ページ

2016年5月31日火曜日

ArchiCAD グループ化された梁を一度にストレッチ


同一平面上にあるグループ化された梁を一度にストレッチする方法です。
平面図で矩形選択することでは、ストレッチではなく移動になってしまいますよね。
例として柱の手前で止まっている梁を柱まで伸ばしてみます。


①平面図でグループ化された梁を選択。

②選択されている状態で、[グループの一時解除]ONにする。

③梁の端点をクリックして、ストレッチする柱まで梁を伸ばす。

④これで完了。

注意事項は、別のグループを続けてストレッチすることが出来ません。
1グループをストレッチさせたら、再度、[クループを一時解除]OFFにして
①~③の手順を繰り返します。
                                                 T.F

2016年5月30日月曜日

ArchiCAD_A1図面をA3で4枚にして印刷する方法

ArchiCADでレイアウトブックにA1サイズでレイアウトした図面をA3サイズで4枚にして印刷したい場合の方法をご紹介します。


では、まずA1サイズの用紙にレイアウトした図面を用意します。

次に発行セットを作成するのですが、発行セットの作成方法は、

2012年8月10日掲載「ArchiCAD 平面図を作成しよう③【発行セット編】」の①~⑨を参照してください。
http://sherpa-net.blogspot.jp/2012/08/archicad_10.html#comment-form


手順に戻ります。

⑩[発行セット]の[ページ設定]を選択します。
⑪[プリンター名]を確認後、[用紙サイズ]をA3にして、
印刷の向きもレイアウトした図面と同じ向きに設定して、[OK]を選択します。

⑫[印刷オプション]を選択します。

⑬[サイズ変更]でカスタムの100%であることを確認し、
[配置]が4分割になっていて、用紙の中に納まっているかを確認して、[OK]を選択します。

⑭[発行]の横を[選択した項目]を選択し、[発行]を選択します。

⑮印刷が実行され、A1の図面がA3サイズ4枚で印刷されます。






A1のスケールで図面をチェックしたいけど、
A3で印刷した方がチェックがしやすかったりするので、そういう場合に活用できます!

Takayuki.H

2016年5月27日金曜日

ArchiCAD_貼り付けた複数要素の一括選択

ArchiCADでのちょっとした小技を紹介します。

複数の要素を選択して、コピー(Ctrl+C)し、他のArchiCADデータに貼り付け(Ctrl+V)をした後に
貼り付けた要素のみを選択して設定等を変更したい時があります。

そんな時は以下の操作で、貼り付けた要素のみを一括選択できます。

①コピーしておいた複数の要素を貼り付けます(Ctrl+V)。

Ctrl+Zで元に戻します。












Ctrl+Shift+Zでやり直しを行います。

以上の方法で、貼り付けた要素のみが一括選択されるので、一括で設定を変えたり移動したりすることができます。
この方法、私は結構使っています!

Takayuki.H

2016年5月26日木曜日

ArchiCADで仕上げ表を作成

仕上表を記入した平面図のデータ(DWG)を作成した時
仕上表をほかの資料として転用する時にデータのデータを一から
作ったりとしていると手間ですよね。
そこでArchiCADのレイアウト機能を使って作成してみました。
まずはワークシートにDWGの平面図を外部参照図として配置します。
次にモデルでゾーンを配置しプロパティを入力します。
ArchiCAD オブジェクトのパラメータを追加する
そして一覧表で仕上表を作成していきます。
最後にDWGを貼り付けたワークシートと一覧表を
ビュー保存してレイアウトに配置して完成です。


DWG図面データを修正すればArchiCAD側も更新されるので図面の修正は元データのみ。
一覧表で作成した仕上表をエクセルで出力すれば違った形式に作成しなおすこともできますし、
モデルデータをBIMxHyperに変換BIMx Proで仕上情報を確認することもできますね。
ArchiCAD19 BIMx Proで情報を見る


N.Y

2016年5月25日水曜日

ArchiCAD _モデルチェック手法(チェック部材の識別)

モデルをチェックする際、どこがダメだったのかを識別する方法を紹介します。


  マークアップツールを使用します。


手順

①マークアップ項目をチェック項目として名前を付け、項目に合わせて色を変える。

②平面ビューなどでモデルのチェックを行い、チェックを識別したい部材を選択して、
 [マークアップ項目]を選択した状態[強調表示]をクリックする。


【マークアップツール】

平面ビューや3Dビューでチェックした部材に色を付ける事ができます。
【平面ビュー】

【3Dビュー】
効果

1.モデル内で簡単にチェックを識別できる。

2.チェックを受けたモデル作成者も分り易い。

3.チェック項目を選択するとその部材を選択できる。

4.チェック項目の目玉マークのONOFFで見たい項目のみ色が付いた状態になり、
  項目毎のチェック、修正が行いやすい。

モデル内でチェックの識別ができ、モデル作成者とチェック者のモデルのやり取りが
スムーズになります!


AM          

2016年5月24日火曜日

『建築を考える』・・・吹抜の天井

昨年、オープンしたばかりの商業施設に行ってきました。 

ここで目を引いたのは、吹抜の天井です。



吹抜の最上部は、意匠的なデザインとして、折り上げにすることはよくありますが、この
施設ではスケルトン天井として屋根折版をそのまま、見せていました。


VE効果もさることながら、地震時の天井落下の危険回避にも、役立ちますね。


当たり前ですが、吹抜け部は他と比べて天井高が高くなることから有事の際の被害が
大きくなります。

東日本大震災でも、多くの施設で天井の落下事故発生しました。 




落ちない天井」を考えるよりも、「落ちる天井が無い」方が、絶対に安全です。

ひとが多く集まるような施設では、こうした提案はとても有効だと思います。 

KN

2016年5月23日月曜日

ArchiCAD Grasshopperコネクション

「Grasshopper-ARCHICAD Live Cnnection」のアドオンの正式版が出ましたね!

ベータ版とは違い、ちゃんと要素の大きさなどの設定ができるようになっています!!

以下からダウンロードできますよ。

http://www.graphisoft.com/archicad/rhino-grasshopper/


ベータ版の時は、ArchiCAD18とArchiCAD19の両方にインストールできましたが、

正式版ではどちらかのバージョンにしかインストールできないようですのでご注意を!



ちょっと変わった曲面屋根の軒天にルーバーを配置することになったので、

早速このアドオンを使ってみました!

下図はイメージ程度で、ちょっと分かりずらいですが、

軒先レベルが変化しているR形状の屋根です。


モデルの形状をGrasshopperで定義して、ArchiCADのコンポーネントに繋いて、、、


Live Connection!!すると、ArchiCAD上に軒天にルーバー形状が出来ました!!
(屋根モデルはあくまでイメージ程度ですので。。。)




ピッチや形状の大きさを変えると瞬時に反映されるので、検討には最適です!

FH




2016年5月18日水曜日

点群データをさわってみた

ArchiCAD19からの新機能点群データのインポートができるようになりましたよね。
先日点群データ(.xyz形式)を見つけたので他のBIMソフトとどんな違いがあるのか試してみました。




ArchiCAD1つ1つの点を押さえられるので距離が測りやすい。
AutodeskReCapは通常のカラー表示以外に高度でカラー表示になる。
                   部分的に切り取りができる。

どちらのソフトも操作は少し重いかなという感覚です。
(もちろんPCのスペックによりますが・・・)


今回は点群データを触ってみた程度なので
ほかにどんな使い方ができるかなどいろいろ試してみたいと思います。

N.Y

2016年5月16日月曜日

ArchiCAD 構造断面リストを利用して入力部材を用意する

大規模な建物の構造モデルを、チームワークなどを使って複数人
入力したりする時、手早く、全員が同じ品質で入力を行えるように、
入力する構造部材を事前に揃えたりして、作業前の準備をしますよ
ね?

その構造モデル入力開始前の部材取り揃えリストアップを、構造
設計図断面リストを利用してやってみましたよ。




平面ビューに構造図のDWGデータを結合して貼り付けた断面リストを配置し、その中にの切れっ端の部材配置しただけですが。。。


モデル入力する際、「1階C1」はこれ、「2階G1」はこれって、直感的部材パラメータを取得できますよね。
モデル入力時の間違いはもちろん、部材のリストアップ時間違い激減ですよ!



←3Dにするとこんな感じ。





JM

2016年5月13日金曜日

駐車場ガードパイプ(ガードレール)の検討

敷地内(工場内)駐車場でガードパイプ(ガードレール)の
設置がありました。どのタイプで施工するか、
提案タイプを比較表にして発注者と打合せをしました。
















駐車場ガードについて、
メーカーのホームページやカタログを調べたり、確認してみると
・歩道用(横断防止柵)
・路側用(車両用防護柵)
という、大きく2タイプあることが解りました。

当然といえば、当然なのですが、
『支柱太さと基礎の大きさ、深さ』の違いによって
歩道用、路側用が分けられていました。




 写真が決定したガードパイプです。

打合せの結果
歩道用(横断防止柵)で決まりました。
提案タイプを示すのに、用途、仕上げを簡潔に比較表とすることは
イメージしやすく、わかりやすいと思います。

また、打合せから施工の製品(材料)の決定の際は、
比較表を作成したいと思います。。。

T.N

2016年5月12日木曜日

ArchiCAD 外部参照で文字が表示されないとき


ArchiCADでモデル入力をするときにDWGデータを外部参照して行いますよね。
そんな時にうまく文字が表示されていない!ということないですか?
(先日、僕は初めて体験しました…)
AutoCAD側で拡張属性で入力された文字が表示されないことがあるようです。 
 
そこでこんな方法を試してみました。
1.Rhinoceros5DWGデータを開く
2.名前を付けてDWG形式で保存する
3.ArchiCAD2DWGデータを外部参照する
 
これでうまく文字が表示されますよ
ただし、Rhinocerosで開いたデータは寸法値の小数点以下が7桁ほど表示されてしまうので、変更したい寸法値を1つ選択し[スタイル編集][精度]で小数点の表記を変更することをお忘れなく。


N.Y

2016年5月11日水曜日

ArchiCAD フロアをまたいだコピー時の設定

断面図でフロアをまたいで要素をコピーしたあと、2014627日のブログ
紹介した、[配置フロアを再リンク]を利用して修正しますが、

これを使わずに、コピーする際に配置フロアを設定することが可能です!




まず、要素をコピーする際に、[Tab]キーを3回押し、[配置フロア]を選択します。








次に配置したいフロアを選択して完了です!!


  




設定画面で確認すると、指定したフロアになっています。






後々配置フロアを修正するのは大変なので、この方法で最初から設定しておきましょう!



R.O


2016年5月10日火曜日

鉄骨柱据え付けの小技



所定の位置に柱脚()を据え付ける時に、アンカーボルトがベースプレートの孔に位置が入りづらい条件(強風が吹く)などに有効な提案です。

 方法は、『アンカーボルトを一本だけ長く計画する。』
長いアンカーボルトを取り付ける定規にして据付ます。

一点が決まれば、他の孔にボルトが取り付けやすくなります。



尚、ネジ山をひどく損傷してしまうと、本来の機能の締め付けができなくなりますから、あくまであたりをつける程度に利用するが無難です。


H,K











2016年5月9日月曜日

ArchiCAD 断面展開図を書き出す

躯体の断面を含めた展開図を作成したい時に、断面ビューの上下の表示範囲を設定することで断面展開図を作成できます。


 平面ビューで展開図を描く方向に断面ビューを作成します。



断面ビューの設定画面をきます。


 「垂直範囲」を「有限」にして表示する範囲の数値を入力します。



断面図が設定した範囲が表示されて、断面展開図の表現になります。

その断面ビューからそのままDWGに書き出す事もできるので、その後2DCADでの加筆修正にも利用することができます。



by shoichi.I

2016年5月6日金曜日

SIRCADでの鉄骨入力

モデルを作成する時、構造体は何のソフトウェアで入力しているでしょうか?

今回紹介するのは、SIRCADです。

SIRCADは構造三次元モデルを作成することのできるソフトウェアです。

RCS造の入力が可能で、オプションにより、構造計算データをインポートし、
モデルを作成することができます。

また、オプションにより、ArchiCADにエクスポートすることが可能です。

下画面は大梁の定義(部材登録)です。

作図に先立って、全フロアの部材を登録します。




鉄骨に関しては、本柱、大梁の入力が圧倒的に速く入力ができます。

通常、本柱、大梁は階が違っても符号は同じなので、軸組みでの入力が有効です。

例えば、C1の範囲を矩形選択入力すると、各フロアのメンバーで一括配置することができます。


大梁の入力も同様なので、入力が圧倒的に速くなりますね。




sakamoto