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2015年10月30日金曜日

ArchiCAD19 参照線とスナップガイド

ArchiCAD19から参照線が一つの操作をしても消えなくなりました!

参照線はわざわざ線ツールなどで補助線を引く手間がかからないのでとても便利です。

参照線は水平垂直の方向にはすぐ引くことができるのですが、
斜めの方向に対しては少し引きにくい特徴があります。

そこで、ArchiCAD19からスナップガイドと点という機能が加わりました!


スナップガイドと点ArchiCAD18までで言う特殊スナップ点
ArchiCAD18までの参照線が合わさったような機能です。

例えば下図のような図形の端点にスナップを置いておくと・・・





青いマークが表示されました!!

そのまま、カーソルを動かすと・・・


18の参照線のような青い点線が出てきました!

さらにもう一つ青いマークを表示させると・・・



もう一本線が出てきてその交点が選択できるようになりました!!

まさに18までの参照線を簡単にしたようなツールです!!




このスナップガイドは、端点だけでなく各要素にも適応されるので、
ちょっとした補助線や仮想端点へ入力する時は便利です!!

スナップガイドは18までの参照線と同じく、一つの操作が終わると消えてしまいます。

ArchiCAD19からは、参照線は「消すまで消えない」、スナップガイドは「一つの作業で消える」
を覚えておきましょう。


NF






2015年10月29日木曜日

ArchiCAD レイヤーを変えて掘削法面の作成を行う

昨日投稿したばかりの、

ArchiCAD 基礎躯体モデルを利用して掘削法面モデルを作成
(2015/10/28: http://sherpa-net.blogspot.jp/2015/10/archicad_28.html)

実際に、上記の作成の仕方で作業をしていきますと、

一部の躯体や、小規模なものですと、気にならなかったのですが、

基礎の数が多く、大規模なものとなると、

壁ツールを使って法面の作成をする際、

パース画面では、基礎や基礎梁の法面を作成した法面壁モデルが重なり合ってしまい、

また平面図でも、多くの線が重なり合って、見えづらく、

作業しづらくなってしまうということが。。。

法面壁入力時のパース画面


法面壁入力時の平面図画面

そこで!パース画面で躯体底面のモルフ面を入力し終えた後に

底モルフを、 基礎 と 基礎梁(X方向、Y方向) とで、

レイヤー」 を変えてあげます!

そして、次の作業へ!


基礎の底モルフだけを表示させ、壁ツールで法面を作成します。

作成できたら、基礎の法面壁も、「レイヤー」 と 「」 を変えてあげます!

レイヤーと色を変えて、基礎の法面壁を入力(平面図画面)
レイヤーと色を変えて、基礎の法面壁を入力(パース画面)



同様に基礎梁(X方向)、基礎梁(Y方向)、と作業を進めていきます。


レイヤーと色を変えて、基礎梁の法面壁を入力(平面図画面)①
レイヤーと色を変えて、基礎梁の法面壁を入力(パース画面)①



レイヤーと色を変えて、基礎梁の法面壁を入力(平面図画面)②

レイヤーと色を変えて、基礎梁の法面壁を入力(パース画面)②




どこまで作業が済んでいるかなども確認しやすく、

作業もしやすくなりました☆


完成掘削法面モデル



YS

2015年10月28日水曜日

ArchiCAD 基礎躯体モデルを利用して掘削法面モデルを作成

以前にも、
シェルパブログで掘削モデルに関してご紹介しておりますが、

(2013/06/12 ArchiCAD 根切りのモデルを作る
(2013/07/11 ArchiCAD メッシュで掘削モデルを作る+体積も積算する!


「基礎躯体モデルはもう作成したものがあるよ!」

もしも、そんな時は

基礎躯体モデルを利用して、
掘削法面モデルを作成 していきましょう♪

まず、基礎躯体モデル、そしてメッシュツールで作成した地盤を準備します。

次に、下から基礎躯体モデルを見上げたような状態のパース表示となるように操作し、
躯体底面にモルフ面をマジックワンドで作成します。

(☆このモルフ面が、掘削時の床付けレベルとなるので、
 作成後に、必要に応じて捨コンと砕石分を考え、配置高さレベルを調整してください!)



平面図画面に切り替え、

作成したモルフを選択し、ペットパレットの [すべての辺をオフセット] を選択。

余掘幅分を入力します。


それから、法面の作成です。

壁ツールを使って作成していきます!

壁のデフォルトを設定で

・ [壁形状] を 「傾斜」
・ [壁厚] を 「1」
・ [角度] を 地盤状態に合わせて設定。 今回は 「60」 と入力します。


以上を入力して、 [OK] を選択。

☆壁入力前に、メニューの[編集]-[グループ化]-[自動グループ化] を選択しておきましょう♪


パース画面に切り替え、底モルフをマジックワンドして壁を配置していきます。


ここまでが下準備となりますが、もう完成は間近ですよ!!☆


では、ソリッド編集で掘削法面の姿を現していきましょう♪

メニューの[デザイン]-[ソリッド編集] を選択します。

地盤メッシュを [ターゲット要素] にし、


底モルフと法面壁を [オペレーター要素] にします。



[編集を選択:] で [上方向へ減算] を、

[ターゲットの新規表面] で [オペレーターの属性を継承] を選択し

[実行] をクリック!

あとは、法面壁と底モルフのレイヤーを非表示にすると

掘削法面モデルの完成です!!

底モルフと法面壁のビルディングマテリアルを変更すれば、
色分けができて、より分かりやすいパースになるかと思います☆


YS

2015年10月27日火曜日

ファイルが見やすくなる方法

本棚から探したい資料を探すときは、背表紙の少ない情報から読みとって内容を探しますが、ファイルを開けて目次を探さなければなりません。
そこでその『ワンアクションを減らす方法』を考えました。




ファイル側面に目次を貼り付けました。
これでワンアクションを省略できました。

作成方法はクリアファイルを両面テープで貼り付けただけです。




安価で安易にあるもので作成しました。

忙しい時ほど、整理しておくと後が楽になりますよね。

          BY  H,K 

2015年10月26日月曜日

ArchiCAD19 ラベルを一括で配置する

ArchiCAD19からラベルが改善され、ひとつの要素に対して
複数のラベル表示できるようになって便利になりました!

↓詳しくはコチラ↓
http://sherpa-net.blogspot.jp/2015/10/archicad19-1.html


僕はいつもラベルは、各要素を選択して、設定画面の「リストとラベル」から
配置していたのですが・・・

リストとラベル」がない!!




これでは複数の要素に対して一括で配置できない?
っと思い、いろいろなツールバーなどを探していたら・・・

ありました!!

ドキュメント」の「ドキュメント補助」→「選択された要素にラベル配置」です!




この機能を使うことで複数の要素に対して一括でラベルを配置できます!

配置されるラベルは、ラベルツールの最後の設定内容が反映されます。


余談ですが、要素によっては利用できないタイプのラベルが設定された場合、
このような表示になってしまうので注意しましょう。



NF

2015年10月23日金曜日

ArchiCAD 3Dビュー画像出力の解像度比較

以前にも、3Dビューの画像を出力したら画質がイマイチ・・・

という内容の記事を紹介しましたが、今回は実際どのくらい違うの?

って言うことで、画質の比較と画像データに出力してデータ容量を比較してみたいと思います。

↓以前の記事はコチラ↓
http://sherpa-net.blogspot.jp/2012/06/archicad3d.html


比較するウィンドウサイズは、表の通りです。

初期設定最大サイズ中間サイズの3通りを比較します。




それぞれ出力した画像を見てみると・・・


初期設定
中間サイズ
最大サイズ

1枚ずつではわかりにくいので、1枚にまとめて拡大してみました。




3パターンとも明らかに違いがあるのがわかります!

特に目地のラインが最大サイズだと綺麗なのがわかりますね!

じゃあ画像(JPEG)の容量は?というと・・・




最大サイズでも1,044kb!!(約1MB)


これならプレゼン用のパワーポイントなどで問題なくいっぱい貼れそうですね!

ウィンドウサイズによる画質の違いは、保存したビューをレイアウトに貼り付けた時にも影響します。

なので、レイアウトで大きい画像(ビュー)を貼り付ける場合は気を付けて下さい。



NF

2015年10月22日木曜日

GLOOBE 階段下の壁入力


階段の下部や上部に壁を作成する時に便利な機能がありました。



壁ツールの「見付入力」です。




作図は至って簡単です。





平面図上で壁を配置したい面を指定した後、立面図や断面図モードで

壁の端点を指定するだけです。




この方法なら、壁の斜め部分を切断する必要がありませんね。

KN

2015年10月21日水曜日

ArchiCAD 平面上の不要な線(パラペット)を表現しない様にする

今回は、平面上で不要な線(パラペット)を表現しないようにする方法を説明します。

例として、下図のようなモデルです。




パラペットの配置フロアは2階なのに1階の平面図に表示されています。




その原因は、壁の設定の「平面図表示-表示フロア」が「関連フロア全て」になっているからです。

例のモデルのパラペットは配置フロアである2階より下がって配置されているため、
1階のフロアにも関連され、表示されてしまいます。




なので、「表示フロア」を「配置フロアのみ」に設定します。




設定後、1階の平面図を見てみると、、、




表示されなくなりました!

この設定は、パラペットだけでなく梁などにも適用できるので、
覚えておくと便利です!


NF

2015年10月20日火曜日

ArchiCAD オブジェクトのパラメータを追加する

今回は、自作したオブジェクトにパラメータを追加する方法を紹介します。

テストモデルのオブジェクトとしてメッシュで作成した図のような形状を
「ライブラリとオブジェクト」の「選択内容に名前を付けて保存」から作成しました。







このオブジェクトにパラメータを追加していきます。

「ライブラリとオブジェクト」の「オブジェクトを開く」でオブジェクトを開きます。
(オブジェクトを選択してCtrl+Shift+OでもOKです)

開きましたら、「パラメータ」をクリックして、パラメータを追加したい箇所に
「新規」で行を増やし、「タイプ」や「名前」を設定します。




追加できるパラメータのタイプは「タイトル」や「テキスト」、
「整数」、「実数」、「角度」など全部で12項目あります。
また、タイトル行の下に追加した項目をプルダウン表示させる場合は、
下図のようなマークを設定すればOKです。

設定が完了したら、「Ctrl+S」で設定を保存しましょう。




設定したオブジェクトを見てみると、、、




ちゃんとパラメータが追加されています!

ゾーンや一覧表と組み合わせて使うことで、簡易FMもできそうですね!


NF