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2021年12月28日火曜日

Excel_計算が遅いと感じたら

 たまにExcelの自動計算遅いと感じることはありませんか。

そんな時は「ファイル」をクリックし、「オプション」をクリックして














オプションを開き、






左項目の「詳細設定」の「表示」の中に

「ハードウェア グラフィックアクセラレータを無効にする」

にチェックを入れてます。

これで処理速度が上がります。


なぜならExcelの初期設定では、処理をGPUで行っており、

画像や表などを使うときは必要ですが、

書類や計算の時には計算が得意なCPUで処理させて処理速度を上げましょう。

Y.I



2021年12月27日月曜日

Excelのエラーチェック表示の消し方

 エクセルで入力を行っていると下表のように

セルのエラーチェック表示がされる時がありませんか。








このまま印刷する場合は問題ありませんが

この表を切り取って、パワーポイント等に貼り付けると

緑の三角が残ってしまい、見栄えが悪いですよね。

そんな時は、「ファイル」をクリックして「オプション」をクリックします。













オプションを開き




左項目の「数式」をクリックし、

「エラーチェック」内の「バックグラウンドでエラーチェックを行う」の

チェックを外し、右下の「OK」をクリックすれば







このようにエラーチェック表示が消せます。

Y.I

2021年12月24日金曜日

Bluebeam _凡例作成時の注意点

 Bluebeam で色分図の凡例を作成する時の注意点です。

ハッチングを併用している場合、Bluebeam 内に無いパターンを使用していると

凡例に反映されないので注意が必要です。


例)黄色のみは長尺塩ビシート、黄色に斜めハッチは長尺塩ビシート 弾性ですが

  凡例には長尺塩ビシートしか出ていません。プロパティを見るとハッチングが

  認識されていません。

         



プルダウンから選択できる斜めハッチに割り当て直すと凡例にも表示されるように

なります。


作成後には必ず表示されているかの確認を忘れずにしましょう。

T.F

2021年12月23日木曜日

防煙区画の境界

排煙設備で機械排煙を用いている場合は、隣接した区画の境は垂れ壁は不可で間仕切り壁

としなくてはなりません。

よくよく考えてみれば、機械排煙で強制的に煙を排出する際に、自然排煙のエリアとの境が

垂れ壁だと空気が流れてしまうことが想像つきますね。

では、告示を適用して排煙設備を免除している部分と排煙設備を設けている部分は

どのようになるのだろうか???

よくあるのが湯沸室の入り口は3方枠であるが排煙は免除されている。。。

などと疑問になり、いろいろ調べてみました。

「プロのための建築法規ハンドブック 五訂版」に説明がありました。

記載の表を参考に簡単にまとめました。


基本的には要求性能が満たされた戸もしくは壁を設けなければなりませんが、

告示1436号4-二(2)と自然排煙との境は垂れ壁でも良いとなっていました。

一つ疑問が解消しました。

T.F

2021年12月22日水曜日

S造 CON止めと耐火被覆

S造の梁につけるCON止め位置ですが、建物外周は外壁材からのクリアランスを考慮、

吹き抜けなど仕上がある場合は軽量下地とボードとのクリアランスを考えて決まります。

裏方で仕上がない場合や工場・倉庫など露出部などで、耐火被覆がある場合はその厚み

以上を梁面から跳ねだして取り付けると耐火被覆の納まりが良くなります。

梁面にCON止めを合わせた状態で耐火被覆のロックウールを吹いた場合、下の図のように

耐火被覆が飛び出してしまいます。



この状態だとすぐに耐火被覆が欠け落ちてしまい、耐火性能の品質が低下してしまいます。

これを防ぐにはCON止めを耐火被覆の厚み分出してあげることです。


1時間耐火の場合は25㎜、2時間耐火の場合は45㎜以上を出してあげるとスラブの

跳ね出し部に耐火被覆の厚み分が当たるのではみ出さずに欠ける可能性がなくなります。

品質確保のためにも考慮しましょう。


T.F



2021年12月21日火曜日

梁の勾配ポイントに注意

BIMモデルを作成時の勾配の梁を入れる際の留意点です。

モデリングをする際にダイアフラムを考慮せずにモデリングをした場合、梁の勾配の

ポイントを柱面とすることが多いと思います。


しかし、実際には柱面ではなくダイアフラムの端が勾配のポイント(折れ点)になります。

スラブ勾配や梁レベルをモデルを用いて検証する場合は、最初にダイアフラムの出寸法を

決めて、勾配ポイントをダイアフラム端からとしないとせっかく検討した勾配・レベルが

変わってしまい台無しです。

ダイアフラムの出寸法は柱鉄骨の板厚によって決まる場合もあるので、まずは構造設計、

FABとの確認が必要です。


また、複数の梁レベルが取り合う場合は内ダイアとなる場合があります。

この場合は柱面がポイントになります。

特に直接梁でスラブを受ける場合は、梁の勾配如何でスラブの断面欠損も考えられる

ので十分注意しましょう。

T.F

2021年12月20日月曜日

スラブ段差部の梁レベル

S造の建物でスラブ段差を設けるときに梁を上げるか下げるか迷ったことはないでしょうか。

いろいろな制約などもあり、どちらかに絞り込むことも難しそうなので3つの項目

①デッキ受け部材

②デッキ受け部材の取付

③梁貫通可能範囲

に絞って比べてみました。

構造仕様によって多少異なるため比較的よく見受けられる形で比較をしました。

1)梁を上げた場合

①デッキ受け部材:梁のウェブにPL-9程度の部材を通しで入れる場合が多い。

 デッキを敷く際に落としこまなければならないため上フランジより50㎜以上出す

 必要がある。そのため梁幅が大きくなるとPLも大きくなってしまう

②デッキ受け部材の取付:デッキ受けをRibプレート@1000程度で受ける場合が多い。

 梁が大きくなるとプレートも大きくなり材料を多く使用することになる

③梁貫通可能範囲:段差が大きいほど梁にスラブが掛かってくるため梁貫通可能範囲は

 小さくなってしまう。


2)梁を下げた場合

デッキ受け部材:段差の高さにも依るがPL-6をL型に曲げるか不等辺アングルや溝型鋼を

 使う場合もある。比較的加工が簡易である。ただし、梁を下げたことで段差範囲が小さい

 場合は高い方のスラブを受けるためのかさ上げ材を付ける必要がある

②デッキ受け部材の取付:デッキ受けを垂直に取り付けるためアングルピースを使用する

 場合が多い。比較的加工が簡易である

③梁貫通可能範囲:梁に対してスラブが掛かることがないため梁成の1/2は梁貫通が可能

 となる。ただし、梁下端レベルも下がるので天井懐は狭くなる


比較をすると、

・天井懐が大きい場合は梁を下げたほうが良い。

・下げる範囲が小さい場合は上梁を上げたほうが良い。

と言えそうです。設備の納まりにも注意が必要です。

T.F


2021年12月17日金曜日

擁壁と塀の違いについて

 以前Revitで地盤モデルで擁壁を作成している時に、擁壁と塀の違いって何だろう?

と気になったのでご紹介します。


擁壁と聞くと、このような傾斜掛かった高いものを想像しませんか?



でも、このように境界フェンスブロックのようなものも擁壁だったりするんです!



では、どう違うかというと

:両側の土地に高低差がないもの

擁壁:土地の高低差がある場合に土が流れ出さないように押さえるもの


どう違うか簡単に図化してみました。

(緑色の物体が塀・擁壁になります。)


まずは塀の場合


続いて擁壁の場合


図で表すと分かりやすいですね!
てっきり境界として利用されているのが塀だとばかり思っていました。
擁壁は「崖などの崩壊を防ぐ」という目的があったのですね!

ちなみに、土留めという言葉もよく聞きますが、
壁状の構造物そのものを指しているものが擁壁
工事のことを指しているものが土留め     となります。


2021年6月に大阪の西成で擁壁が崩壊して、住宅が崩落した事故がありましたね。
擁壁にはらみがあったり、水抜きが詰まっていたり、ひび割れがあったら注意してくださいね。


N.SS


2021年12月16日木曜日

Revit 参照の変更

 Revitで鉄骨を入力した際、梁芯に入力されているのに

3Dビューで見ると隙間が空いてしまいます。


この隙間、「参照の変更」を使うと、埋めることができます!


梁を選択して、参照の変更をクリックして、ウェブ面を選択してあげると

このように参照点が変更されて、隙間が埋まりました。


ただし、平面図や梁面に参照点を変更した梁の線分が出てきてしまうので
使用の際は注意が必要です。


N.SS

2021年12月15日水曜日

Revit 参照面の色分け

Revitの参照面を使って作業することはありますか?

ついつい参照面をたくさん作りすぎて、ビューがごちゃごちゃしちゃうことがあるかと思います。

そんな方には色分けをして見やすくする方法をお教えします。


①参照面を選択して、[修正]-[サブカテゴリ]-<新しいサブカテゴリを作成>を選択します。

②名前を付けます。(壁芯、柱心など)

③[管理]-[オブジェクトスタイル]-[注釈オブジェクト]より、先ほどのサブカテゴリの線色・パターンを決めます。

④参照面を選択して、インスタンスプロパティのサブカテゴリに割り当てます。



④を繰り返して参照面を簡単に色分けして、見やすくすることができます。


ぜひご活用下さい!


N.SS

2021年12月14日火曜日

Revit 斜めの壁

 Revit2021の新機能で傾斜壁が簡単に入力することができるようになりました。

操作は至って簡単!

壁のインスタンスパラメータより[断面]-[斜め]をクリックして、角度を入力するだけです。

もちろん建具も傾斜壁に配置することができますよ。


Revit2020までは、斜めの面のあるマスを作成して、側面に壁を作成する方法しかありませんでした。


入力しやすくなったので、ぜひご活用下さい!

N.SS


2021年12月13日月曜日

Revit 壁タイプのビュー表示

 Revitで壁のタイプを作成する時、このように数値で壁の厚さを入力すると思います。


ただ、数値だけではいまいちイメージが付きにくい時はありませんか?


そんな時は[アセンブリを編集]の下の方にある、[プレビュー]-[断面図:タイプ属性を修正]

をクリックすると、このように断面ビューが表示されます。


また、[修正]をクリックした後にプレビュー画面の壁面を選択すると、壁を動かして壁厚を変更することができます。

視覚的に壁のフカシやボードの厚さを確認、調整することができます。

ぜひご活用下さい!

N.SS




2021年12月10日金曜日

外装作図指示図

今回は鉄骨に引き続き、外装の作図指示図についてです。

シェルパでは、外装についても設計図をもとに製作図を描いてもらうのではなく、

作図指示図を渡してから作図に入ってもらうことを基本にしています。


下図が外装割付立面図(ぼかしてあります)と呼んでいるもので、

下記の手順でBIMモデルを調整して作成しています。

1.外壁の割付

2.建具寸法の調整

3.間柱・耐風梁の調整

4.胴縁・開口補強の入力

5.鉄骨FABで取り付けるその他ピースの入力



外壁割付立面図や3Dパースで監理者に承諾してもらい、それから協力会社さんに

渡しますので、全体で見れば効率化できます。

私達の手間も設計図から作成した製作図を真っ赤になるまでチェックする時間を

前倒ししていると考えれば、それほど手間が増えるわけでもありません。

3Dで出隅入隅や異種取り合いの検討も落ち着いてできますしね!


sakamoto

2021年12月9日木曜日

鉄骨作図指示図-2

鉄骨作図指示図の第2段階と第3段階について書かさせていただきます。


下図が鉄骨指示図の第2段階(ごく一部ですが。。。)で、

デッキ受けスラブ端部アングルの指示を行います。



下図が鉄骨指示図の第3段階(こちらもごく一部ですが。。。)で、

LGSの捨てプレートなどの指示を行います。



なかなか協力会社さんが決まらない時も、鉄骨は進める必要がありますよね!

デッキ屋さんなど協力会社さんが決まったら、上記指示図を確認してもらって

要望があれば追加していきます。


明日は外装の協力会社さんと外壁廻りの鉄骨FABさんへの指示図について書いてきます。


sakamoto

2021年12月8日水曜日

鉄骨作図指示図-1

今日と明日に分けて、鉄骨作図指示図に書かさせていただきます。

シェルパでは、設計図だけをもとに鉄骨図を描いてもらうのではなく、

作図指示図を渡してから作図に入ってもらうことを基本にしています。


下図が鉄骨指示図【梁伏図】(ぼかしてあります)で、

下記の手順でBIMモデルを調整して作成しています。

1.構造図通りに鉄骨とスラブを入力

2.平面詳細図を下絵にして段差部分などの小梁と

 スラブ位置を調整

3.デッキ許容スパンや段差部分などの不足梁を入力




鉄骨指示図の第1段階として、上記をDWGに変換して鉄骨FABさんに渡しています。


私達の手間も設計図から作成した製作図を真っ赤になるまでチェックするするか、

チェックは重ね合わせだけで済ませるかの違いですので、

手間はそう変わらず、全体としては効率化できると思います!


sakamoto

2021年12月7日火曜日

目地設計

外壁パネルの目地など、目地幅はどのように決められるかご存じでしょうか?


ワーキングジョイントでは下記の4つに分類されます。

1.温度変化による部材の熱伸縮

2.地震による層間変異

3.風による部材のたわみ

4.部材の含水水分の変化による変形




ノンワーキングジョイントについてはムーブメントが小さいため目地幅の算定は必要なく、

目地の幅・深さによる許容範囲に納まるように設定します。


例えば、PCやALC、ECPなどは地震による層間変位により、目地にムーブメントが生じ、

シーリング材にせん断変形がおこります。

地震時の層間変位量は構造設計で設定しており、シーリング材の種類により、

30~60%程度の間で許容値がありますので、この許容値に納まるように

目地設計を行います。



詳しくはペンギン会さんやセメダインさんのHPに載っていますので、

確認してみて下さい。

https://shohan.com/products/catalog/general11

https://www.cemedine.co.jp/architecture/waterproofing/joint/


sakamoto

2021年12月6日月曜日

標準仕様書と監理指針は誰に対して?

 国土交通省大臣官房官庁営繕部監修の公共建築工事標準仕様書

建築工事監理指針は、誰を対象として書かれているかご存じでしょうか?

下図は監理指針の1章「各章共通事項」の1節「共通事項」です。




「標仕」に規定している事項は、一般的に契約書の規定により定められた現場代理人

対する内容になっており・・・とありますので、標準仕様書は主に施工者に対して

書かれたものになりますね!


では、監理指針はどうでしょうか?

下図は監理指針の1章「各章共通事項」の目次です。



監理指針の一番最初に「監督職員の立場及び業務」について書かれていますので、

監理指針は主に国交省の監督職員に対して書かれたもので、

この内容で監理を行うものです。

また、「標準仕様書の規定の意図を正しく伝えるための解説書として、

また、注者の立場で工事監理等を行う場合の技術的参考書として・・・」とも

ありますので、私達も購入することができるのでしょうね。


標準仕様書では「〇〇を提出する」などと書かれており、

監理指針では「〇〇を承諾する」などと書かれていたりします。

誰に対して書かれたものかを理解すると、上記も理解できますね!


sakamoto

2021年12月3日金曜日

ArchiCAD モデル比較機能

ArchiCAD24からの新機能「モデル比較」をやってみましたので
ご紹介します。

(「デザイン」>「モデル比較」からできます。)















です。



色は、オプション>作業環境>画面オプション>作業領域カラー>案件で設定ができます。(AC23までのマークアップツールはなくなってしまって、
ハイライトで代用することになるみたいです。
なので、今までのように複数の色は指定できなくなってしまったようです。)






案件マネージャーの「承認」までは実物件でやってないので
使い勝手が良いか判断できないのですが、
変更した箇所が大体どの程度あるかを3Dで確認するのには良いと思いました。
(変更がありすぎる場合は、微妙かもですが‥)






y-ito 









2021年12月2日木曜日

Revit 面で要素を選択

 最近、久しぶりにRevitでモデリングしていて、

なんか床の端部を選択しないとスラブ選択できないな‥

なんてうっすら思いながらやっていたのですが、

途中で思い出しました‥


そうです。「面で要素を選択」です。


左上と右下にあります。





にあるように、
作業画面にリボン/タブをドラッグ&ドロップすると
よく使うものを操作画面上に置いておけるので、楽ですよ。






2つのリボン/タブをドッキングすることもできます。

戻したいときは、下図の赤枠部分のところを
クリックすると元の位置に戻ります。









ちなみにArchiCADはここにあります。
こちらも無意識にオフしてしまったときに、あれ?となることがあります。





なんか面で選択しづらいな~
と思ったときに見てみてください。



y-ito

2021年12月1日水曜日

Revit ファミリの形状ハンドルが出ない(ファミリ作成編)

 
ファミリを作って、

パラメータ変えたら追従するかも確認して





プロジェクト側にロードしたら、

断面図上で、Hを変えるとファミリのHも変わるのですが、

形状ハンドルがない‥

ってなりました。





ファミリを編集で戻って見てみたところ、
どうやら、寸法を配置したときに基準レベルを押えてしまっているようでした。

(って、実は基準レベルと参照面が重なっていたので、
どっちでもいいのかな~って安易に考えて作ってたんです‥)





今度は参照面を押えて寸法を振り直し、
再度寸法にラベルを付けて
プロジェクトにロードしたところ、







無事に形状ハンドルが出ました!






参照面、大事ですね!




y-ito