平面詳細図なら0.5mm単位で小数点以下1位まで記入、躯体図では小数点以下は四捨五入が多くないですか?
でも、角度寸法だけは注意してください!
6.66666666度という角度を安易に6.7度と表記してしまったらどうなるか?
1mや2m先では何の問題もないのですが・・・
50m先では29.3mmも開きが出てしまうんですね。
実際に、現場で梁の角度が合わなくなってしまいました。
図のグリーンのラインが6.6666666度です
レッドのラインは6.7度で記入したものです。
29.3mmも位置が違うと現場は大騒ぎ!!
角度だけは小数点以下を四捨五入してはいけません。
左の図は角度の十進表記を『度分秒』に直したものです。
2分もの違いがあるんですね!
実際に現場で図面を使う時は、トランシットや光波測定器で基準墨を出します。
これらの計測器では小数点以下を十進法ではなくて『度分秒』で入力します。
一般的には10秒単位までしか入力できません。
高精度の機械で5秒単位の入力です。
5秒が50m先でどの程度の誤差になるか・・・
CADで確認すると、『1.2mm』!!
これなら使える誤差ですね。
ここから考えると、『度分秒』の表記で5秒単位で表記する事がベターですね!
M,D
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