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2012年3月30日金曜日

ArchiCADでの下絵参照方法

図面を参照するときに、外部参照からアタッチをして参照をして
いませんか?
この方法だと、作図時にアタッチをした元のブロック化した参照図を
ヒットししまい、思うように作図が進まないのではないでしょうか。
ここで、ワークシートを使い、参照を思うがままにできる方法を
紹介します。
まず、ナビゲーターのワークシートを選択して右クリック。
ここで新規個別ワークシートを選択します。
選択すると新規個別ワークシートというポップアップウインドウが
開きます。

 任意に名前を付け、作成をクリックすると、新しくウインドウが開きます。
このウインドウに、[外部参照]-[アタッチ]から参照する図面データー
を張り付けます。
 張り付けが終わったら、ナビゲーターのワークシートで参照する
図面名の上で右クリックをし、参照として表示を選択します。
すると、画面に下絵が表示されます。
ツールバーの[参照]コマンドから一番下にある[参照パレット]を開きます。
                  
 参照パレットでは、参照する図面の移動や表示・色等の設定をする
ことが出来ます。


図面を参照するときに、いきなり[外部参照]-[アタッチ]から張り
つけるのではなく、ワークシートを使い、図面を参照することで、
・参照図の表示内容を変更することができる。
・参照図の色の設定が出来る。
・参照図の位置を自由に移動することができる。
などなど、非常に使い勝手が良くなり、効率よく作図をすることが出来ます。

T.F

2012年3月29日木曜日

Archicad 埋込みオブジェクトは、掃き出してしまえっ!! その②

最近、ヤクルトを毎日飲み始めているsakeです。

今朝、現場事務所の前でまたまたモデルの方の撮影がありました。

それだけでがんばれてます(笑)



前回のつづきで今回も埋め込みオブジェクトを掃き出しちゃって、データを軽くしたいと思います。


その② 埋め込みオブジェクトは、コンテナに入れて掃き出しちゃえ!!



「ライブラリとオブジェクト」から「コンテナを作成」をクリック。






そうするとライブラリコンテナ作成というものが開くので、「埋め込みライブラリ」を選択。




保存先を指定して、好きな名前を付けて「保存」をクリック。これでコンテナファイルなるものが完成。

このファイルに埋め込みオブジェクトがぎゅっと詰まって入っています。





次にその①でもやりましたが、消す前にリンクさせなきゃいけないので、 「ライブラリとオブジェクト」から

「ライブラリマネージャー」を開いて、「追加」横の▲をクリック。

「リンクライブラリ」を選択すると、「ファイルまたはフォルダにリンク」の画面が出てくるので、先ほどの

「コンテナファイル」を指定して、「選択」をクリック。








あとは、前回と同じで埋め込みオブジェクトを選択して、削除です。






簡単っすね。



ただし、コンテナファイルで掃き出すときに注意してほしいのは、「ホットリンク」をかけている

ときです。

ホックリンクのライブラリは、埋め込みオブジェクトの中にできちゃうので、ホットリンクをかけて

ままコンテナを作っちゃうと、その①のように個別で指定できないので、ホットリンクのオブジェ

  クトも一緒になっちゃいます

ホットリンクを一度削除してから、コンテナをつくって再度ホットリンクしなおしてくださいね。

じゃないといつまでの重複オブジェクトって、出てきてしまいますからね(^_^;)


以上、sakeでした。

2012年3月28日水曜日

Archicad 埋込みオブジェクトは、掃き出してしまえ!!その①

ようやく、暖かくなってきましたね。

日々、モデルと格闘中のsakeです(^_^;)



一生懸命モデリングをして、さまざまな無茶な要望に応えようと自作のオブジェクトなんかバリバリ

つくっちゃって、気付いたらデータが重くて大変。。。なんてことが多いですよね。



そこでデータを重くしている原因の埋込みオブジェクトを埋め込まないで外に掃き出しちゃいます。

ちょっとは、軽くなるかなぁと思うので2つの方法をあげま~す。

知らない方は、覚えといてくださいね。




その① 埋め込みオブジェクトを自分のライブラリーにしちゃえ



まずは、「ライブラリとオブジェクト」から「ライブラリマネージャー」を開きましょう。





埋込みオブジェクトがズラズラっと出てきましたね。





では、埋込みオブジェクトを「shift」を押しながら、全選択して、マークの「埋込みサブツリーをローカルフォルダへエクスポート」をクリック!



   


つぎに保存先を指定してから、「新しいフォルダーの作成」をクリックして、自分のライブラリ

フォルダになるのでお好きな名前を付けましょう。

フォルダに名前をつけたら、そのフォルダを指定して、「OK」をクリック。





   そうすると、フォルダに埋込みオブジェクトが分身しちゃいました。



でも分身ではなく、掃き出しちゃえなので埋込みオブジェクトを消しにかかります。

まずは、消す前に分身をモデルに入れなきゃいけないので、「ライブラリとオブジェクト」から

     「ライブラリマネージャー」をひらいて、「追加」横の「▲」をクリックして、「リンクライブラリ」を

クリック。

さっき作ったフォルダを指定して、「選択」するとちゃんとリンクができました。




さて、分身がリンクできたんで、元を消しちゃいましょ。
再度、埋込みオブジェクトを選択して、Xマークの「選択されたライブラリを削除」をクリック。



きれいになりましたね。









この方法ならば、またできちゃった埋め込みオブジェクトも自分のつくったフォルダにまた保存していけば、

いつでも掃き出すことができますよね。


次回も別の方法で埋込みオブジェクトをきれいに掃き出しちゃいます。


by  sake


















2012年3月27日火曜日

Archicad 壁モデルの利用2

Archicadモデルを利用して防火区画の色分図を作成します。


・予め耐火壁の複合構造に使った輪郭線の色番号をメモしておきま
す。_φ(・_・


・デフォルトのペンセットを選択し、「カラーを編集」で全てグレーにし
ペンの太さ」を0.15にします。





・メモしておいた色番号を選択し、「カラーを編集」で同じ色(今回は
にし、「ペンの太さ」を1.0にします。





名前を付けて(防火区画色分図)保存します。





ペンセットを指定してビューを保存します。





防火区画色分図が出来ました。




表示を「表示」-「表示オプション」で「実際の太さの線」にすると見やす
いですね!



JM

2012年3月26日月曜日

Archicad 壁モデルの利用1

「壁の作成」で作った壁モデルの利用方法を紹介していきます。



作成した複合構造モデリングしてみました。


こんな感じ

・材質で壁性能の情報を入力しているので、3D表示にすると
リアの状況の確認や、構成に不備がないかどうか等のチェック
目瞭然です。




・耐火壁、遮音壁で条件検索すると、防火設備や遮音にしなければ
ならない扉のチェックがすぐにできます。


防火壁を検索




遮音壁を検索


・また、先行施工する壁のボリューム等も3D表示でビジュアルに認識できる
ので、施工計画にも役立ちますよね!

JM

2012年3月21日水曜日

3D上で断面切断位置の調整

3D上で切断面を移動したりしたくなることはありませんか?
以前、「Open BIM Cafe ブログ」で紹介した、CON数量算出手法のやり方の応用です。
http://openbimcafe.blogspot.com/2011_09_01_archive.html
【注意:現在はまだArchiCAD14でのみ対応です】

「柱」「梁」「壁」「スラブ」要素のみの対応ですが、御紹介します。



3Dで断面を確認するとき、普通は矩形選択で行うと思います。

これをCON数量算出で行った、梁で隠すやり方でやってみます。

ただし、柱・梁・壁・スラブの要素のみしか消えませんが。




まず、適当な大きさの梁を描きます。レイヤーはワイヤーフレーム表示のオペレータなどがいいです。梁の優先度は最大の15にします。




柱の優先度は、オプション、プロジェクト設定、輪郭と陰線で14以下にします。



3Dを見てみます。



勝ち負けで梁によって隠されて断面が切れています。

この梁を移動したり、



ストレッチしたりして切断位置を3D上で変更出来ます。




お試しください。



F.H.

2012年3月19日月曜日

山留工法選定基準

何やら施工初心者にやさしい資料を社内で
見つけてしまいました
シェルパは建築技術資料の
宝庫です!!


Q 山留め工法選定の基準はありますか?
山留工事で工法を選定するには何を基準にしたらいいのですか?

A 山留めの選定は、やはり周囲地盤の水が大きくかかわってきます
まず水が出るか出ないかが大きな選択の分かれ目です、また水が出る
場合にも水位が高いのに止水性のあまり高くない工法を選ぶことはNG
ですね。この関係は参考資料で表を添付しますので参考にしてください。

 
●工法選択一覧


山留工法ってたくさんあるんですね~~













また、被圧水層での工事計画は基本的に水を止めて作業を行うことを基本と
してください、どんな量でも排水してしまえば関係ないのではありません。
周辺地盤から水を抜きすぎると地盤沈下を誘発するのでNGです。
では実際の工法選択の手順を追って見ましょう。

 ボーリングデータと掘削深さ、被圧水頭の確認
       ↓
     工法選択
       ↓
 透水層、遮水層と掘削深さの確認
       ↓
 盤ぶくれ対策の検討


このフローで工法を決めることになります具体的な盤ぶくれの対策は、
ディープウェルによる強制排水、遮水壁を遮水層まで打ち込む遮水工法、
根伐り底を地盤改良する地盤改良工法があります。

まだまだ眠った資料がありそうですね~~
探してみますーー♪

yイトー

2012年3月16日金曜日

品質合意の見える化 (ビジュアル質疑書)

質疑書を作るときに、文字だけで伝えるのはとても大変です。
そこで図面を一緒に貼り付けた質疑書を作ってみました。

ポイントは一つの質疑つきに一枚のシートにする。
2Dの図面とそれに対応した3Dのパース図を一緒に付ける。

これにより質疑を出す側と受け取る側がお互いに懸案事項を共有し易くなり、
問題解決も迅速に出来きて、業務を円滑に進めるのにとても役立ちます。



shoichi.I

                                                                                                                                                                                      

2012年3月15日木曜日

困ったときは街に出よう

建築に取り組んでいるみなさん、悩みは多くないでしょうか?
私は悩んでばかりです。
細かいことですが、、

・男子トイレの小便器の面台の高さ
・マンション外壁の幅木部分とアスファルトとの取り合いのタイル貼りの有無
・屋外階段で周囲がルーバーなどで囲われている場合のルーバー側の手すりの有無
など、ハタと考えると迷ってしまう場合はどのようにしていますか?
メーカー標準や国交省の標準詳細図を調べたり、経験者に聞いたりする人が多いのではないでしょうか?
それも有効ですが、もう一つお勧めの方法があります。

それはずばり、「街に出る」です。

出勤前や昼休みなどに現場の周囲を散歩がてら30分ほど歩き回ると、世の中の標準が分かります。
回答は一つではなく、さまざまな理由で決まっているので決定までの本当の理由は分かりませんが、参考になります。

特にみなさんがよく知っている建物の場合は、打合せ時に有効です。
「このトイレは〇〇のトイレで、面台の高さは△△でした。」
「ああ、あそこなら行ったことあるけど、違和感はなかったね。じゃぁ、△△にしようか。」
など、打合せがスムーズに進みやすいです。

ポイントは、
・写真を撮ってビジュアルで説明する
・複数の建物を回って割合を出す
ことです。
「トイレの面台の高さを7カ所撮ってきましたが、△△の高さの箇所はそのうちの5カ所でした。」という感じです。

現場が街中じゃない場合でも、家族と休日にお出かけがてら数カ所回れば、家族サービスも同時にできます。

数を撮ろうとして、トイレばかり何カ所も回るのは考えものですが。。。

下の写真は、屋外階段で周囲がルーバーなどで囲われている場合のルーバー側の手すりの有無で、上が手すりあり、下が手すりなしです。

こんなことを感じることが出来るのも、建築屋ならではの醍醐味かも
と感じます。



今枝

2012年3月14日水曜日

オブジェクトにID追加

オブジェクトのIDに管理番号などを入れたい時はありませんか?

配置した後に一づつ入力すると思うと・・・途方に暮れてしまいます。

そんな時には[要素IDマネージャー]が便利です!

例えば、デスクに管理番号を入力する場合、[検索と選択]でデスクを選択します。



次に[要素IDマネージャー]を選択します。



ダイアログの[要素をソート]タブで[要素タイプ]を選び、[各要素のユニークID]を選択します。




[ID形式]タブで[フロア番号]と[カウンター]を選び、[IDを変更]を選択します。


階数と通し番号になっていることを確認して[OK]を選択します。


デスクを選択して設定を確認すると[ID]に管理番号が入っています。


結構使えますよね?


by sakamoto

2012年3月12日月曜日

排煙設備に関する告示の比較

建物の排煙設備に関してH12年告示1436号を適用すると排煙設備を免除することが出来ます。
告示1436号ハには(一)~(四)まであります。
(一) 壁及び天井の室内に面する部分の仕上げを準不燃材料でし、かつ、屋外に面する開口部以外の開口部のうち、居室又は避難の用に供する部分に面するものに法第2条第九号の二ロに規定する防火設備で令第112条第14項第一号に規定する構造であるものを、それ以外のものに戸又は扉を、それぞれ設けたもの
(二) 床面積が 100m2以下 で、令第126条の2第1項に掲げる防煙壁により区画されたもの
(三) 床面積 100m2以内 ごとに準耐火構造の床若しくは壁又は法第2条第九号の二ロに規定する防火設備で令第112条第14項第一号に規定する構造であるものによって区画され、かつ、壁及び天井の室内に面する部分の仕上げを準不燃材料でしたもの
(四) 床面積が 100m2以下 で、壁及び天井の室内に面する部分の仕上げを不燃材料でし、かつ、その下地を不燃材料で造ったもの
室の用途により適用される告示が異なります。非居室であれば(1)(2)、居室であれば(3)(4)
が適用されますが、(2)(4)については文面の中に扉のことが記載されていません。しかし、
建物の部屋に扉が無い部屋はありませんので、この文面だけでは扉や防煙垂壁がどのような
ものであれば良いのかがわかりません。
近年、企業コンプライアンスが問題になり、当然のことながら、建築施工段階では建築物に関する法令を間違えないようにしなければなりません。
この告示1436号ハ(2)と(4)を
「紛らわしいことはきちんとまとめよッ」 ということで、改善提案のシートにまとめてみました。

シェルパ社では、
・間違いを事前に防ぐ
・Q、C、D、S、Eの改善を水平展開して共有する。
という目的で改善提案シートを作成しています。


以下が告示ハ(2)(4)の違いをまとめたシートの内容です。

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このように、わかりにくい告示1436号も関係する他の項目を含め、一枚のシートでまとめれば、
内装の仕様、建具の有無、仕様が一目でわかり、施工段階での間違いをなくすことが出来ます。
T.F