 分かりやすい名前を付けておきましょう。


③次に「オブジェクト」ボタンで、今保存した部品を配置します。



 設定画面を見てみると、大きさも変えられますね。




④選択した状態で、「ファイル」-「ライブラリとオブジェクト」-「オブジェクトを開く」をします。

⑤そこのパラメータの画面で「新規」で行を追加し、付け足したい属性を以下のように入力します。




⑥保存をして、もう一度設定画面を開くと、今追加した属性が入力できます。



⑦オブジェクトなので、当然、一覧表に出せます。



 配置した場所も検索できるし、ぜひ一度やってみて、自分のものにして下さい!

FH