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2017年11月30日木曜日

防鳥対策の問題点

ちょっと一息ネタです。
しばしば利用する駅でとても気になっていることがあります。
それは防鳥対策です。

建物でも屋外に面する庇や軒下、バルコニーなど、鳥の飛来が想定される部分には
防鳥ネットや鳥よけなどの防鳥対策が必要になりますよね。

             防鳥ネット

             鳥よけ
 下の写真がよく利用する駅のホームに設置された防鳥ネットです。
鳥との戦いがされている様子が伺えます。
チャンネル部材の上には針状の鳥よけがものものしく設置されています。
これが見た目に非常に威圧感が感じられてしまい残念です。
全ての駅に鳥が飛来するわけではないので、計画が難しいと思われますが
鳥が止まれる部分を予め少なくデザインできれば人にも優しくなりそうですね。
                                     T.F 

2017年11月29日水曜日

ArchiCAD 壁断面形状のコーナー包絡の注意

ARCHICAD1スパンモデル外装モデルを作成するとき、
ECPの横貼りなどは壁の断面形状で作成すると思います。

この方法でモデルを作成する時に、コーナーで層間部(断面形状の境界)
包絡は断面形状の作成に注意が必要です。


     左:包絡がおかしくなっている例     左:対策後


ECPの断面形状をそのまま登録すると、層間部でコーナーの包絡
おかしくなってしまいます。


左:元々の形状   右:対策後の形状


上図(右)のように断面形状を登録しておくことで問題なく包絡されます。



包絡がおかしくなってしまうのは、層間部で要素同士が重なってしまい
基準線も重なっているためです。

断面図を切った際、最下部と最上部の見た目に違和感がありますが、
3D上での見た目外装割付図用の立面図に出力するのを目的とするのであれば
この方法をおススメします!。

NF

2017年11月28日火曜日

Navisworks ArchiCAD→3DDWGの変換設定

ArchiCADで入力した重機をIFCに変換してNavisに取り込んだところ、
重機のボディの一部が白くなってしまいました。


そこで、色をそのまま取り込めるように3DDWGで取り込むことにしました。
(※ちなみに、半透明だと、取り込むと透明度が0になってしまうようです。)



その時の変換設定で、試したことがあるので、参考に紹介します。

まず、3DDWGに書き出したいモデルを3D画面で表示し、
[ファイル]>[名前を付けて保存]で[ファイルの種類]をDWGにする>[設定]をクリックし、「編集用出力」を[複製]を選択後、名前を付け(何でもよい)、設定を行います。


1つ目です。
ArchiCADのレイヤーが問題なく取り込めました。



2つ目です。
こちらはペン番号が入ってしまいました。
TimeLinerでルールを使って自動アタッチするときに、適用されなくなってしまうので
できれば1つ目が良さそうです!



3つ目です。
レイヤーごとに取り込まれました。


4つ目です。
レイヤーごととオブジェクトごと両方取り込まれました。
オブジェクトごとは不要であれば3つ目でよいかもですね!



ということで、
おすすめは1と3の組み合わせです。

y-ito

2017年11月27日月曜日

AutoCAD 簡単なコピーの方法

今回は、AutoCADリボンコマンドを使用しないでコピーする方法をご紹介します!



方法はとても簡単です!

テキストグループ化された要素を選択して、
スナップポイントをクリックすると移動モードになります。
(スナップポイントをクリックするとスナップが赤くなります)

その移動モードの状態で[Ctrl]を押しながらクリックするだけです!
※二つ目以降は、[Ctrl]を押す必要はありません!



グループ化しないで複数の要素を選択している状態ではできません。
ブロックなどスナップが表示される要素で可能です。

左:テキスト   右:グループ化した要素

注釈文字符号などをコピーするのにとても便利です!

是非ご活用ください!


NF

2017年11月24日金曜日

ArchiCAD 断面図ビューで再構築を使用する場面

ARCHICAD断面図ビューでモデルを作成している時、
様々な場面で形状などが反映されない場面があります。

ARCHICADデータの容量が大きい場合やポリゴン数が多い
複雑なモデルで発生しやすいです。

そんな時は、「表示」の「更新」→「再構築」で反映させましょう!
(ショートカット:Ctrl+Shift+R)



例として3つの場面を挙げてみました!

①断面形状を編集した時
 →変更した断面形状が断面図ビューに反映されない



②グループ化している要素を「グループの一時解除」で移動やコピーした時
 →断面図ビューでのみグループ化がバラバラになる



③「TrussMaker」でトラスを作成した時
 →作成したトラスが断面図ビューに反映されない


再構築」は、知っていると何かあった時に便利なので
是非ご活用ください!


NF

2017年11月22日水曜日

ArchiCAD 跳ね出し部コーナー笠木の作り方

ARCHICAD跳ね出し部のコーナー笠木の作成方法をご紹介します!

今回は、既製品の形状を利用して作成します!



図のように全部で3つの断面形状を登録して組み合わせます。

笠木Aは、既製品の形状で断面形状を登録します。



笠木Bは、既製品の形状で水下側の下部をカットして登録します。


笠木Cは、まず幅を合わせて水下側をカットします。
そして水下側の高さを笠木A(既製品)の高さに合わせます。
この笠木Cの形状が重要です!


既製品の形状と笠木Cを重ねてみるとこんな感じです!


最後にちゃんと包絡させるためのコツです!
ちゃんと包絡させるには、基準点を全ての断面形状で共通の箇所にしましょう!



以上、3種類の断面形状を組み合わせることで、
綺麗な跳ね出し部コーナー笠木が作成できます!

是非、お試し下さい!


NF

2017年11月21日火曜日

鉄筋納まり検討図のDWGテンプレート

ARCHICADで作成した鉄筋納まり検討モデルから切り出した

平面や断面を使ってDWGの納まり検討図を作成する場合、

構造設計者とのやり取りで何度か修正することがありますよね?



修正対応しやすいように、AutoCADのモデル空間は下図のようにしました。





ARCHICADのモデルを修正した場合に、貼替えが楽なように

ARCHICADから切り出した絵のみとしています。


文字や寸法はペーパー空間で作図しています。



sakamoto

2017年11月20日月曜日

ArchiCAD_カーテンウォールに取合う壁の自動接合


カーテンウォールに取合う壁自動的に接合させるための手法の紹介です。


①まず、カーテンウォールと接合させる壁を選択します。

②メニューの「デザイン」→「カーテンウォール修正」→「カーテンウォールに壁を接合」を選択します。

③別ウィンドウが開くので、カーテンウォールからの接続距離を設定し、接続ボタンを押すと完了です。


その後、カーテンウォールの位置を移動したり、傾斜や回転しても壁が自動追従して接合された状態になります。







※注:マリオンの位置に対して、自動接合するわけではないので、マリオンの位置が変わった場合は、手動で壁の位置を修正する必要があります。






Takayuki.H

2017年11月17日金曜日

ArchiCADから3ds形式で書き出す時の設定

3DPDFの資料を作成する時に、
モデルデータをArchiCADから3ds形式で書き出すことをお勧めします。
3DPDFではこの書き出しの時の設定によってモデルツリーが出来るため、
用途によって設定を使い分けることが大切です。


そこで、ArchiCADから書き出す際の設定についてまとめてみました。




①を選択すると、レイヤーや材質関係なく、個々の部材ごとに選択できます。

グループ化などはされていない状態なので、

3DPDFで細かい部品表を作成する場合などは良いですが、

ボリュームのあるモデルだと、パーツの量は増えてしまうので扱いづらいです。 

              
             ①の設定で書き出したPDF 



②を選択すると要素タイプ(柱、梁など)でグループ分けされ、

さらに内部グループとして材質ごとのグループが出来ます。

③も同じ要領で、レイヤーでグループ分けされ、

さらに内部グループとして材質のグループが出来ます。

④を選択すると、材質のみによるグループ分けがされます。


               
            レイヤーでグループ分けされたPDF


グループ分けされたモデルは、モデルツリーでオブジェクトが一まとめにされ、

個々のオブジェクトは選択できないので、書き出す前の工夫が必要になってきます。

※このモデルツリーの編集はXMLやCSVのテキストファイルに

一度書き出す必要があります。




2017年11月16日木曜日

ArchiCAD _コンクリート打継変更時のモデルの扱い易さ

2017年7月27日のブログ「コンクリート躯体をオブジェクト化して数量算出」に対してちょっと工夫! 

まずは前回のブログでコンクリート数量算出の方法を確認して下さい!

コンクリートを水平に打ち継ぐ場合、平面ビューにおいて各層の垂直打継位置を変更(編集)しやすくする方法
です。
ちょっとした工夫ですが、扱い易くなります!


POINT
 1.工区要素のサイズを水平打ち継毎に変える


 2.各層で工区要素を色で識別管理する

■手順
①各層毎に工区要素であるスラブのサイズを変える。

②スラブの平面での色の設定を行う。

平面ビューでどの層も打継位置が編集しやすい





3Dビュー
A.M

2017年11月15日水曜日

生コンプラントの供給状況確認

 建物の改修工事等で過去に使用されていたコンクリートを調査すると、豆砂利コンクリートや軽量コンクリート等のコンクリートが使われているケースがあります。これらのコンクリートは需要が少なくなったため、生コンプラントでは現在取り扱っていない場合が多く、これらの部位を扱う(改修する)際には、

1.同じ材料を使用する際にはどの程度のコスト増が発生するか
2.代替案がないか(若しくは現在の材料で施工可能か)

を確認し、選択しなければなりません。

 1に関しては生コンプラントでの骨材の選定作業や専用の骨材ヤードの発生、試し練りやJIS規格外品で良いか等多種多様に渡り事前の判断が必要なので、注意が必要となります。



2017年11月14日火曜日

ArchiCAD 3Dドキュメントで梁レベルの確認

梁のレベル確認を表現の上書き機能を使っておこなう時に
画面を見やすくするための方法をご紹介します。

まずは表現の上書きセットをレベル毎に設定し平面図を表示します。
すると下のように色が付きますよね。







このままでは色が分かりづらい・・・ので3Dドキュメントに変換してみましょう。
ナビゲータから作成した3Dドキュメントを右クリックし
3Dドキュメント選択設定の画面を開きます。

モデル表示の『切断要素に統一ペン』のチェックを外し
『投影表面を塗りつぶし』を元の材質カラーにします。
 

梁要素全体に色がつくので先ほどより色の判別がしやすくなりましたね。








3Dドキュメント画面上で梁のストレッチや移動はできませんが、
情報ツールパレットからレベルや断面形状などの変更はできますよ。

もちろん参照図の表示も可能です。

Y.N





2017年11月13日月曜日

ArchiCAD 敷地外周にL型側溝を作成

敷地外周にL型側溝を一回で入れる方法です。

事前にL型側溝の形を断面形状で作成しておきます。

梁ツールで作成したL型側溝の断面形状を選び、マジックワンドを使い、敷地内で右クリックして配置します。



③これで敷地の周囲にL型側溝が配置されます。

by shoichi.I