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2016年11月30日水曜日

Solibri 梁の向き情報を使って位置チェック!!

Solibriの「情報の取り出し」はArchiCADの一覧表のように使えて、


確認する時には分かりやすいのでよく使っています!


梁の位置のチェックの時、X方向Y方向別にできればいいなと思っていましたが、


梁ラベルに梁の向きの情報を格納して、ArchiCAD20の要素プロパティに


埋め込んでからSolibriでチェックしてみました!





ArchiCAD20で、梁ラベルをカスタマイズし、
ラベルの内部情報として梁の向き角度の情報を格納します。

(ラベルの内部に格納しているだけで、表示はされないようにしてます)








ArchiCAD20の新機能である、ユーザー定義の要素プロパティで
この角度を入れるプロパティを追加し、


一覧表で表示させ、エクセルにエクスポート、インポートでプロパティに回転角度を格納します。
(これがちょっと手間ですが。。。)






IFCに変換し、Solibriでチェックする時に、梁の向きごとにチェックが可能で、


尚且つ数値での位置チェックが可能ですね!



普段使うラベルにしておけば、より早く正確にモデルチェックができるようになりますね!

ただ、一度エクセルを利用しなければならないので、要素プロパティにGDLの変数を

割り当てらるようになればより万能な使い方ができそうですので、これからに期待です!

FH



2016年11月29日火曜日

ArchiCAD 鉄骨に耐火被覆を付ける

鉄骨に耐火被覆を表現する場合、鉄骨モデルに後から被覆部分のモデルを断面形状で付けたりする方法もありますが、鉄骨のサイズが変更になると、耐火被覆も直さなければならないですよね。

そこで、鉄骨と耐火被覆を一体に作成することで、修正を一緒に行えるようになります。

断面形状で鉄骨の周りに耐火被覆を付けます。

 湿式と乾式、マキベエタイプと使う物に合わせて作成しておけば、それぞれの場合に応じて使い分けができます。

湿式の場合


乾式の場合



 マキベエの場合



 作成した部材はレイヤが鉄骨も耐火被覆も一緒なので、耐火被覆を消して鉄骨のみを表示させたいときは、材質で透明度を100にして表示を消すことで対応できます。

材質で透明度を100にします。

上記のような耐火被覆の材質を透明にすると・・・

鉄骨だけの状態にできます。

by shoichi.I

2016年11月28日月曜日

ArchiCAD 断面形状の使いよう(鉄骨階段)


鉄骨階段を作図する時に、形状が複雑な場合、階段ツールでは形状を正確にモデリングできないことがありますよね。
納まりを検討する時など、形状を正確に表現したい!!という時にお勧めな方法があります。


ササラ自体を壁の断面形状として作成し、ササラの厚みを壁の長さとして作成すると比較的簡単にササラ形状を表現することができます。

ササラが梁と取り合う部分で形状が広がっている場合や、強化ガラス手摺などの形状も断面形状で作成してしまえば、形状も思いのままです。
ササラの形状を変更するときは、断面形状を直接修正するだけで出来ます。
一度、試して見て下さいね!!
                                                   T.F

2016年11月25日金曜日

『建築を考える』・・・建物は省エネ性能で選ぶ時代に・・・


皆さん、LEED認証って、ご存知でしょうか。



米国グリーンビルディング協会が実施する建築物の環境性能評価制度です。
http://www.gbj.or.jp/
米国ニューヨーク市では、民間物件だけでなく、市が関連する建築プロジェクトで
建築コストが 200万ドル以上のものは、LEED認証取得が必須条件となっています

日本国内では国立大学や大型商業施設をはじめ、大手ゼネコンの本社ビルなどの
事例があり、 2016年は11月現在で、82件のLEED認証の実績があります。


では、LEEDとは?

LEEDを説明するのに、HPに象徴的な一文があったので引用します。


「コストをセーブし、エネルギー消費を抑えて、水の使用量を削減し、室内の空気を
改善し、よりよい建築資材選択を行ない、革新的なアイデアをプロジェクトに盛り込む
ことに、強い関心があるとすれば、LEEDはベストな選択です。他に匹敵するものは
ありません。
第三者認証であるLEEDを通じて、プロジェクトが企画設計され、建設され、それが
意図されたとおり、オペレーションされていることが確認できます。
それはライフ・サイクルによって、建物をマネージメントしていくための第一歩にも
なります。」

英語を直訳した感が強いですが、分かり易いです。(^^;;



要するに、建物を格付けをすることで、他の建築物との差別化を図って、優れた
環境性能を対外的に示すことが出来るわけです。 


となると企業が取り組んでいる環境負荷の低減に対する姿勢を、外部にアピール
できるので、そこから得られる様々な経済効果に期待が膨らみますね。





評価項目は建物や設備だけでなく、建築資材や廃棄物、立地や交通、さらに室内
眺望や公共交通機関へのアクセスといったことにも広く及びます。



LEED認証のレベルは、プロジェクトが取得するポイント数で決まります。 

LEED認証には、4つのレベルがあり、プロジェクトが獲得するポイント数で、
プロジェクトがどのレベルのLEED認証になるかが決まります。

国内の事例ではゴールドとプラチナが多い感じです。
http://www.gbj.or.jp/jfma_forum2016_data/

これらの認証システムを使うことで、結果的に対象となる「不動産の資産価値」が
上がることに繋がります。

ここまでの切り口は、対外的なアピールという視点でしたが、違う見方をすれば
ユーザー側のメリットも大きいということです。

例えば建物を「買う、借りる、使う」といった場面を考えてもユーザー側のそのメリットも
大きいと思います。
 
最近良く耳にする、BELS」「トップランナー基準」といった環境性能評価のツールも
きっと時代が必要としているものなんですね。

KN

2016年11月24日木曜日

ArchiCAD_要素を選択したまま全体3D表示


平面図ビューや断面図ビューなどで選択した要素のみを3D表示させる場合、
要素を選択したまま、F5を押せば、選択した要素のみ3D表示できますが、


このままでは、その選択した要素は全体の中でどの位置にあるものなのか
3D上で判断できません。


そこで、3D上でその要素を選択したまま全体表示したい時があります。 

そんな時は、「Ctrl+F5」を押すと全体表示されます。
選択した要素が全体の中でどの位置にあるのか確認ができます!


Takayuki.H

2016年11月22日火曜日

Archicad 簡単な配筋をGDLで作成

現場の構造基準で定められている簡単な配筋についてGDLでオブジェクト化を行いました。パラメータで鉄筋径,幅(直線部分の長さ),角度(X,Z及び軸方向)を設定できるようにし、スクリプトで固定の式(曲げ半径は鉄筋径の4倍等)を入力し、形状を設定しました。

モデル上での配置や鉄筋幅の設定が楽に出来ました。


パラメータで鉄筋径,幅,角度等を設定できる様にし


スプリクトで形状等を設定


T.S

2016年11月21日月曜日

ArchiCAD 凹凸の付いた断面形状の面積

今回は、ArchiCAD凹凸の付いた断面形状の面積算出方法をご紹介致します!

有孔折板など、凹凸の付いた形状を断面形状で作成した場合、
一覧表の「組み立て要素」からでは、凹凸を含む表面積を集計してしまいます。

【組み立て要素で集計した面積】



断面形状を作成する際にちょっとした設定で「長さ×高さ」の面積を集計できます!

①「断面形状マネージャー」で作成した形状の「塗りつぶし」を選択し、
 「構成要素面積のリスト」にチェックを入れます。


②「構成要素面積の基準」の線を垂直になるように合わせて保存します。
(※有孔折板など複数のユニットを組み合わせている場合は、
  一つだけ「構成要素面積の基準」を設定してからコピーすると手間が省けます。)


③一覧表を「構成要素」として新規作成します。
 (※「構成要素」で作成することで、ビルディングマテリアルごとに集計できます。)



④一覧表設定の「フィールド」を図のように設定して完了です!




また、この方法ですと一つの断面形状の中で「仕上げ」と「下地」を
一緒に作成しても、それぞれ別の要素として集計することができます!


NF

2016年11月18日金曜日

Navisworks nwd保存にはパブリッシュも有効!


 

IFCデータに情報が多いと、Navisworksの「プロパティ」ウィンドウに

 

たくさんのタグができますよね。



もちろん欲しい情報であればいいのですが、モデルだけが保存されればいい時も

 

結構あると思います。

 

そのような時は、是非、「パブリッシュ」を使いましょう!!

 

「出力」タブ「パブリッシュ」NWDとありますね!



これをクリックすると、このようなウィンドウが表示されます。



 
「オブジェクトプロパティをエクスポートしない」にチェックを入れてOKします。

 

保存したnwdファイルを開いてみると、、、


 
プロパティのタグがほとんど消えました!!

 

iPadBIM360Glueで形状だけを見る時もいいですね!


他にも、パスワード設定できたり、再保存の可否、などがありますよ!

 


ぜひ、使ってみてください!!

 

FH

2016年11月17日木曜日

Navisworks Freedomで干渉チェック箇所を確認する!


 

Solibri Model Checkerはデータを渡せば、

 

無償のSolibri Viewerで干渉箇所を確認できるのに、

 

Navisworks Manageでの干渉チェック箇所は、

 

「無償のNavisworks Freedomでは見れない!!」

 

と思っていました。

 

が、しかし!!

 

先日、ArchiCAD20の製品発表会でお知り合いになった方に

 

教えて頂いたのですが、なんと!できるのですね!!

 

例えば下図のようにNavisworks Manageでいつものように干渉確認します。



その次に! 「レポート」タブ「出力設定」「レポートのフォーマット」

「ビューポイント」を選択して、「レポートを作成」します。



すると、

 

「保存されたビューポイント」に干渉箇所のビューが保存されます!!



そのままnwd保存して、Navisworks Freedomで開いてみると、、、

 
強調表示の状態のビューがそのまま見ることができますね!!
 
N様、どうもありがとうございます!
 
FH

2016年11月16日水曜日

ArchiCAD 3dm変換時の注意!



ArchiCADからRhinocerosのデータ形式、3dmに「名前を付けて保存」から変換できるようになりましたが、なぜかデータが開かないことってありませんか??

 

ArchiCADから3dm保存するには以下からアドオンをインストールしてください。】


 

 

「名前を付けて保存」で「3dm」形式で保存しても、、、




データサイズが「0KB」で何も変換されていない。。。



その理由は、保存先のパスに日本語文字の2バイトがあるために、きちんと変換されないようです。。。

 

上図の例ですと、保存先のフォルダ名が「新しいフォルダ」と日本語になっています。

 

ですので、パスに日本語とならないように保存フォルダも1バイト文字に変えて保存すると、、、




データサイズがちゃんとありますね!




Rhinocerosできちんと開くことができます!!




保存先のパスに2バイト文字があるとうまく変換できないので、


保存直下のフォルダ名だけを1バイトにしただけでは駄目なようです。


ちなみに「デスクトップ」は「C:\Users\***\Desktop」というパスになっているので大丈夫ですよ!

 

FH

2016年11月15日火曜日

コンクリート打設時の型枠表面の気泡を抜く 

逆ハンチ(傾斜)形状の型枠でコンクリートを打設するとき、振動機だけでは気泡が抜けずにそのままコンクリートが固まってしまいます。 コンクリート表面に気泡が残ると、かぶり部分のコンクリートが密実なものではなくなるため、かぶり不足になりがち、品質向上のために左官補修で穴埋めしなくてはなりません。


そこで

 
 「ピカコンという工具で、コンクリート打設時に気泡を大幅に除去することができます。








先端金具部(資料:西部)


使用方法

打設時使用方法(資料:西部)


打設完了時使用方法(資料:西部)


下図は仕上り状況の比較写真








コンクリートが密実に打設でき、かぶり不足が解消、また左官補修箇所も少なくなるため、
 品質向上、工期短縮に役に立ちます。




by H,K

2016年11月14日月曜日

ArchiCAD20 IFC変換でモデルの原点位置を変更する!


IFCファイルでモデルを渡す時に、モデルの原点を移動したい時ってありませんか?

 

今までは、仕方ないからArchiCADでモデルをごっそり移動したり、

もしくは、渡した先でモデルを移動したりしていました。。。

 

それがArchiCAD20IFCトランスレータ設定で、

モデルの原点位置を調整して変換できるようになったのです!!

 

正確には、予め「測点」というオブジェクトを置いておくと、

そこを原点としてIFC変換できる、というようになったのです!

 

 
←このオブジェクトです! ちょっと分かりづらいですが、
 
「内臓ライブラリ」>「IFC.apx」の中にあります。












まずは左のモデルを普通にIFC変換して、

Navisに取り込んでみます。











X1-Y1が原点ですよ。




















下の円柱の天端がNavisでのモデル原点ですが、そこにIFC変換したモデルの原点が合っていますね。




 
 
 
 
 
では「測量」のオブジェクトを原点として設定したい箇所に置いてみます!
 

 








 
「名前を付けて保存」で「ファイルの種類」で「IFCファイル」を選び、「設定」を押します。







 
「一般的なトランスレータ」は編集できないので、
 
「複製」してから「形状変換オプション」を開きます。



すると、「IFCサイト位置(測点がある場合)」
 
というものがありますね!!











これを「測点の位置」としてIFC変換します。

そしてNavisで開いてみると、、、




見事!!原点位置が調整されて変換されました!!



 
 
今回は「測点」オブジェクトを1FLに置きましたので、
 
1FLの「高度500」のため、レベルも調整されています。












 
「測点」オブジェクトの設定で、
 
高度設定をすることによって、
 
基点レベルも調整できますよ!!








 
 
また、設定で「プロジェクトの北に従う」としていると、
 
「オプション」>「プロジェクト設定」での
 
「プロジェクトの北」向きが合います。






















 
 
「プロジェクトの北に従う」のチェックを外すと、
 
「測点」オブジェクトの向きを自由に変えることができ、








 
 
このまま変換すると、、、











向きも調整されてIFC変換が出来ました!!

 

原点位置を調整してモデルを渡したい時には是非使いたい機能ですね!

 

ただし、そのIFCデータを再度ArchiCADに取り込んでも、元の位置のままでしたので、調査中です。。。

 

FH