下図は、外壁が金属断熱サンドイッチパネルの建具(AW)
部分の縦断面です。
金属断熱サンドイッチパネルが先でも、AWが先でも取り付けられる納まりにしています。
実際、このプロジェクトでは、金属断熱サンドイッチパネルの職人さんが多く
来てくれたのですが、AW取付の職人さんが足りなくて、助かりました。
下図は、外壁が金属断熱サンドイッチパネルの建具(AW)
部分の縦断面です。
金属断熱サンドイッチパネルが先でも、AWが先でも取り付けられる納まりにしています。
実際、このプロジェクトでは、金属断熱サンドイッチパネルの職人さんが多く
来てくれたのですが、AW取付の職人さんが足りなくて、助かりました。
一般的な建物のドアは開き戸が採用されますが、病院において患者さんの
動線上のドアはハンガー式の軽量引戸が多いと思います。
そのため、それぞれで必要な幅が決まってきますね。
作業をしている中で、せっかく部屋のパラメータに情報を入れ込んだのに
間違えて削除してしまった。。なんて事があり、削除した部屋を情報も含めて
再配置できる方法を見つけたので紹介します。
①壁を立ち上げて部屋を配置します。部屋2にはパラメータに情報を入力します。
②部屋2を削除し、再度[部屋/エリア]-[部屋]を選択します。
③[部屋]-[新規作成]のプルダウンを選択すると、先程削除した
[部屋2]を選択できます。
④選択した部屋2を再配置することが出来ました。パラメータの情報も残っています。
ご活用ください。
O.T
スケッチによって手摺を作成する際に、[オプション]-[プレビュー]に
レ点を付けると、作成しやすいです。
①3Dビューを開き、[建築]-[階段]-[手摺]
ドロップダウン [パスをスケッチ]をクリックします。
②その後、スケッチする際、[オプション]-[プレビュー]にレ点を付けることで、
編集モードを終了しなくても、どのように手摺が配置されるかを、
前もって表示することが出来ます。
③[プレビュー]にレ点を付けないと、編集モード中は手摺が表示されません。
レ点を付ければ、編集モードを終了する前に配置の確認ができるので便利ですよ。
ご活用ください。
O.T
Rhinocerosはレイヤの下にレイヤを入れ、サブレイヤとして表示、
非表示の切り替えが可能です。
①円柱が積み重なったオブジェクトを用意しました。
段ごとにレイヤが分かれている状態です。
②次にレイヤ01をデフォルトレイヤにドラッグ&ドロップします。
するとレイヤ01がデフォルトレイヤのサブレイヤになります。
③次にレイヤ02をレイヤ01にドラッグ&ドロップ、また次に
レイヤ03をレイヤ02にドラッグ&ドロップ。。というような
作業で以下の階層になりました。
④レイヤ01を非表示にしてみましょう。
全てのモデルが非表示になりました。
レイヤごとにモデルが分かれていても、親レイヤが非表示だとその下の
サブレイヤも非表示になります。
⑤次にレイヤ03を非表示にすると、レイヤ04はレイヤ03のサブレイヤなので、
同時に非表示になりましたが、レイヤ01とレイヤ02は親レイヤなので、
レイヤ03の非表示の影響は受けずに表示されたままですね。
このように階層の仕組みを理解すると面白いですよ。
O.T
Revit2022より、Rhinoceros (3DM)形式のデータのCADリンクが
可能になったので、試してみました。
①まずRhinocerosで簡易的なボックスを作成し、保存します。
②次にRevitデータへリンクします。
Revitファイルを開き、[挿入]-[CADリンク]を選択。
③[ファイルの種類]から[Rhinoファイル(*.3dm)]を選択し、
先程作成したボックスデータを選択し、開きます。
Revitにオブジェクトがリンクされました。
④次にボックスを球に変えて、再ロードで変更できるか試してみます。
球に変えたデータを上書き保存します。
⑤Revitで[プロジェクト管理]-[リンク管理]を選択
⑥[リンク管理]から3dmデータを選択、[再ロード]して[OK]を押します。
ボックスから球になりました。
このようにリンクが可能になったことで、変更を加えたファイルを
再ロードできるのが便利ですね。
ちょっとした知識ですが、Revit2023以前のバージョンで
3Dビューで計測をしたいときについてです。
3Dビューでオブジェクトの長さを調整しているとき、
ここの長さがわかれば・・・というときはありませんか。
部材をコピーすることで距離を知ることができます。
例えばこのように、3Dビューで天井と壁天端の距離が知りたいというとき
2点間計測機能は仕様上3Dビューでは使えません。
そのようなとき、壁をコピーして天井の下端まで移動します。
天端まで移動すると503.5と出るので壁天端と天井までの距離がわかります。
コピーを確定しないでおけばモデルに影響もないと思います。
このような形で3Dビューでも知りたい距離がわかります。
複数棟あるプロジェクトなどで、各棟を別々のデータとして作成した場合に
プロジェクト情報を転送する方法についてです。
Revitの<管理-設定>にあるプロジェクト転送は各カテゴリを一括で転送されます。
床伏のビューテンプレートのみ転送したい、など特定のものを選択して
転送することができません。
同じ名前が転送先にあった場合に上書きをするのか、別名で追加するのかも選べます。
選択して転送できる機能があると便利ですね。
シートや一覧表などは、Revitの標準機能でも選択して転送できるので
下記記事をご参考ください。
配置したファミリを別のファミリに置き換えたいときの方法です。
配置したファミリを一括で別のファミリに変えたいときは
置き換えたいファミリを右クリックし再ロードを選択します。
新しいファミリを選択するウィンドウが表示されます。
新しい名前がプロジェクト ブラウザに表示されます。
東日本大震災の関連記事
・『建築を考える』・・・吹抜の天井
http://sherpa-net.blogspot.com/2016/05/blog-post_24.html
東日本大震災で大規模空間を有する建築物において
天井が脱落した事案が多数生じたことや、
エスカレーター等の脱落事案が複数確認されたことで
建築物等のさらなる安全性を確保するため、建築基準法施行令が改正されました。
災害から学び、同じ事故が起こらないように少しでも多くの人が助かるべく、
行動を変えることが重要だと思います。
仙台市 (city.sendai.jp)より引用)
以下は建築と離れた内容となりますが
今年初めの能登半島地震において、亡くなった方の死因を分析した調査では、
家屋の倒壊による圧死が4割、身動きが取れない状態で
寒さで体力が低下したと考えられる凍死が1割という結果が出ています。
今年は雨と雪が例年より多かったため、水分を含んだ土が土砂崩れし、
半島北部に通じる道路が寸断されて救助の到着が遅れをとりました。
救助を待つ間に死亡した事例が多いそうです。
100年前の関東大震災では、地震発生時が昼食準備の時間帯であったことで
大規模な延焼火災が拡大し、亡くなった方の死因のほとんどが焼死となっています。
地震の被害は土地、天気、時間帯、条件が重なり拡大してしまいます。
初期消火や災害用品の準備がより多くの命を救う可能性があるんだなと改めて思いました。
皆さまは災害の備えはどれほどされているでしょうか。
震災時はガラスや瓦礫が散乱し、怪我や感染症が起こりやすい環境となります。
大都市では特に混乱した状況となり、救助が行き届かない場合もあります。
ちょっとした準備がいざというときに助けになります。
倒壊した建物に閉じ込められたときにホイッスルを持っていたから救助を得られた、
アルミブランケットを持っていたから低体温による免疫力・体力の低下を防げた、
いざというときにすぐ使える状態にあることが大事です。
自宅だけでなく会社や学校などの、普段生活している場所での
情報収集・災害用品の準備も心がけたいですね。
用品だけでなく、応急処置の仕方や避難の情報を見聞きしているだけでも
いざというときによりよい判断が出来ると思います。
画像引用:https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1002147/index.html