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2017年7月31日月曜日

ウェブサイト資料(工事構成比)を確認し、重要度の見極め

業務を行うに当たって、どの様な項目に対して重点をおくと効果があるのかなどを

ウェブサイト資料(工事構成比)を確認・分析して、重要度(優先順位)を見極める

業務を行うにあたってより効果のあるものになると思われます!



以下の資料は工事費においての資料ですが、ウェブサイトにはこうしたデータがたくさんあるので是非活用したい!


国土交通省関東地方整備局営繕部がこれまでに発注した50 件の新築工事の 数量集計表及び内訳書等の
データを確認してみました。


主要仕上げでは建具工事の比率が高い事が分かります。


仮設工事では外部足場工事の比率が高い事が分かります。


これらの比率の高い項目に対し業務を改善すれば効果が高いですよね!

A.M

2017年7月28日金曜日

コンクリート数量算出の変更管理の為のファイル構成

前回の続き、コンクリート躯体の変更を管理する為のファイル構成についてです。

手法としてはオブジェクトは別ファイルとしてリンクする事がっできるので、躯体の変更毎に
オブジェクト名を変えて保存する事で変更履歴としての管理もできるといったものです。

①まず、ファイルとしてはモデルを作成しているファイルとは別に数量算出用のファイルを用意します。
 ⇒作成・編集しているファイルに情報を増やす事無く、目的(コンクリート数量算出)のみの活用ができる

②数量算出用のファイルでは工区要素作成、コンクリートのオブジェクト(リンク)配置、数量算出用の一覧表作成を
 行うのみです。


モデルを作成・編集しているファイル

数量算出用ファイル

③モデルからコンクリート躯体要素をオブジェクト化して保存する時は、専用のフォルダを作成し、そこに保存する。
 ここでオブジェクトの名前による変更履歴管理を行う事ができる。


コンクリート躯体オブジェクトのフォルダ


④そのフォルダをリンクフォルダに追加し、フォルダ内にあるオブジェクトをリンクさせる事で、様々な時点の
 コンクリートオブジェクトの数量を素早く確認する事ができる。
 ⇒オブジェクトを変更する事で数量も自動で変わる。




A.M


2017年7月27日木曜日

コンクリート躯体をオブジェクト化して数量算出

前回、確認したソリッド編集の「交差部」の特性を踏まえてコンクリート数量を算出。

手順はコンクリート躯体を通り芯と一緒にオブジェクト化し、そのオブジェクトと
コンクリート躯体の工区にみなしたスラブ要素でソリッド編集(交差部)し、
ソリッド編集された要素の体積を一覧で表示といった流れです。


◆メリットとしては以下の2つです

 ・「交差部でのソリッド編集のメリット
  ⇒工区要素が躯体の形状そのままになる為、その要素の数量そのものがコンクリートの数量となる。

 ・躯体をオブジェクト化するメリット
  ⇒・柱・梁、スラブなど様々な複数要素で作成されたモデルを1つの要素として扱え、ソリッド編集の
    「交差部」を使ってソリッド編集可能になる。   

◆ポイント(コツ)としては2つです。 
 ・通り芯を一緒にオブジェクト化する
  ⇒オブジェクト化したコンクリート躯体を配置する際通り芯の交点などで位置を正確に配置できる。

 ・オブジェクト化するコンクリートの要素を平面ビューの状態でオブジェクト化する
  ⇒オブジェクトを配置する際、平面ビューで配置しやすい。

①コンクリート要素をオブジェクト化
 ⇒3Dビューで選択して、[編集]-[選択を平面に反映]をし、平面ビューの状態で[ファイル]-
  [ライブラリとオブジェクト]-[選択内容の名前を付けて保存]で名前を付けて保存。


3Dビューで通り芯と一緒に選択
選択を平面に反映


②オブジェクトを配置し、工区要素(スラブ要素)を作成。


通り芯の交点でスナップが効くので配置しやすい!


③「交差部」でソリッド編集(ターゲットを工区要素とします!)
ソリッド編集「交差部」

コンクリートの形状そのものに!

④一覧表作成⇒ 工区毎の数量が確認できました!


次回はこの手法を元に躯体コンクリートの変更に対する管理方法について御紹介致します。


A.M

2017年7月26日水曜日

ArchiCAD _ソリッド編集「交差部」による注意事項

ソリッド編集の減算方法「交差部の特性としてターゲット要素が複数オペレータ要素が1である事で正常に
ソリッド編集ができる事を確認しました。

 ※コンクリートの工区毎の数量算出などで活用できる機能です。次回掲載予定!

それでは確認してみましょう!
①3つのスラブ要素をターゲットとして2つの梁要素で「交差部」でソリッド編集。
  (要素の包絡が無いようにスラブと梁要素の包絡番号は違うものとする)

  ⇒結果はターゲット要素としたスラブ要素が正常にソリッド編集されません。(3Dビューで梁のみが表示される。)


①オペレーター要素複数の場合

②次に、 3つのスラブ要素をターゲットとして1つの梁要素で「交差部」でソリッド編集。
  (要素の包絡が無いようにスラブと梁要素の包絡番号は違うものとする)
3つのスラブ要素と梁要素の重なった部分のみが表示されました!(交差部のソリッド編集成功です。)


②オペレーター要素1つの場合


注意としてターゲット要素を1つオペレーター要素を複数にすると交差部のソリッド編集はできません。
ターゲット側とオペレーター側をお間違えなく!

A.M

2017年7月25日火曜日

排煙設備 風道の断面積に注意


特別避難階段の排煙設備で、機械排煙を設置したときに、
①給気口の有効面積は1㎡以上必要
②給気風道の断面積は2㎡以上が必要
になります。
①は壁に付くガラリの有効面積、②は風道としての有効断面になります。

特に②に付いては、風道が縦に通っていない場合に注意が必要です。
あくまで有効開口面積であるため、天井内で梁をくぐるように風道を設定した場合、
風道の有効開口面積は梁の投影面積を考慮しなければなりません。
壁やスラブだけで有効面積を算出しがちですが、大梁が風道を横切る場合は、かなりの
面積を考慮しなければなりません。

イメージ的には、こんな感じです。

 梁がある場合とない場合を比べると、
2000㎜x1000㎜の2㎡では、H=600の大梁が
あると面積が不足するのは一目瞭然です。



風道が横に走っている場合は、先ず、ルート上に梁がないか、梁がいたら、その部分の
風道面積をいち早く確認することをお勧めします。
ただでさえ狭い天井懐で、後から横ルートの面積を確保しようとするのは大変です。
なるべく縦ルートが通った計画としたいところですね!!
                               T.F

2017年7月24日月曜日

ArchiCAD_カーテンウォール目地の表現方法


以前、紹介したブログ「ArchiCAD_カーテンウォール目地の開口部の処理方法」の中の1つで、
「3.カーテンウォール目地をオペレータ要素として、ソリッド編集する方法」について、
3D上では目地が見えづらい現象があると紹介しましたが、解決方法がありました。

過去のブログはこちら↓
http://sherpa-net.blogspot.jp/2017/07/archicad_14.html





①壁を選択して、壁の設定画面の「モデル」→「材質の上書き」で辺材質にチェックを入れ、濃い色の材質を設定します。




この設定だけで、目地部分のみ濃い色で表現されて、
目地として分かりやすくなります!






Takayuki.H

2017年7月21日金曜日

Solibri 同じ組立要素内の要素の離隔距離確認


Fabからもらった鉄骨モデルデータを製品化の状態でもらいました。

それをSolibriで見ると、「組立要素」として取り込まれます。

Shiftキーを押しながら選択すれば部品ごとに選択はされます。

今回、この同じ組立要素内の、スリーブ補強材とスチフナの離隔距離を確認しようとしましたが、

同じ組立要素同士の部品では「コンポーネントの距離」のルールセットが使えませんでした。

そこで、同じファイルを統合し、1つファイルからはスリーブ補強材を、


もう1つのファイルからはスチフナ材を選択することで、ルールセットを使いました。



ルールセットによっては、同じ組立要素同士の部品でも使えるものもありますが、

もし駄目でも、このようにすることできちんと使えますので、ご参考まで!


FH

2017年7月20日木曜日

BIMx Hypermodelでモデル確認

チームワークで作成したモデルをBIMx Hypermodelに変換すると
iPad版BIMxで確認した時に画像にコメントを付けて送ることができるんです。
今日はその方法をご紹介します。


まずはチームワークサーバーで作成したモデルをBIMx Hypermodelで保存し
iPadで閲覧できるようにします。
3Dモデルを確認しここを変更したいなというところを画面に表示しておきます。

①右上にあるメールボタンをタップし新規メッセージを作成します。
②右下のクリップマークをタップします。
③左側のスクリーンショットをタップします。
後は宛先から送信相手を選び。メッセージを記入します。
添付画像の下にある曲線マークをタップすると添付画像上に自由に線を描くことができます。
これならわざわざパソコンを開かなくてもモデルの確認ができますね。

N.Y

2017年7月19日水曜日

ArchiCAD 表現の上書きを使った施工ステップ

前回に引き続き表現の上書きを使った施工ステップです。


今日紹介するのは施工箇所を赤色で施工済み箇所はグレーで表示する、です。
前回紹介した設定を少し編集するだけです。
参考:ArchiCAD 完成形が把握できる施工ステップ表現! 表現の上書き編


表現の上書きルールを編集していきます。
未施工のルールの白色半透明を空気に変更します。






これだけです。
完成したステップ図はこんな感じですね。


施工箇所のみ色を変更する手法はマークアップを使っておこなっていましたが、
表現の上書きだけでもできましたね。

N.Y

2017年7月18日火曜日

ArchiCAD 完成形が把握できる施工ステップ表現! 表現の上書き編

以前当ブログでもご紹介した
ArchiCAD 完成形が把握できる施工ステップ表現!


これをARCHICAD20の表現の上書きで作成してみました。
以前紹介した内容ではリノベーションマークアップツールでしたね。
さて今回は工区分けをどこでおこなうか・・・
ひとまずプロパティマネージャーで作成してみました。



参考:ArchiCAD _モデル作成の進捗管理


①プロパティマネージャーで必要工区数+予備を作成します。
予備は今回のモデルではスラブに設定します。




②それぞれの要素のプロパティの工区を選択していきます。





次に上書きルールの作成をしていきます。

2017年7月14日金曜日

ArchiCAD_カーテンウォール目地の開口部の処理方法

以前、紹介した「カーテンウォールツールで目地をつくる-1(壁編)」で作成した目地に開口部(建具)がある場合の処理方法を3つ紹介します。

過去のブログはこちら↓
http://sherpa-net.blogspot.jp/2017/06/archicad-1.html


1.まず、建具幅と目地ピッチが同じような場合

①カーテンウォールを選択して、「編集」をクリックします。


②不要な部分の目地を選択して、削除します。


③「OK」で編集画面を閉じます。

これで、開口部の目地がなくなります。






2.次に、建具幅と目地ピッチが異なるような場合


①建具と同じ大きさの要素(スラブやモルフで作成)をオペレータ要素として作成します。
レイヤーは「オペレータ」などのレイヤーに設定します。


②ソリッド編集画面を開き、カーテンウォールを選択して「ターゲット要素」に設定します。


③①で作成した要素を選択し、「オペレータ要素」に設定します。

④「減算」で実行します。



これで、開口部分の目地がなくなります。




3.最後に、カーテンウォール目地をオペレータ要素として、ソリッド編集する方法を紹介します。


①まず、カーテンウォールの目地は壁にめり込むように設定しておく必要があります。
hの値をbと同じにします。




②ソリッド編集画面を開き、壁を選択して「ターゲット要素」に設定します。




③カーテンウォールを選択し、「オペレータ要素」に設定します。


④「減算」で実行します。



⑤カーテンウォールに設定してあるレイヤーを非表示にします。

これで、開口部分の目地がなくなります。



ただし、3D上で目地が少し見えづらい感じがあります。




Takayuki.H

2017年7月13日木曜日

ArchiCAD ビジュアル図面

平面図や立面図などの2D図面だけでは分かりにくい時に3Dパースを図面上にレイアウトします。
 このようにすると完成形や全体の構成をイメージしやすくすることができます。

by shoichi.I

2017年7月12日水曜日

ARCHICAD タブのビュー設定の仕方

皆さんはARCHICADのバージョンはいくつのものを使われていますか?
私は最近20を使い始めたところで、インターフェイスもだいぶ見慣れてきました。

バージョン20になってから少し戸惑ってしまったのが
3Dから2Dへ切り替えるときに表示されている情報が引き継がれないことです。


以前のシェルパブログでも掲載されている事例です。
ARCHICAD20の新機能③「ウィンドウ切り替え時の使用変更」
ARCHICAD20 タブ切り替え時の小技

このタブ上で右クリックをすると
[ビュー設定を取得]と[ビュー設定を置換]が表示されますね。

そこで、私の場合は[Ctrl]キー[Alt]キーを使用しています。

3Dから[F2]キーで平面表示にし、タブバーの[3D/全て]上で[Alt]キーを押しながら
クリックでビュー設定を取得します。
次にタブバーの平面図上で[Ctrl]キー[Alt]キーを押しながらクリックをして
ビュー設定の置換をします。

もともとショートカットキーの設定が
[Alt]キー      :パラメータ取得
[Ctrl]キー+[Alt]キー :パラメータ置換
なので使い慣れていることもあり便利ですよ。

N.Y

2017年7月11日火曜日

ARCHICAD 最大ウィンドウサイズで画像を一括出力

今回は、ARCHICADで作成したステップ図などの複数の画像を一括で出力!!
さらに綺麗な画像で出力する方法をご紹介致します!!

ARCHICADから出力される解像度については過去の記事をご参考下さい。
【ArchiCAD 3Dの画面を綺麗な画像で出力】
http://sherpa-net.blogspot.jp/2012/06/archicad3d.html
【ArchiCAD 3Dビュー画像出力の解像度比較】
http://sherpa-net.blogspot.jp/2015/10/archicad3d.html


今回は、ステップ図をレイヤーセット+ビュー保存で作成している
モデルを使用します。
(最低限必要なのは、出力するビューをビュー保存しておくことです)



方法はとても簡単です!
まずは「表示」の「3D表示設定」から「3Dウィンドウ設定」を開いて、
「ウィンドウサイズ」を最大にします。



次に「発行セット」から「発行プロパティ」を開き、
ファイルの保存場所などを設定しましょう。



次に、発行セットの「ビュー」から出力するビューを選択して、
形式を「JPEG」、オプションから品質を「高品質」に設定しましょう。
品質は、出力するビューを一つ一つ設定する必要があります)



最後に、発行するビューを選択して、「発行」で完了です!!



各ステップのビューが綺麗な画像で一括出力されていますね!!



発行セットの「品質」を一つ一つ設定する手間はありますが、
一度設定しておくことで、変更等あっても一括で出力できるのは、
とても便利ですね!!

是非、ご活用してみて下さい!!

NF