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2022年3月31日木曜日

Revit_DynamoでExcelを使い通り芯を作成する 2-1

DynamoでExcelを使い通り芯を作成する方法(第二回)についてです。
下図が全体像です。





流れとしては、

①Excelから通り芯の間隔の値を抽出
②通り芯のX,Y座標値を生成
③通り芯の終点を生成
⑤線を延長
④通り芯を作成

となっています。

今回は②までをご説明したいと思います。



《手順》

①以前のようにData.ImportExcelを使いExcelから値を抽出します。
下図のようにノードを配置してください。





②Excelを作成し下図のように入力します。
(一段目:3000,4000,5000,6000 二段目:5000,6000,7000,8000 シート名はSheet1とする)





③参照を設定し実行します。
Listを確認すると、0List 1Listで分かれているのが分かります。
行を分けることでListを分けることができます。





④X座標とY座標を分けて取り出すために、下図のように配置します。

計算結果より、
縦方向の通り芯のX座標は、0・3000・7000・12000・18000
横方向の通り芯のY座標は、0・5000・11000・18000・26000
ということが分かりました。





この後は、上記の値を使い通り芯の終点を生成していきます。
詳しくは次回の記事にて、ご説明いたします。










R.Y

2022年3月30日水曜日

Revit_グループでDynamoの処理を見やすくする

Dynamoのグラフが長くなると、処理の内容が分かりにくなってしまいます。
そういった時はグループ化し、分かりやすいようにすると良いです。

「グループ化をする前」





「グループ化をした後」





《手順》
①グループ化したいものを範囲選択。





②選択したままで右クリックをし、グループを作成をクリックしましょう。





③グループが作成されます。





作成後はタイトルを変えたり、







を変えたりすると良いです。














R.Y

2022年3月29日火曜日

Revit_DynamoでExcelを使い通り芯を作成する 1-2

DynamoでExcelを使い通り芯を作成するの続きです。

下図が全体像です。





流れは、

①Excelから通り芯の間隔の値を抽出
②通り芯のY座標値を生成
③通り芯の終点を生成
④通り芯を作成

です。



今回は②~④をご説明したいと思います。



《手順》
①通り芯のY座標生成には、List.TakeItems(リストから一定項目を取得)を使用します。

通り芯のY座標は
通り芯1:0…取得しない
通り芯2:3000…前から1個取得
通り芯3:3000+4000…前から2個取得
通り芯4:3000+4000+5000…前から3個取得
通り芯5:3000+4000+5000+6000…前から4個取得
となります。

このような操作をするには下図のように設定します。





②値を合計するにはMath.Sumを使用します。





③通り芯の始点は(0,Math.Sumの値)とします。
終点は始点をGeometry.Translateでずらし作成しましょう。
ずらす長さはList.MaximumItemMath.Sumの値の最大値を取得します。





④始点終点→Line.ByStartPointEndPoint→Grid.ByLineの順に接続しましょう。





実行すると通り芯が作成されます。













R.Y

2022年3月28日月曜日

Revit_DynamoでExcelを使い通り芯を作成する 1-1

DynamoでExcelを使い通り芯を作成する方法についてです。

下図が全体像です。





流れとしては、

①Excelから通り芯の間隔の値を抽出
②通り芯のY座標値を生成
③通り芯の終点を生成
④通り芯を作成

となっています。



今回は、①Excelから通り芯の間隔の値を抽出をご説明したいと思います。



《手順》

①Excelから値を抽出するには、Data.ImportExcelを使用します。
必要な入力はfilesheetNameです。





②下図のようなExcelを作成し、デスクトップなどに保存してください。
(四つの数値を入力、シート名はSheet1とする)





③File Pathの参照をクリックし、先ほど作成したExcelのファイルを選択します。





④実行しListを見てみると、先ほど入力した値が抽出されています。





今回は内容はここまでとなります。
Excelの入力を変えることでListが変わるので、試してみて下さい。












R.Y

2022年3月25日金曜日

屋外照明基礎のPCa工法を計画

外構工事で屋外照明基礎躯体工事がありました。
構内で80か所程の屋外照明用の基礎があり、
鉄筋・型枠工事の在来工法からPCa工法へを計画を検討しました。
協力業者さんと打合せ、設計確認をして屋外照明基礎は
PCa工法で進めることになりました。


基礎の埋込み電気配管方向等により、
基礎を3タイプに分類できたことで
設計・設備・現場ともにわかりやすく検討、計画を
進めることができたと思いました。
屋外照明基礎のPCa工法により、現場労務の削減、
工程短縮等
ができたと思います。

T.N


2022年3月24日木曜日

外壁角波下端位置の変更提案

1階部分がRC造、2階部分が鉄骨造の倉庫です。
当初の計画では外壁角波仕上げが2階RC梁前面に仕上げがあり、
梁側外壁下地の施工に少し手間がかかりそう…
と思いました。
そこで外壁角波下端位置を2FL付近まで上げることが可能か、
設計打合せ、確認をしてみました。


設計打合せ、確認を進めるなかで特に外壁角波下端位置を
2FL付近まで上げることは、問題ないことがわかりました。


2階RC梁の梁側が見掛かりになりましたが、
・RC梁前面の外壁仕上げ材、下地材
・少し手間がかかりそうな下地施工
を外壁角波下端位置打合せ確認で取止めることができました。
ちょっと気付いた点でしたが変更提案、確認をして
良かったな、、、と思いました。
T.N

2022年3月23日水曜日

雨水排水側溝R部分の試験施工

外構工事で道路のR部分に合わせて雨水排水側溝側溝を
施工する部分がありました。
側溝は可変側溝で製品長さが
・L=1000㎜
・L=2000㎜

の製品があり、R部分の製品割付を計画しました。
製品突付け部を全部斜めカットするとすごいコストアップ…
でもそのままでは隙間処理はどうしよう…
実際の隙間施工はどんな方法が良いだろうか…



雨水排水側溝R部分の施工に先立って
試験施工を実施することになりました。



試験施工で製品突付け部の隙間補強材料や
施工方法について設計確認することができました。

本施工前にR部分側溝の試験施工で問題点を確認できたことや
設計、現場ともに合意できたことが良かったと思います。
同じパターンがたくさんある場合には、試験施工や
モックアップ確認等も良い確認案と思いました。
T.N

2022年3月22日火曜日

溶融亜鉛めっきの種別と材料厚さ

外部ピット蓋(仕上:溶融亜鉛めっき HDZ55)の金属工事で、
当初はチェッカープレート厚さが t=4.5で計画されていました。
製作業者さんと打合せを進めていると、厚さt=4.5 では
めっき後のねじれ、反り直しが大変、、、と教えてもらいました。
製作図作成、設計確認段階でチェッカープレート厚さを
t=4.5からt=6.0 へ変更確認をして外部ピット蓋の
製作、施工をしました。

溶融亜鉛めっきの種別と材料厚さについて
仕様書を調べてみました。
公共建築工事標準仕様書(鉄骨工事)では
上記で変更確認したとおりHDZ55の場合は板厚 6mm以上
記されていました。
建築工事標準仕様書 JASS6(鉄骨工事) では
材料厚さの記載がありませんでしたが
鉄骨工事技術指針・工場製作編(日本建築学会)では
HDZ55のめっき要求されるものは、素材厚さ 6 mm以上が望ましい”
とありました。

溶融亜鉛めっき種別と材料厚さの関係を覚えておき
今後の提案や打合せ、確認内容に役立てたいと思います。

T.N

2022年3月18日金曜日

Revit 構造フレームのyz位置合わせの注意

今回はRevit構造フレームのyz位置合わせの注意についてご紹介します!

構造フレームのインスタンスパラメータで「yz位置合わせ」を「個別」から
同一」に戻す時は注意が必要です。

例えば、、、
「yz位置合わせ:個別」
「始端zオフセット値:-100」
「終端zオフセット:-150」
に設定している梁を「yz位置合わせ:同一」に変更すると
終端zオフセット:-150」の数値が裏側に残ったままになります。


残ったままだと「終端zオフセット値」を使用しているフィルタ規則
タグ内の計算式に影響してしまいます。
始端zオフセット値」は「zオフセット値」と同じ数値になるので影響はありません。

「yz位置合わせ」を「個別」から「同一」に戻す時は、
「終端zオフセット値」を「0」にしてから「同一」に変更しましょう!

是非ご活用ください!


NF

2022年3月17日木曜日

Revit リンクモデルを部屋境界とする

今回はRevitリンクモデルを部屋境界とする方法をご紹介します!

Revitリンク外壁などのモデルをリンクした場合、デフォルトでは部屋境界として
設定されていないので部屋が配置できない箇所が出てきます。


設定する方法はリンクモデルを選択し、「タイプ編集」から「部屋境界」にチェックを入れるだけです!

チェックを入れることでリンクモデルも部屋境界として認識されるので部屋が配置できます!


この設定があれば大規模物件などで意匠と構造を別モデルにする時や
マンションなどで部屋のプランを別モデルにする時などに役立ちそうですね!

是非ご活用ください!


NF

2022年3月16日水曜日

Revit 標準機能でタグが配置されていない要素を探す

今回はRevit標準機能でタグが配置されていない要素を探す方法をご紹介します!
ポイントは「一時的に非表示/選択表示」とタグから「ホストを選択」です!

例として下図の中からタグが配置されていない梁を探します。

まずは梁タグをどれか一つずつ選択し、ビューコントロールバーから
一時的に非表示/選択表示」→「カテゴリを選択表示」をクリックします。


実行すると梁と梁タグのみ表示されます。

続いて、梁タグを一つ選択して右クリックから「すべてのインスタンスを選択」→
ビューに表示」をクリックして梁タグをすべて選択します。

梁タグがすべて選択されている状態で「修正|構造フレームタグ」→「ホストを選択」をクリックします。

するとタグのホストである梁が選択されます。

最後にビューコントロールバーから「一時的に非表示/選択表示」→「要素を非表示」をクリックします。

するとタグが配置されていない梁のみが表示されました!

このまま「注釈」→「タグすべて」でタグを配置してもいいですね!

今回は標準機能に絞ってご紹介したので初めにカテゴリを選択表示しましたが、
FilterMoreなど選択するアドインを使用すればファミリやタイプまで絞り込んで探せます

是非ご活用ください!


NF

2022年3月15日火曜日

Revit キャッシュファイルの削除

今回はRevitキャッシュファイルを削除する方法をご紹介します!

BIM360などクラウドの中央モデルを開くとキャッシュファイルジャーナルファイルが自動的に作成されます。
これらのファイルを削除することでCドライブの容量を大幅に削減できる場合があります。
削除後、初めて開くプロジェクトファイルはキャッシュファイルを削除したことにより
多少開く時間が掛かりますが、次回以降は短時間で開けます

【保存されているフォルダパス】
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Autodesk\Revit\Autodesk Revit ****
 →****はRevitのバージョン

AppDataフォルダ隠しフォルダなので表示してからフォルダまでアクセスしましょう!


Cドライブが圧迫してきたなと感じたり、プロジェクトが完了した時など定期的に行うといいかもしれませんね!

是非お試しください!


NF

2022年3月14日月曜日

Revit 複数ファミリタイプのパラメータを一括で統一する

今回はRevitファミリで複数タイプのパラメータを一括で統一するをご紹介します!


方法は簡単でどれか一つのタイプでパラメータの式に統一したい値を一度入力して削除するだけです!

インスタンスパラメータの規定値などに変更が出た場合などに便利です!
他にも文字パラメータで空白にしたい場合は""(ダブルクォーテーション2つ)を
同じ手順で式に入力すると空白にできます!


是非ご活用ください!


NF

2022年3月11日金曜日

Revit 集計表 見出し固定とストライプ表記

Revit2021から集計表の見出し固定ストライプ表記が追加されました。

見出し固定

見出しやタイトルを固定することで、スクロールしても常に表示されたままになります。


ストライプ表記

集計表の行を見やすくするために、行に色を付けてストライプ表示することができるようになりました。

①外観の編集を開く ②ストライプにチェックを入れる ③色を選択



集計表が簡単な操作で見やすくなるので、モデルチェックがしやすくなります。


TT