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2017年1月20日金曜日

ArchiCAD 鉄筋モデル作図 パイプツールと自由部材のデータ比較

 皆さんもArchiCADで配筋モデルを作成したことが有るかと思います。
鉄筋の断面が円であるため、モデルが出来上がったころには、ポリゴン数
が増えてしまい、作図画面での動きが遅くなってしまうことも度々あります。
(2013年8月9日掲載 ArchiCAD ポリゴン数は控えめに!参照)
では、どのツールで作図をするのがデータ容量として良いのだろうかと思い
ArchiCADで普通に使用できるツールで作成したときのデータのポリゴン数
とデータ容量の比較をしてみました。


比較したのは、下記の3つのパターンです。
①パイプツールのみで作図
②自由部材のみで作図
③梁・柱ツール+自由部材(曲がり部)

鉄筋の形状は、L型に曲げた鉄筋を500本コピーを作成。


結果は。。。。

①パイプツールのみで作図

   ポリゴン数 :111,000
   データ容量: 6.96 MB

②自由部材のみで作図

   ポリゴン数:111,000
   データ容量:7.42 MB

③梁・柱ツール+自由部材(曲がり部)

   ポリゴン数:87,000
   データ容量:7.01 MB

ポリゴン数が一番少ないのは、③梁・柱ツール+自由部材でした。
意外だったのは、パイプツールで作成したものは1つのオブジェクト、自由部材で作成した
ものは、3つのオブジェクトで構成されていますが、ポリゴン数は変わらなかったということです。

データ容量が一番少ないのは、①パイプツールのみでした。

いずれも大きくは変わらないようです。
作図方法は、自分が扱いやすいツールでよさそうですね。
鉄筋モデルは、鉄筋径によってフックの半径や曲げ長さ、定着長も変わります。
効率よく作図ができる材料倉庫を作って置くことがのでお勧めします。

                                                   T.F     

2017年1月19日木曜日

ArchiCAD 作業車の通行可能確認

鉄骨の接合作業を作業車で行う際、作業車が梁下を通行する事ができるかを簡易的に

確認する手法です!

※地下1階(1FL)の0節の鉄骨を建て方する時を想定しています。(イメージして下さい。。。)


以前掲載した「ArchiCAD 干渉の簡易見える化」を応用してみました。
http://sherpa-net.blogspot.jp/2016/07/archicad_15.html


POINT
 作業車通行要素の表面の色と切断面の色を設定し、要素の優先度により減算でできるように設定する事で
 干渉部分が確認でき、作業車の種類の選定、作業床のレベル検討、通行エリア検討などができる。

 作業車通行要素」用のビルデングマテリアルを用意
  ⇒交差の優先度を低く、材質は認識しやすい色に!






スラブツールなどで作業車の高さを設定し、作業床上に作業車通行要素を配置
 ⇒スラブの設定でビルデングマテリアルを①で作成した「有効スペース」にし、材質の上書きを「ゾーン-02とする。





Dで状況確認[F5]





更に「作業車通行要素」を選択して、[F5]「作業車通行要素」のみの表示とする。
 ⇒通行できない箇所が赤い表示で確認できる。



この手法は様々な干渉チェック的なシミュレーションができそうですね!

A.M

   

2017年1月18日水曜日

ArchiCAD20 Grasshopper Live Connection Part.2

前回は、ArchiCAD20のGrasshopper Live Connection

[Settings]コンポーネントについて紹介しました。


“ArchiCAD20 Grasshopper Live Connection Part.1”
http://sherpa-net.blogspot.jp/2017/01/archicad20-grasshopper-live-connection.html

今回は、ArchiCAD20の新機能である[要素プロパティ]への情報を

Grasshopperで入力してみたいとおもいます!!



新コンポーネント[Property Settings]

各要素の[Settings]コンポーネントに追加された項目の一番下に、

[Property Settings]が追加されました。

これが、ArchiCAD20の「要素プロパティ」のことです!!





この[Property Settings]に、下図のように[Property Settings]コンポーネントを接続して

情報を入力します。




では、実際に要素プロパティを入力してみましょう!!



要素プロパティ入力

まず始めに、ArchiCADで予め用意した要素プロパティを、インポートします。



[Property Settings]コンポーネントを右クリックして、

[Select ARCHICAD Properties]を選択すると、、、、





このような画面が出てきます!ここから、入力したいプロパティを選択します。





今回は、梁に情報を追加するので、[Element Classification](要素分類)は[梁]を選び、

下図のように、追加したいプロパティにチェックを入れて[Select]をクリックすると、、、




はい!このように選んだプロパティが追加されています!!






プロパティが入力される前の設定画面は、



このようになっていますが、ここでプロパティを入力します。











すると、、、








ちゃんと反映されています!!!



要素プロパティのデータタイプによって、

[Property Settings]に入力できる値も変わってくるので、

いろいろ試してみてください!



ちなみに、要素プロパティデータタイプについてはこちらをご覧ください!

ArchiCAD20の新機能 「要素プロパティ」~Part2~



おわりに

いかがでしたか?

近年どんどん増えているパラメトリックデザインですが、

Live Connectionの機能追加によって、

カタチだけでなく情報も扱いやすくなったので、

ぜひ試してみてくださいね♪


R.O

   

2017年1月17日火曜日

ArchiCAD20 Grasshopper Live Connection Part.1


今回は、ArchiCAD20で追加されたGrasshopper Live Connection

新機能を紹介します!!


ArchiCAD20で、BIMの”I”の部分が強化されましたが、

Grasshopper Live Connectionでも、情報を入力する機能が強化されました!!



それでは、どこが強化されたか具体的に見て行きましょう!



[Settings]コンポーネントの項目追加

まずは、各要素の[設定]のコンポーネントをみてみましょう。


ArchiCAD19のLive Connectionの「梁」コンポーネントと比較してみると、、、




項目が追加されています!!

追加されているのは、ArchiCADの各要素の設定画面の[カテゴリとプロパティ]の部分ですね!

ID              → ID
Structural Function  → 構造機能
Position         → 位置
Renovation Status  → リノベーションステータス
Property Setting   → 要素プロパティ



それでは、実際に情報を入力してみましょう!


情報の入力

まずは、Grasshopperで梁を作成します。






そしてLiveConnectionでつなぐと、、、




はい、このように梁が生成されました!




では、ここでIDなどの情報を追加してみましょう!



上図では[ID、構造機能、位置、リノベーションステータス]に入力しました。

[要素プロパティ]については、次回紹介いたします。


それでは、結果を見てみましょう!!






はい!!ちゃんと反映されています!!



ちなみに、構造機能、位置、リノベーションステータスは、

下図のように選択肢を数字で入力します。





おわりに

いかがでしたでしょうか?

ArchiCAD19では、IDを入力できなかったので、

これで活用の幅が広がりそうですね!



次回は、「要素プロパティ」を入力してみたいと思います!!

R.O

   

2017年1月16日月曜日

ArchiCAD 自由部材を使って表現2

2016年12月1日に掲載した「ArchiCAD 自由部材を使って表現」
http://sherpa-net.blogspot.jp/2016/12/archicad.html
では、抽象的な表現を効率よく作成することを紹介しました。
この自由部材は実はとても便利だと私は思っています。


鉄筋や樋などのモデル作成には応用が利きます。(既に皆さんも使っていると思いますが・・)
鉄筋の配筋検討モデルは、予めパイプツールで材料倉庫を作成してあれば、そこからコピーして使うのが早いですよね。



が、たまに材料倉庫にない形状を作らなければならない場合が有ると、パイプツールは
意外と編集(途中で切断したり、新たにエルボをつけて伸ばしたり・・・)に手間取ってしまう
場面って良く有りますよね。

 そんなときは、自由部材の「エルボ」と「円柱」を組み合わせて作ったほうが効率が良い場合が
あります。「エルボ」と「円柱」などの自由部材は、オブジェクトですが、「回転」が自由に出来て
パース表示や断面図表示上で伸縮や回転が出来ます。小口も芯に対して直角に切れているので見た目にもGood。
「円柱」という名前が付いていますが、90度傾けて水平方向にも配置が可能です。

パース画面で長さを変えたり・・・


断面図で垂直な円柱を寝かしたり・・・

 断面図でエルボの曲がり角度を変えたり・・・
左から右のモデルに簡単に変形が可能です。
樋の転がし配管など、勾配が付いている配管を表現するのにも使えますよ。 
                                                       T.F    

2017年1月13日金曜日

ArchiCAD 人物モデルの大きさ

諸室のモデルを作成して、空間の大きさの把握や雰囲気を分かりやすく
するために人物を置くことがあります。人物もなるべく実情にあった大きさで
入れたいものです。

まず、最近は日本人の身長も伸びてきているのですが、平均身長はどれくらいなのか
調べてみました。
厚生労働省の平成26年国民健康・栄養調査報告の身体状況調査の結果によると
下記の表の数値でした。(資料を加工しています。)


労働者としての年齢を考慮して、26歳~59歳の平均を出したところ、
男性が171.0cm、女性が157.6cmです。

では、ArchiCADに用意されている人物の身長どれくらいでしょうか。
デフォルトで男性:178cm、女性176cmです。
日本人の体格を考えると一回り以上大きいですね。
(何気に女性が大きいですね。)
靴の高さを考慮して、男性+3cm、女性+3.9cmとすると
平均身長から出した、日本人の人物の大きさは、
男性:174cm、女性162.5cmくらいが適当ではないでしょうか。
ArchiCADの人物は、身長も変えてるので心配はありません。


デフォルトでは、身長が一回り以上大きい。


グローバル化が進み、日本で生活する諸外国の方も多くなるかと思いますが、
建物用途によっては、実際に使用する人物の大きさを把握した方が良いですね。

                                                   T.F    

2017年1月12日木曜日

ArchiCAD20 タブ切り替えの小技

今回は、ArchiCAD20から変わった、タブの切り替え時の小技をご紹介いたします。


はじめに

以前当ブログで、タブ切り替えの仕様が変更になったことを紹介させて頂きました。

″ARCHICAD20の新機能③ 「ウィンドウ切り替え時の仕様変更」″
http://sherpa-net.blogspot.jp/2016/10/archicad20_12.html

ここでは、3Dビューから平面図に切り替える際に、
タブを右クリックして、[すべてを現在のものに合わせる]または、
[最後の設定を取得]を選択して、タブのビュー設定を置換していました。

しかし、この右クリックからの設定が、
何度もタブを切り替えて作業をするときに少々面倒。。。

そこで今回は、ショートカットキーを用いて、一発ビュー設定を置換する
方法をお教えしたいと思います!!

ショートカットキーの割り当て

まずはじめに、メニューバーから[オプション]-[作業環境 - キーボードショートカット]
の設定画面を開きます。




次に、[リスト:]のドロップダウンリストから、[テーマ別の全てのコマンド]-[09 ウィンドウ]
を選択します。





[09 ウィンドウ]の下の方に、[現在の設定で平面図]があるので、これを選択します。
このコマンドで、現在のビュー設定の状態で平面図に切り替えられます!


ちなみに、この[現在の設定で平面図]とその下の[現在の設定で3Dウィンドウ]は、
ArchiCAD20から新たに加わったコマンドですが、
初期設定ではツールバーやパレットには備わっていないようです。。


最後に、ショートカットキーを割り当てたら完了です。
ご自身のショートカットキー環境に合わせて割り当ててみて下さいね!

今回は[F4]キーに割り当てています。



割り当て後

それでは、実際に割り当てたショートカットキーを試してみましょう!

平面図がこのような状態で、


3Dウィンドウに切り替えると、、



ここで梁のレイヤーをオフにすると、、、




そして先ほど設定した[F4]を押すと、、、、



はい!!しっかり3Dビューのビュー設定が引き継がれています!!!


おわりに

いかがでしたか?

ArchiCAD20でタブごとにビュー設定が管理できるようになりましたが、
19から使い続けていて、このタブの切り替えが慣れない!という方は、
ぜひこのコマンドを割り当てて使ってみてください!!


R.O