あるプロジェクトでPLのジョイント位置を塗りつぶし領域を使ってマークすることがありました。
Revitの画面上では特に問題なかったのですがPDFに書き出した際、モデル要素の下に隠れてしまいました。
調べていったところ、使っていた塗りつぶし領域のタイプのパラメータのマスキングにチェックが入っていなかったことが原因でした。
あるプロジェクトでPLのジョイント位置を塗りつぶし領域を使ってマークすることがありました。
Revitの画面上では特に問題なかったのですがPDFに書き出した際、モデル要素の下に隠れてしまいました。
調べていったところ、使っていた塗りつぶし領域のタイプのパラメータのマスキングにチェックが入っていなかったことが原因でした。
ある複数の棟からなるプロジェクトで、図面を表現するのに隣接した棟も合わせて表現したいということがありました。
そこでRevitリンクを使って隣接棟をリンクモデルとして配置しました。
ただ図面を表現するうえでメインの棟と隣接棟の表現に少し差をつけて(隣接棟のモデルの線を少し薄くしたい)見やすくする必要がありました。
ただ一つ一つの要素をそれぞれ薄くして言っていると手間がかかってしまうため、一気に薄くする方法として[表示/グラフィクスの上書き]-[Revitリンク]で隣接棟をハーフトーンに設定しました。
たださらに透過度のように薄さの調整をしたいなと思ったため、管理タブ-[その他設定]-[ハーフトーン/アンダレイ]でハーフトーンの明るさを調整してみました。
デフォルトだと50に設定されていると思いますが、この値を上げたり下げたりすることで大分見た目の濃さが変わると思います。
↑明るさ50の時
↑明るさ70の時
ぜひ試してみてください。
あるプロジェクトで天端に一部欠き込みがあるRCの立ち上がりをモデリングする際、重ね壁を使用しました。
ボイドファミリを使っての欠き込みや幅によってそれぞれ分割して壁を配置することも検討しましたが、壁を多角形に配置していく必要があったので単体で管理できる重ね壁を使いました。
結果的に壁の配置基準が変更になった際、修正の手間が少なく済んだり、そもそも多角形に配置が必要でボイドファミリや壁を幅によって分割していたら要素の数が多くなっていたので効率的だったと思います。
重ね壁のタイプの作り方としては構成などタイプパラメータが同じもの同士、まずは標準壁でタイプをそれぞれ作ります。
次にシステムファミリを重ね壁に変えて【構成】で任意の断面になるように高さや側面オフセットなどの数値を調整すれば作れます。
ただ注意点としては重ね壁一体でワークセットや壁の構造/意匠などの選択となるため、例えば構造壁と意匠壁の重ねは出来ないなどの問題があります。
もし重ね壁をそれぞれのタイプに分割する場合は壁を選択→右クリックすると”分割”という項目が出るためそれをクリックすると分割できます。
今回はRC同士(構造壁同士)の重ねだったので効率化できた事例でした。
注意点も考慮しながらメリット/デメリットをよく考慮して、最適な方法をとっていけるようにしたいと思います。
Y.N
前回は建設業における労働災害の発生現状についてまとめましたが、
今回は対策事例をいくつかご紹介します。
調べていくと様々な会社でAIを使った危険予測アプリの開発や運用が進んでいるようでした。
まだ開発途中であったり、自社現場限定で技能労働者向けにだったりしていましたが、AI技術の進歩が安全への意識向上に繋がっていくといいなと感じます。
そしてそれらのアプリの精度向上を目的として国土交通省が令和元年度~4年度の建設工事事故のデータ、約1600件をエクセル形式で一般公開していました。
下記URLのホームページからダウンロードができ、事故原因やその後の対策等が詳細にまとまっていました。
(国土交通省:https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_0 01048.html)
アプリの精度向上にはもちろん、同様のことが繰り返されることのないよう一般でも更に広く活用が進むといいなと思います。
またBIMやデジタル技術の安全対策への活用も始まっているようでした。
BIMやVRを使えば、KY活動がよりリアルに行えたり現場現場に合った安全対策が検討できると思うのでとてもいい試みと感じます。
ただまだまだ活用が道半ばだからか、事例としてはあまり出てきませんでした。
そんな中で興味深かったのがスカンスカ・フィンランドの取り組みです。
下記のニュースサイトで紹介されていたのですが、現場をBIMモデル化しモデル上で安全対策を検討しているといいスクリーンにBIMモデルを映して工事関係者で打ち合わせしている様子も見られました。
(日経XTECH:https://xtech.nikkei.com/kn/article/it/column/20140922/677734/?P=6)
↑安全対策の位置や種類を検討したBIMモデルとのこと
これからBIMの活用がもっと広がって、安全の向上にもつながっていくといいですね!
Y.N
建設現場では毎年多くの事故が起きてしまっています。
先日はマンション建設現場でコンクリート打設中に足場付きの型枠が崩れた事故がニュースになっていました。昨年はビル建設現場で支保工が崩れ、大きな事故が起こってしまったことも記憶に新しいです。
どちらも複数の作業員の方が、亡くなられたり負傷される大変痛ましい重大事故となってしまっています。
調べたところ令和2年度の労働災害に関する調査で建設業は全20業種のうち休業4日以上の死傷災害が14977人で4位、死亡災害に至っては断トツで1位と重大な労働災害発生件数がとても多い業種となっています。
*上記調査結果、グラフは一般社団法人 全国建設業労災互助会サイト(https://rousaigojyokai.or.jp/?page_id=165)から引用
ニュースや統計に表れてきていない小規模な事故やヒヤリハットはさらに無数にあると思います。
原因は様々かもしれませんが、安全に対する意識を高め対策を講じて、労働災害を少しでも減らしていくことが重要だと感じます。
次回は安全意識向上に関わる対策事例を調べていくつかご紹介したいと思います。
Y.N
屋上のアスファルト防水層上に長期間足場を組む、重量物を仮置きする等の作業を行う際の注意点です。
暑い時期になった際に防水部分のアスファルトが軟化し、足場の敷板や重量物の重さによってルーフィングがきれてしまったり、変形したりアス
ファルトが足場や重量物に付着してしまい床から剥がれにくくなってしまう状況が発生します。
対策としては重量が拡散するような長い敷板を使用する、付着しない様に縁切り材を敷く等があります。
屋上という事もあり防水工事を補修となると手間ひまがかかります。事前の検討が肝要です。
T.S
同じ文字や数字等を複数のセルに一括入力する方法です。
[コピー]→[貼り付け]より手数が少なく済むのでおススメです。
1.入力したいセルを選択する
2.任意のセルに文字/数字等を入力する
3.[Ctrl]+[Enter]を同時に押す
これで複数のセルに一括入力が可能になります。
T.S
現在時刻を即座に入力しておく方法です。
所定のセル内で[Ctrl]キーを押しながら[:](コロン)キーを押す
これで会議の開始、終了時間や日報での出社、退社の情報などを一瞬で入力できることが可能です。
ちなみにセル内で[Ctrl]キーを押しながら[;](コロン)キーを押すとその日の日付が入力されます
T.S
Excel作業時のセル,行,列の入れ替えを簡単に行う方法です。
1.入れ替えを行いたいセル,行,列を選択する
2.罫線上にカーソルを持っていく(ポインタが白矢印から十字矢印に変わる)
3.左クリック+Shiftキーを押しながら持っていきたい位置までセル,行,列まで移動する
この様にしてセルを移動できれば直観的かつ手数を減らした作業が可能になります。
Bluebeamのフラット化について紹介します。
フラット化をすることで配置したマークアップを選択することできなくなり、データの
編集を制限します。
また、pdfを閲覧してる時に誤ってマークアップを選択してしまう煩わしさを解消できます。
マークアップを配置したデータを用意しました。
メニューバーの「ドキュメント」をクリックし、「フラット化」クリックします。
[マークアップをフラット化]ダイアログが表示されるので、
【すべてのマークアップ】をオンにします。
(※個別に選択したマークアップのみをフラット化したい場合は、フラット化したいマークアップを選択した状態で「ドキュメント」⇒「フラット化」をクリックし、【選択したマークアップ】をオンにします。)
【マークアップの回復を許可する】をオンにします。
(※後述する『フラット化の解除』をする時にこの項目をオンにする必要があります。)
上記設定ができたら「フラット化」をクリックします。
メインワークスペースに配置したマークアップが選択できなくなり、
マークアップリストにも表示がなくなるのを確認して完了です。
フラット化を解除する際にはメニューバーの「ドキュメント」⇒「フラット化解除」を
クリックで解除することができます。
是非お試しください。
J.N
設計図に色がついている場合に、そのまま色分図を作成すると
見えづらくなってしまう可能性があります。
そこで、Bluebeamで色分図を作成する際の設計図の色を白黒にする方法を紹介します。
色のついたPDFを用意しました。
設計図をBluebeamで開いた状態で、メニューバーの「ドキュメント」をクリックし、
「色の処理」をクリックします。
[色の処理]ダイアログが表示されるので、
「処理タイプ」を【グレースケール】にし、「OK」をクリックします。
(「ページ」は必要に応じて変更してください。)