ページ

2023年1月31日火曜日

pyRevit パターン作成

pyRevitのMake patternを使用すると、塗りつぶしパターンを簡単に作成することができます。

作成したいスケールのビューで、作りたいパターンを線分で作成します。

パターンにしたい線分全体を選択し、その状態でpyRevitのMakePatternを選択します。


名前や設定をして、CreatePatternをクリックし、左下隅右上隅の2点を選択します。


隅2点を選択後に下図が表示されたらOKです。

今回はModel Patternで作成したので、塗りつぶしパターンのモデルに作成されています。

Detail Patternを選択すれば、製図に作成されます。



※拡大縮小(Scale Multiplier)、回転(Rotation)、反転(Flip~)なども設定が可能です


TT

2023年1月30日月曜日

Revit_アドイン(pyRevit)で選択を効率化する

 pyRevitを使用することで選択を効率化することができます。



①Select All Objects Of Selected Type
同じタイプを選択


②Select All Elements Of Same Family
同じファミリを選択


③Select Similar Elements In Active View
同じカテゴリを選択


④Find And Select Entities Without Dimensions
寸法参照されていない要素を選択(カテゴリ別)
※特定のカテゴリしかできなかったためコードを調べてみたところ、
一部のカテゴリのみ記述されていたことが原因のようでした。

下図のようにコードを追加すると、

カテゴリ選択時に表示されるようになりました。

pythonファイルの保存場所は下記です。
→C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\pyRevit-Master\extensions\pyRevitTools.extension\pyRevit.tab\Selection.panel\select.stack\Select.pulldown\Find And Select Entities Without Dimensions.pushbutton

BuiltInCategoryについてはリンクの内容が参考になると思います。


⑤Find And Select Entities Without Tags Invert Selection
タグ付けされていない要素を選択(カテゴリ別)
※④と同様にコードを追加する必要があります。



①~③は幅広いタイミングで、④⑤は図面チェックの際に使えるのではないでしょうか。





R.Y

2023年1月27日金曜日

REVIT_通り芯の微妙なズレ-③

前回からの続きで、通り芯のズレを前回紹介したDynamoでの方法でチェックした場合の注意点を紹介します。

通り芯の座標を取得した際に小数点以下で端数が表示されている箇所が見受けられますが、これは通り芯がズレているという判断にはなりませんので注意が必要です。


このチェック方法は、通り芯の始点と終点の座標を取得していますので、例えばX座標で言えば下図の通りY通り芯の始点終点の座標も取得していますので、通り芯の長さが中途半端な位置から作図されていれば、中途半端な座標が表示されます。


この座標を通り芯のズレと勘違いしないように注意してください。

Takayuki.H


2023年1月26日木曜日

REVIT_通り芯の微妙なズレ-②

 前回の続きで、通り芯がズレてしまっていないかチェックする方法として、Dynamoを使った方法を紹介します。

まずは対象のモデルを開いた状態で、Dynamoを起動します。

①Dynamoの左側にあるメニューの「REVIT」から「Select Model Elements」を選択

※「Select Model Element」はREVIT内の要素を1つしか取得できないので、複数取得したい場合は、「Select Model Elements」を選ぶ


②「Grid Curve」を選択



③「Curve.StartPoint」と「Curve.EndPoint」を選択



④「Point.X」と「Point.Y」を選択




⑤上記①~④を順番に下図のようにつなぎます

⑥「Select Model Elements」の選択ボタンをクリックして、REVITモデル上の通り芯を矩形選択で全て選択
※「Select Model Elements」でREVITの要素を選択する場合は、矩形選択のみ

⑦実行するとREVITの内部原点からの通り芯の座標が取得できますので、ズレがないか確認できます



Takayuki.H

2023年1月25日水曜日

REVIT_通り芯の微妙なズレ-①

とあるREVITモデルで、寸法を入力した際に小数点以下で端数が表示されることがあり、よくよく調べてみると通り芯が微妙にズレて入力されているということがありました。

通り芯自体がズレてしまっているとモデル全体がズレて入力されるため、通り芯の入力には注意が必要です。


ズレる原因としては、CAD図を元にトレースしてしまうことなどが考えられます。

壁等の入力でもCAD図を下絵としてトレースしてしまうと微妙なズレが生じることがあります。


通り芯のズレはDynamoを使って、チェックすることが可能です。


次回、Dynamoでのチェック方法を紹介します。


Takayuki.H

2023年1月24日火曜日

PCの空き容量を増やす(大容量ファイルを検索→削除)

PCの空き容量が少なくなってきた場合に空き容量を増やす方法はいくつかありますが、大容量のファイルを検索して削除するという方法もあります。


①エクスプローラーを開いて、検索を行うドライブまたはフォルダを選択します。

パソコン全体を調べる場合は「PC」を、Cドライブ全体を調べたい場合は、「Windows C:」を選択。

②右上の検索欄に例えば「サイズ:>1GB」と入力すると、1GBより大きいサイズのファイルが検索できます。

③検索した中の不要なファイル削除や関連するアプリをアンインストールすることで空き容量を大きく増やすことができます。

空き容量が少なくなるとモデルを開けない同期できない等の不具合が出ますので、空き容量を増やすために上記方法が有効な場合があります。

Takayuki.H

2023年1月23日月曜日

Solibri_モデルの比較

プロジェクトのモデルの運用の仕方として、設計段階のモデルと施工段階のモデルに分けて、それぞれでモデルの更新を進めていくことになる場合があります。

モデルの更新をそれぞれのモデルで行なうため、2つのモデルで差異が生じてしまうので、そのチェックを行なうのにSolibriを試行してみました。


①設計モデルと生産設計モデルをIFCに書き出します。(REVITのモデルを使用しています)
(書き出すときに意匠モデル構造モデル等に分けて書き出すと差異チェックが行ないやすくなります)

②Solibriに①のIFCを取り込みます。

③「確認」タブでモデルの比較というルールセットを追加してコンポーネントの比較のルールを右クリックでルールのパラメータを開きます。


④以前のモデルと新しいモデルに設計段階のモデルと施工段階のモデルを設定します。


⑤ルールを実行するとモデルの差異の結果が表示されます。


BIM360 Document Managementでも同様の機能がありますが、同じモデルデータでの新旧比較なので、今回のように別モデルの比較はSolibriが有効と思われます。

Takayuki.H

2023年1月20日金曜日

水回りの材料選定

 先日トイレの新築工事の際に材料検収をしたところ壁下地で使用する合板が

現場に適してないことがわかりました。

すぐに材料を調達し直しましたので事なき終えたのですが・・・。

 

トイレは水回りなので石膏ボードは防水ボードを使用し,衛生陶器を取付ける面には取付下地として耐水合板を使用しなければなりません。

 

耐水合板は耐水性の高いものから「特類・1類・2類・3類」の4種類に分けられます。

現場では一番耐水性の高い特類を使用しましたがもちろんコストも上がります。

見分け方としては合板にJASマークが印字されており左隣に記載されてます。


 

2023年1月19日木曜日

Pコン穴埋めモルタルの剥離防止

外壁打放し建物でのPコン穴埋め処理で軽量プレミックスモルタルを使用するとにより剥離してしまった事象がありました。

そのモルタルを使用すると隙間から雨水が伝わり錆が発生後セパレーターが破断してしまうことがあります。

 

 
 

対策としてはプレミックスポリマーセメントを使用することでモルタル本体の中性化速度を抑えられる結果があります。また,充填前にエポキシ樹脂系プライマーを塗布することにより躯体との接着強さが増し防錆効果も期待できます。

製造メーカーですと

プレミックスポリマーセメントは日本化成のNSドカモルハード


エポキシ樹脂系プライマーはコニシのボンドユニエポ補修用プライマー

があります。

D.I

2023年1月18日水曜日

混合廃棄物の安定型・管理型の違い

建設現場から発生した廃棄物は産業廃棄物と言いますが種別項目の中に混合廃棄物があります。

現場にて分別しきれない物は混合廃棄物にしたりしますがその中でも細分化され安定型混合廃棄物と管理型混合廃棄物に分かれます。


  上図のように分かれます。

安定型は性状の変化が無い5品目を埋め立てることができます。

管理型は有毒性はないが,埋め立てた時にしみ出す水が地下水などを汚染する可能性があるものが対象となります。

同じ混合廃棄物ですが最終処分場の種類が違えば分類項目も違うことになります。

 

D.I

2023年1月17日火曜日

化学物質を取扱う現場のリスクアセスメントの実施

 建設現場では化学物質をよく使用します。

一般的によく使われるペンキなんかが対象となります。

一定の有害性のある化学物質の674物質を取り扱う業務ではリスクアセスメントの実施が2016年の法改正により義務付けられています。

労働安全衛生法第57条の2及び同法施行令第18条の2に基づき,事業者間で譲渡または提供する際には安全データシート(SDS)の公布が義務付けられていましたが,改正後は製造,または取り扱う場合、リスクアセスメントも行わねばなりません。

との記載の通りです。

 

674物質は以下のサイトで公開されています。

 http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/GHS_MSD_FND.aspx

 

安全データシートの用意及び取扱者への周知に加えてリスクアセスメントまで実施するとなると手間がかかり面倒になりがちですが法で定められている以上必ず実施しなければなりません。

 

D.I

2023年1月16日月曜日

資材の単価推移

 昨年9月に材料の価格上昇について述べましたが日建連から配布された資料をみていると建設業全体の平均資材価格が2年前と比べて27%も上昇していることがわかります。

 

 

価格の上昇幅としては昨年夏ごろから現在まで横ばい若しくは下がり始めている傾向はみられます。ですが以前のような価格に落ち着くまではまだまだ時間がかかりそうです。

日本建設業連合会「建設資材高騰等の現状」より抜粋 

https://www.nikkenren.com/sougou/notice/pdf/jfocc_pamphlet_2212.pdf

 

D.I

2023年1月13日金曜日

Excel_列の自動調整

下図のような表で自動で列の調整できる方法を紹介します。





自動調整したい列の範囲を選択し、

Alt」→「H」→「O」→「I




では行を自動調整するときは

Alt」→「H」→「O」→「A

で行を自動調整するときは出来ます。

お試しください。

Y.I


2023年1月12日木曜日

Excel_セルに斜線と2つの見出しの入力方法(その3)

 セルに斜線と2つの見出しの入力方法(その3)を紹介します。

文字を入力し、




文字をマウスで選択し、




マウスの右クリックから「セルの書式設定」をクリックし、













下付きにチェックを入れ、













OK」をクリックします。

もう一方の文字にも同じ操作を行い




上付きにチェックを入れ、













OK」をクリックします。

スペースキーで文字位置を調整します。





マウスの右クリックから「セルの書式設定」をクリックし

タブ「罫線」をクリックしセルに斜線を描きます。
















デメリットは操作が多いことです。

Y.I



2023年1月11日水曜日

Excel_セルに斜線と2つの見出しの入力方法(その2)

セルに斜線と2つの見出しの入力方法(その2)を紹介します。

文字を入力し、





Alt」+「Enter」で改行します。





文字のフォントを小さくし、

スペースキーで文字位置を調整します。





マウスの右クリックから「セルの書式設定」をクリックし、













タブ「罫線」をクリックしセルに斜線を描きます。
















デメリットは文字が小さくなります。

Y.I