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2018年11月30日金曜日

Windows10 簡単な動画キャプチャの撮り方

前回は画面キャプチャの簡単な撮り方を紹介しましたが、
BIMモデルを閲覧する際、静止画だけでなくBIMモデルを動かしている様子を動画に撮って
コミュニケーションツールとして利用したい場面もあるかと思います。

ArchiCADやRevitではカメラを置いて動画を作成する方法がありますが、
もっと簡易的に動画を撮りたいときに便利なツールを紹介します。



使うのはWindows10に備わっている機能で、主にPCゲーム用に作られたもののようです。
使い方は前回同様とても簡単です♪

ArchiCADやRevitを開いている状態で、Windowsキー+Gを押すと、

画像元:http://www.sharots.com/sozai/keyboard.html

こんなポップアップがでてきます。


これにチェックをいれると、録画用のツールバーがでてくるので、


あとは録画ボタンを押せば録画開始、停止ボタンを押せば録画が止まり動画が保存されます。

ちなみに、カメラマークをクリックすると、画面キャプチャも撮れます。


保存される形式はwmvファイルで、初期設定ではユーザーのビデオフォルダの中にキャプチャというフォルダが作成され、動画や画面キャプチャが置かれます。



他のソフトを使わずに手軽に利用できるので、試してみてくださいね♪


R.O

2018年11月29日木曜日

Windows10 簡単な画面キャプチャの撮り方

BIMモデルを3Dビューで確認しているとき、気になる箇所の画面キャプチャを撮って
コミュニケーションツールとして利用することはよくあるかと思います。

以前WindowsでSnappingToolという画面キャプチャを撮るツールについて紹介しましたが、
実はWindows10ではウィンドウの範囲を指定してクリップボードに保存する機能が元々備わっています。

使い方はとても簡単♪

キーボードのShift+Windows+Sを押すと

画像元:http://www.sharots.com/sozai/keyboard.html


画面全体が白くなるので、



このまま切り取りたい範囲を矩形選択すると、


もうこれでクリップボードにコピーされました!


あとは、ペイントツールやパワーポイント等に貼り付けて保存すれば、簡単に画像を保存できます。

モデルのキャプチャを撮りたいときなどにとても便利なので使ってみて下さいね♪


R.O

2018年11月28日水曜日

ArchiCAD22 数式作成のポイント③

前回は、数式で計算された結果を確認する方法について紹介しました。
最終回の今回は「順番」についてです。

数式の設定をみてみると、「順番」という項目があります。

初めて見たとき、「いったいこれは何の順番なんだろう」と思いましたが、実は数式を活用する上で重要な機能でした。

では実際にどのように利用するのか、第1回で作成した「壁にある窓の幅の合計」パラメーターを例に紹介したいと思います。


もしこのパラメーターが床にも割り当てられていた場合、前回紹介した「評価」ボタンを押して確認すると、このように表示されます。


ここで数式が無効な場合でも「0mm」と表示させたいときに、この「順番」が役立ちます。

まずは「窓総幅」パラメーターに新たに数式を追加します。
数式エディタで数値の「0」を入力し、



単位を「長さ」から「mm」を選択します。
単位をつけないと、データタイプが「長さ」にならないのでお気を付けください。



数式が作成できると、2つの数式が並んで表示されています。
床の結果をみてみると「窓総幅」のパラメーターが無効なので「0mm」になりました!



ここで順番を変えてしまうと、先に「0mm」の数式が適用されるので床以外もすべて「0mm」になってしまいます。



このように数式が無効だった場合に、指定した順序で数式を適用できるのが「順番」の機能になります。

この機能によってより柔軟にパラメーターを作成できそうですね♪


さて全3回にわたり、数式を利用してパラメーターを作成する際のポイントを紹介しました。数式によってより一層BIMの”I”の部分が強化されましたね。
またArchiCADのリファレンスにも、関数の説明や数式の作成例が載っているので、つまずいたときはチェックしてみてください。


R.O

2018年11月27日火曜日

ArchiCAD22 数式作成のポイント②

前回はArchiCAD22の新機能、数式を用いた要素プロパティをうまく作成するポイントの1つめ「データタイプ」について紹介しました。
2回目の今回は、ポイント②「結果の確認」です。

もし、壁のパラメーターを用いて数式を作成したプロパティが床に割り当たっている場合、床は壁のパラメーターを持っていないので、結果が正しく表示されません。



そんな時、パラメーターを割り当てた要素に正しく表示されているか確認する必要がありますが、この確認方法がいくつかあります。

今回は簡単に確認できる2つの方法を紹介いたします。

〇確認方法①
作成した数式の結果を、数式の設定画面の「評価」で確認することができます。
使い方は簡単で、設定画面を開く前に確認したい要素を選択しておき、
確認したいパラメーターを選んで「評価」ボタンを押すと、結果の一覧が表示されます。


〇確認方法②
今度は要素プロパティの設定画面を閉じている時の確認方法です。
まず確認したい要素を選んで情報ボックスから要素プロパティを表示させます。
作成したプロパティを見ると、<数式>と表示されているので、


右側の電卓マークをクリックすると結果が表示されます。



ここで注意なのが、現状ではCtrl+Tで設定を開いた場合、要素プロパティの値は表示できません。(電卓マークがでてきません。)


数式作成時には結果を確認して、正しくプロパティが作成できているかチェックすることが大切です。

次回は、「順番」について紹介します。


R.O



2018年11月26日月曜日

ArchiCAD22 数式作成のポイント①

ArchiCAD22では、要素プロパティに数式を組み込んで、パラメーターの値を利用して計算したり、文字列を組み合わせて表示したりすることができるようになりました。

数式内に組み込める関数の種類も豊富に揃っています。


また、データタイプも以下のように新たに追加されました。



とても便利な機能ですが、初めて利用するときにいくつかつまずいたポイントがあったので、数式をうまく作成するためのポイントを全3回に渡ってシェアしたいと思います。

今回はポイント①「データタイプ」についてシェアします。

数式を作成する上で重要なのがデータタイプですが、
このデータタイプをきちんと設定できないと、数式を作成することができません。



試しに、壁にある窓の幅の合計を要素プロパティで表示してみます。

要素プロパティを新規作成して、「追加」を選択すると数式エディタが開くので、パラメーターから「窓総数」を選択します。



すると、こんなエラーが出てしまいました。

よくみると、設定されているデータタイプは「文字列」になっています。
一方パラメーターのデータタイプは「長さ」になっているため、エラーになってしまいました。

この場合、データタイプを「長さ」に変更すれば、エラーはなくなります。



各パラメーターがなんのデータタイプかは、先程設定したパラメーター一覧開き、パラメーターの左隣のアイコンを見れば確認できます。

面積と体積以外はGDLでおなじみのアイコンですね。

また関数を利用する際は、引数や結果がなんのデータタイプか把握するのが大切です。
関数選択時にマウスを載せたままにしておくと、説明がでてきます。

この説明に、引数のデータタイプや関数の計算結果のデータタイプが何かが書かれているので、チェックしてから利用しましょう。


データタイプがなにかを念頭に置いていれば、きちんと数式を作成することができるので、数式作成時には参考にしてみてくださいね♪

次回は「結果の確認」について紹介いたします。


R.O

2018年11月22日木曜日

最終成果物のイメージ

業務のエスキースをする時、最終成果物を想定し、そこから行う作業内容を


考えているでしょうか?

シェルパではテキストマイニングを取り入れて、色々なものを分析し、

次のプロジェクトのフロントローディングに繋げていますが、

安全パトロールの点検表をテキストマイニングをする時、

厚労省や国交省の資料から労働災害のグラフを探し、入力する項目を検討しました。

ちなみにテキストマイニングとは



最初は認識を共有するつもりで作成を始めましたが、自分自身の考えが

まとまっていないことに気付き、考えをまとめることにも役立ちました。

BIMモデル作成する時も同様だと思います。

下図はある物件の一例ですが、




BIMモデルからの成果を想定し、入力するプロパティを最初に決める必要が

ありますね!


sakamoto

2018年11月21日水曜日

ハザードマップの確認


設計図を確認時する時に、その地域のハザードマップを確認していますか?

下図は国交省のポータルサイトで全国版ですが、各地方自治体でも詳細なものを

公開していると思います。



設予定地の洪水・土砂災害・津波のリスク情報を確認し、

その対策が取られているかを確認しています。


ある物件では、洪水時の浸水深が0.53.0m未満となっていましたが、

災害時の備蓄倉庫が1階に計画されていました。

設計時は0.5~1.0m未満だったようですが、その後にハザードマップが

更新されていたようです。

結論はまだ出ていませんが、上階に移動するか検討をしています。


sakamoto

2018年11月20日火曜日

作業車の鍵を管理

どうやったら、簡単に効率よく管理できるかの一例です。

提案する方法は

『カウンターで見える可』です。



カウンター(事務所出入口)に鍵を配置することで、

職人さんが取りに来やすく(靴を脱がなくていい)

また、番号を付けたフックにかかっていないと

誰かが使用中とすぐにわかるようにしています。


管理帳票

また合わせて管理帳票でどの作業車は、どの業者が使用しているなど

わかりますし、一週間単位にしていることで、使用頻度の低い作業車がわかります。

管理状況

 使用頻度の低い作業車は配置換えや返却して

効率化、コストカットにつながります。


管理方法としては、前日などの打合せ時に事前予約を確認して記入するだけです。

アナログ管理ではありますが、私の中では効率的でした。ご参考までに


BY H,K

2018年11月19日月曜日

食べ物の名前がついた建築に関わるもの


秋が過ぎましたが、食欲がとまらない今日この頃です。
やはり、秋といえば、食べ物ということで、
 食べ物の名前がついた建築用語の紹介です。

あんこ・・・ 

コンクリート造の建物でサッシなど複雑な欠き込みを作る場合に、
コンクリートが入り込まないように箱抜きなど欠き込みする型枠のこと



羊羹・・・

杭頭にある直方体(四角)のもの 杭を吊るときににワイヤーを引掛けるためにある。
また レンガなど定尺ものもそう言われている。



キャラメル・・・

鉄筋を基礎 から、被り厚さを確保するために隙間にいれる、
3センチ程度の小さな立方体のコンクリートスペーサーをキャラメルと呼ばれている。


シャコ・・・

 吊えりワイヤーを繋ぐための金物。
シャックルが正式名だけど、シャコと言うことがあります。
 ワイヤーは縛ることができないので玉掛けする時に、
シャコで吊り荷と繋ぐ。大きさは色々あり、U型部分に捻子で固定する。


話の小ネタに使えそうですね。

BY H,K
 

 

2018年11月16日金曜日

Excel 共有化できる

最近エクセルデータが共有化できることを知りました。

勝手な思い込みでエクセルデータは共有できないと思っていましたが

なんと できるんです。

条件として、一つのデータを共有として閲覧できる状況にする。
(共有サーバにデータを保存する)


共有化の作業は簡単


[校閲] - [ブックの共有] 





[編集]- [複数の・・・許可する]にチェック


最後に確認として 
タイトルに [共有]と示されていたら完了です。


 これまでは、他の人が入力を終わることを確認して、一つのデータを
リレー形式で入力していまたが
これで複数の人が同時に作業ができるため、作業効率がアップしますね。 

BY H,K

2018年11月15日木曜日

足場つなぎは残すもの!?


工事を行うときは作業する足場を安全に固定するため、

本設の建物から仮設足場を支持するものです

壁ツナギ状態


ひと昔前では、工事完了後に壁ツナギ箇所は適切に処理を行い、

見栄え的に目立たないよう取り外してしまうことが一般的でしたが、

昨今は、メンテナンスなどの目的で再度足場組みを行うために、

足場ツナギを残して置くケースが増えてきました。

仮設足場から外した状態
壁ツナギ金具
上記 写真金具だけが残るようになります。 

 遠くから見ると、さほど見た目には影響はありません。

もし 再度足場をかける計画があった場合は検討価値がありますね。



BY 、H,K

2018年11月14日水曜日

部材総数の検索

シェルパではBIMモデルを作成する前に歩掛表を作成しています。

歩掛表には、部材ごとに最新の単位時間が管理されています。

例えば、大梁を1つ設定する時間が1.7分で33種類だとすると

大梁の材料を作成する時間が56.1分になり、大梁1つを配置する時間が

0.5分で562か所だとすると281分になります。

この積み上げで完成する想定時間を出すのですが、それには各部材の

種類と総数を調べる必要があります。

下図はBluebeamのテキスト検索で大梁の総数を検索したものです。


562個を検索しましたが、念のために他の方法でも検索してみます。

ARCHICADでDWGを読み込んで検索と条件でも調べてみました。


もし、レイヤが分かれていれば、レイヤで検索も可能ですね。

AutoCADの文字検索でも可能ですが、他のソフトでも検索できる機能が

あると思います。

総数を確認する時に便利ですね!


sakamoto

2018年11月13日火曜日

アースアンカー

アースアンカー 
日本語に訳すと『地球の錨』 ってカッコイイ響きなので紹介します。 

まず計画するときコツ
①のレベルと、②のレベルで掘削します。 
 ※TIPS ①は泥水がでるため掘り下げをしています。

②は掘削機の作業レベルで計画します。

 概要:
掘削した穴にテンドン(腱)といわれるPC鋼を取り付けその先を安定した地盤や岩盤などにグラウトで固定させる方法です。

掘削部には支保工がないため、作業効率が上げる山留工法です。


H,K