ページ

2013年10月23日水曜日

寸法の意図するところ 2

例えば壁の位置を示す下図a,bの様な図面があったします。



a図


b図


a,bの壁位置は同じなのですが寸法の出し方が

a.壁芯で寸法を押さえている
b.壁面で寸法を押さえている

となっています。

通常、aの寸法の引き方が通常ですが、bについて作図者
が狙っていることを考えると壁間のスペース(寸法)が
必要と読み解けます。例えば

法令上寸法が指定されている場合(廊下幅等)
機械設置に伴い寸法が指定されている場合

等壁間のスペース(寸法)が重要な場合です。

この様な作図者の意図を理解しないで施工を行うと
(この場合、何も考えずaの出し方で位置だしを行った場合)
㎜単位の誤差等で必要な寸法が寸足らずとなり、後々困って
します場合があるのです。

図面を読むときは、寸法の引き方ひとつをとってみても考えながら
読み解く必要があります。

T.S

0 件のコメント:

コメントを投稿