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2016年4月28日木曜日

ArchiCAD⇒AcrobatProで3DPDFを簡単で素早く作成!

ArchiCADから3DPDFを作成するにはArchiCADU3Dファイル作成⇒レイアウト作成⇒
発行セット。。。。など作成する為にいくつかの工程が必要でした。
又、Acrobat3DPDFを作成する時には、Acrobat 9 Pro Extended必要だと思って
いましたが、AcrobatProのみで作成する方法がありました。
その方法を紹介します。

Archicad3Dビューの状態でファイル形式をU3Dファイルとして名前を付けて保存。


3DPDFを埋め込む為のPDFで作成された書式ファイルをAcrobatProで開き、
 [ツール]-[3Dの追加] をクリックし、書類の中を矩形選択し、作成したU3Dファイル
 を選択して[OK]




3DPDFを書類に埋め込む事ができました!


PDFはデータの受け渡しに便利なファイルですよね。
3Dモデル付きの解り易いテキストが手軽に作成できます。
                                                         A.M

2016年4月27日水曜日

耐火被覆のそういう事

鉄骨梁に

 
 

耐火被覆をする時

 
 


1つの梁に違う種類の耐火被覆をしても大丈夫なのだろうか?




一瞬迷ってしまいましたが、
よく思い起こしてみると、いつも使っていた。
梁が半分建物内で、半分庇部分のケース。
この場合だと、建物内はALCと吹付ロックウールの合成耐火、
庇部分は吹付ロックウールだけの耐火被覆。
(上図の文字は看板じゃないですよ。説明の書き込みですから)
 
1時間耐火構造の場合、
ALCと副付ロックウールの合成耐火の認定番号は、FP060BM-9406
単独使用の吹付ロックウールの認定番号は、FP060BM-9408
当然ですが、認定番号が違うので、違う種類の耐火被覆となるわけです。
 
梁単体で考えるとわからなくなってしまいますが、よ~く考えたらいつも使っていました。
 
そういえば、柱でもよくありますよね。
1階のピロティーなんかで、軒天まではALCt50巻の耐火被覆で、軒天内は吹付ロックウール。
 
言われてみれば、なんでもない、そういう事。
 
by Y爺

2016年4月26日火曜日

ArchiCAD タブバーをスッキリさせる設定

ArchiCAD19になり、タブバーが表示できるようになりました。

しかし、デフォルトの設定のままで作業を進めていると・・・




タブバーが大量に増えて見づらくなってしまいます・・・

ひとつひとつ消すのもなかなかの手間です・・・

タブバー非表示にすることもできるのですが、今開いている図面等を確認したり、
すぐに画面を切り替えたい時などには何かと便利です。

そこでタブバー大量に増えない設定をご紹介します!!

まずは、[オプション][作業環境-追加オプション]を開きます。





あとは、[追加オプション]の画面下あたりの[既存タブで開く]チェックを入れるだけす!!





これだけでタブバーが大量に増えることはなくなります。

※設定前に開いているタブバーは、設定後に自動では消えません。


この設定をすると主に・・・

・平面図
・3Dビュー
・断面図、立面図
・ワークシート
・一覧表
・レイアウト

の6種類くらいのタブバーで納まります!!

これでビューの名前も見やすくなりました!!




同じ種類のタブを増やしたい場合は、各ビューを開く際に、
右クリックから[新規タブで開く]で開きましょう!!




ちょっとした設定で作業効率が良くなるので是非お試し下さい!!

NF

2016年4月25日月曜日

施工ステップモデルを作成するソフト

 BIMモデル利用方法の一つとして、「施工の手順をモデルで表
現する」いわゆる、「施工ステップモデル」の作成がありますよね。

 プレゼンテーションに利用するためだったり、施工計画の立案
だったり、打合せに利用したりと用途はいろいろですが、どのソフト
を使って作成したり、提示したりするのが良いのでしょうかね!?


 シェルパでは、主にArchiCADNavisworksを利用していま
すが、それぞれの特色をまとめてみましたよ!





 ステップ用モデルを作成し、重機の配置等を検討しながら
ステップを作り込むのであれば、ArchiCADで作成するのが良さそ
うですよね。材質も再現できるので、プレゼンテーション用の画像
なんかもモデルから作成できますよ。

 Navisworksでは、モデルに時間軸を与えることのできる
TimeLiner」という機能があり、日割りのステップ自動再生
きますね。また、Navisworks Freedomを使えば、誰でも施工
ステップモデルを閲覧することができますよ

 利用シーンによってソフトを使い分けると、便利ですよね!



JM

2016年4月22日金曜日

ArchiCAD18と19の速度比較

ArchiCAD19のコンセプトは、「嘗てない速さ」ですが、それについて少し検証してみました。

新機能のひとつとして、より速い3Dナビゲーション「OpenGLの最適化」があります。

3D上での操作で、大きな容量のモデルであっても、滑らかで、かつ超高速なナビゲーションを実現しているということで、

ArchiCAD18ArchiCAD19ではどのくらい速さが違うのか比較してみました。

使用したモデルの容量は約250MBほどです。

まず一つ目に比較してみたのは、3D上でレイヤーセットを切り替えてモデル表示の切り替わりにどのくらい時間がかかるのか試してみました。

下図のような構造モデルから、レイヤーセットを変えて全てのレイヤーを表示してみます。
ArchiCAD18では約30秒かかりました。

ArchiCAD19では約10秒で切り替わりが完了しました!

次に比較してみたのは、下図のようなモデルを3D断面で切ってみた時の表示の切り替わりにどのくらい時間がかかるのか試してみました。

3D断面で切ってみると、、、

これも同じく
ArchiCAD18では約30秒かかりました。

ArchiCAD19では約10秒で切り替わりが完了しました!

10回中1回くらいは19でも30秒ほどかかるときがありましたが、これはPCのパフォーマンスの状況にもよると思います。

ArchiCAD19の速さを実感することができました!

Takayuki.H

2016年4月21日木曜日

ArchiCAD_日影シミュレーション

ArchiCADで日影シミュレーションを作成してみましたので方法を紹介します。

まず、準備として、

①「オプション」→「プロジェクト設定」→「プロジェクトの場所」を選択します。
プロジェクトの場所の緯度経度等を設定します。

②「表示」→「3D表示設定」→「3Dウィンドウ設定」を選択します。
シャドウを「あり」に設定します。

③3Dのパース表示にして、日影シミュレーションを作成したいアングルにします。


これで準備ができましたので、日影シミュレーションを作成してみましょう。

④「ドキュメント」→「レンダリング」→「日影シミュレーションを作成」を選択します。

⑤日付や開始・終了時間等の設定をします。

⑥シミュレーション結果のファイル形式を設定します。
動画か画像のファイル形式を選択できます。

動画の場合、フレームレートは「1」くらいに設定した方が良いです。

⑦「保存」を選択し、ファイルの保存場所をします。
ファイルが保存されるので確認します。



日影シミュレーションはプレゼン資料としても使えそうです!

Takayuki.H

2016年4月20日水曜日

ArchiCAD_TEKLA構造モデル部材のレイヤー変更方法

TEKLAで作成した構造モデルをArchiCADに取り込んで図面化などに利用したい場合、TEKLAから取込んだ各部材をレイヤー分けしないとうまく利用が行えない時があります。

そこで、TEKLAから取込んだ各部材をArchiCAD上で効率よくレイヤー分けを行なう方法を紹介します。

TEKLAから出力したIFCファイルをArchiCADで開きます。

②[ドキュメント]→[一覧表とリスト]→[一覧表]→[一覧表設定]を選択し、一覧表設定を開き、
 新規作成を選択して、任意の名前を付けて「OK」を選択します。

③フィールドの「追加」の右側にある矢印を選択し、【IFCプロパティを追加】を選択します。

④「IFCプロパティを選択」ウィンドウが開くので、[部材]の中の【PART_TYPE】を選択して、
「フィールドとして追加」を選択します。


※そもそもPART_TYPEとは、TEKLA側であらかじめ各部材に部材種別を設定することで、
ArchiCAD側では部材種別がIFCプロパティのPART_TYPEとして番号でインポートされる。

部材種別とPART_TYPE番号の関係は以下の通り。

⑤基準の[要素タイプ]は、【全てのタイプ】を設定して、
一覧表フィールドに[一般]の中から【レイヤー】と【タイプ】と【数量】を追加します。

⑥以上の設定が終了したら、「OK」を選択し、プロジェクト一覧の[一覧表]から作成した一覧表を開き、【均一項目を結合】にチェックを入れます。

⑦ 一覧表から、レイヤーを変更したい項目を選択し、【3Dで選択】を選択し、3D表示させます。

⑧要素の設定画面を開き(Ctrl+T)、レイヤーの中から部材(PART_TYPE)に合ったレイヤーに変更します。

⑨全ての部材について、⑦~⑧を繰り返して、レイヤーを変更します。

部材に含まれている情報をもとにレイヤーを変更できるのはBIMならではという感じです。

Takayuki.H

2016年4月19日火曜日

ArchiCADでDWG図面の印刷

ArchiCADでモデルから図面を作成することはありますが、
DWG図面データを取り込み、それをレイアウトし、ArchiCADから印刷するというようなケースがたまにあります。

DWGデータをArchiCADで印刷しようとすると、そもそもペンの設定が合っていないため、線の太さがおかしくなってしまったりとうまく印刷できないことになります。

そこで、そんな時の解消方法として、

二次元CAD(AutoCAD等)で印刷する場合は、印刷スタイル(拡張子.ctb)を割り当てて印刷すると思いますが、
そのctbファイルをダブルクリックして開くと、ペン番号1~255までの線の太さ等の情報が確認できます。

その情報を参照しながら、ArchiCADでDWG印刷用のペンセットを作ることで、線の太さなどが正しく印刷することが可能になります。


手順としては、

① 印刷スタイル(.ctb)ファイルを開きます。


② ArchiCADで「オプション」→「属性設定」→「ペンとカラー」を選択します。

③ 既存のペンセットのどれでも構わないので、ペン番号1~255を全て選択して、色を全てに変更します。


④ ①で開いている印刷スタイル(.ctb)ファイルを参照しながら、ペン番号1~255の線の太さを設定してきます。

⑤ 「名前をつけて保存」でペンセットを保存します。

⑥ ワークシート等に「ファイル」→「外部参照」→「外部図面を配置」でDWG図面を貼り付けます。


⑦ 貼り付けた図面を選択し、設定画面を開いて、「特性」のペンセットを⑤で保存したペンセットに変更します。


⑧ この図面をレイアウトブックでレイアウトし印刷すると、二次元CADソフトで印刷する場合と同様の線の太さで印刷することが可能になります。


1~255番までのペンを設定するのは手間ですが、一度ペンセットを作成しておけば、他のプロジェクトなどでも使えるので、その後は楽に利用できると思います。

Takayuki.H

2016年4月18日月曜日

ArchiCAD_天井オブジェクト作成ツール

2016年4月4日よりアドオンツールとして「天井オブジェクト作成ツール」が提供されました。
(VIPツールです)
これにより、ゾーンから自動で天井が作成できたり、天井下地の作成および耐震ブレースの配置などができるようになりました。


今回はゾーンから天井の自動作成の手順を紹介します。

①GRAPHISOFTのホームページ(VIPサービス)から最新のアドオンツールをインストールします。
 18・19のみ対応です。

②ArchiCADのメニューの「デザイン」→「デザイン補助」→「天井オブジェクト作成」→「天井パレットを表示」を選択します。


③パレットが表示されるので、「天井設定」のアイコンを選択します。





④天井のデフォルト設定を行ないます。(位置や天井タイプ等の設定ができます)


















⑤天井を作成したいゾーンを選択して、パレットの「ゾーンから天井作成」のアイコンを選択します。








⑥ゾーンに合わせて天井が作成されます。


















3Dでみるとこんな感じです。








⑦ゾーンの形状を変更したら、天井も自動的にゾーンの形に追従して変更されます。




















ゾーンから自動で天井作成できるのは非常に便利です!

ただし、少し残念なのは、ゾーンを複数選択して複数の天井を作成することができないことです。。
複数のゾーンを選択して作成しようとしても、あるひとつゾーンにしか作成できません。
今後改善されることを期待します。

その他、天井下地の作成などは、GRAPHISOFTのホームページに動画で作成手順などが紹介されていますので確認してみてください。

http://www.graphisoft.co.jp/info/press/2016/20160404_ceilingtool.html

Takayuki.H