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2020年12月25日金曜日

チェッカーPL蓋のずれ防止


床下に配管、配線用ピットを設け、

ピット蓋にチェッカープレートを設置する計画の時


このチェッカープレート蓋が 

機械設置時や配管、配線作業時に

ずれてしまう」、

跳ね上がってしまう

という事例がありました。


そこで、今回はチェッカープレート蓋の

補強リブ形状を再考しました。


チェッカープレート蓋の補強リブ形状

[受枠から20mm隙間、45度カット]

が標準補強リブ形状でしたが、


今回はこの標準補強リブ形状を再考し、

[受枠から5mm隙間、糸面加工]

の計画としました。

改訂のチェッカープレート蓋補強リブ形状で

打合せ、確認することができました!


蓋ずれ防止、跳ね上がり防止の対策として

覚えておきたいと思います。


T.N  

2020年12月24日木曜日

ArchiCAD_動画を滑らかに

モデルを中心にぐるりとまわりにカメラを配置し

フライスルーで動画を作成したものの、

なんだか動きがカクカクとしてしまったとき、

試してみてほしい操作についてのご紹介です!

 

[レンダリング]の所で右クリックして

[パスオプション]を選択します。


ここで[滑らか]を選択してみて下さい☆


カメラの配置の仕方にもよるかもしれませんが、、、

カクカクした動きが軽減されたので、

よかったら試してみてください~♪


 YS

2020年12月23日水曜日

Revit_マテリアルの埋込ができない

カスタムのマテリアルをモデルで使用する場合、

Revitはマテリアルの埋込ができないようなので気を付けましょう。

打合せなど通常作業しているPCではなく、

ノートPCなど別のPCでモデルを開くことがあると思います。

そんなときにモデルが真っ白になっていたことがあり、

マテリアルを見てみると取り込んだ画像のパスが切れてしまっていました。



その場はパスを付け直してしのぎましたが、

こういった場合はなるべくPCを変えてもパスが変わらないような保存場所

例えばCドライブ直下などに取り込んだ画像を保存しておくと良いです。



複数で作業する場合は、同じパスとなるフォルダに各自保存してもらいます。

ちょっと面倒ですが、Dropboxなど共有できるフォルダに一旦画像を保管しておき、

新たにカスタムマテリアルを作成したらそこから各自コピー&保存してもらいます。

それからレンダリングの外観パスも追加しておきます。



ArchiCADだとPlaにして全部埋め込んでしまおうとなりますが、

Revitでカスタムマテリアルを使う場合はパスに工夫が必要ですね。


TM

2020年12月22日火曜日

Bluebeam 重ね図作成の前に

以前のブログ、

「 Bluebeam 重ね図での位置合わせ」

(http://sherpa-net.blogspot.com/2019/11/bluebeam.html)

で、重ね図作成の際のコツをご紹介していますが、

今日はBluebeamでの重ね図作成の

めちゃくちゃ初歩的なところを!


設計図に変更がでて、、新しい図面を

みても、、、

「旧図面からココが変更になっている!」とか

パッとわからない~。。っという時に

私は重ね図作成の機能:「オーバーレイページ

を使って、変更箇所確認を行います。



その重ね図作成の前に、そもそも設定しておきたいのが

スナップ機能です!

コンテンツにスナップ

にチェックを入れておきましょう!

(その他は適宜調整してください)



チェックを入れておくと、重ねたい図面の

位置合わせの際にスナップがきくので

スナップなしの時と比べて、重ね図作成が

しやすくなりますし、うまくいくかと思います☆

(↓わかりにくいですがブルーの四角がでているのが

 スナップが効いている状態です★)

余談ですが、

そんなに気にしていなかった[感度]のところを

最大の【25】に設定してみると


ポイントへのスナップの効き、吸着がものすごいです!

重ね合わせのポイントを、より早く確定できるかんじ

がしました☆

よかったら試してみてください^^


 YS

2020年12月21日月曜日

ArchiCAD_IFCに変換したら材質がいかなかったとき2

 2年前のブログで

「IFCに変換したら材質がいかなかったとき」

(https://sherpa-net.blogspot.com/2018/10/archicad-ifc.html)

困ったときは試してみてもらいたいメッシュの設定を

ご紹介していますが、

再び試してみました!(今回はArchiCAD23、

変換設定は「一般的なエクスポート」です。)

      ArchiCADモデル


植栽(緑色のメッシュモデル)部分を、以前は材質が表示されなかった

上記の設定でIFC出力してみたところ、

      Navisworksで開いた時


ちゃんとNavisで植栽部分の材質が表示されました!

IFC互換性、向上!!??☆☆☆


ただ、、メッシュのポイントを多く取っていたり、

曲面が多かったり?、するものは

同様の設定(上部材質のみ設定)だと、

材質はNavisで表示されませんでした。。。

 
      Navisworksで開いた時(材質欠落)


できるだけ確実に、IFCで材質を出力したい場合は

やはり、以前のブログでご紹介した

下記のような設定をした方が安心!ということが

分かりました。

      Navisworksで開いた時


あとは、IFCファイルを渡す前に、

事前の確認が大切ですね☆


 YS

2020年12月18日金曜日

Revit_メーカーの画像でカスタムマテリアルを作成

メーカーカタログの画像を使ってカスタムマテリアルを作成する方法です。

メーカーによってはBIM用にパターンのリピート画像が用意されていますので、

仕上げのイメージを見たい場合は活用すると良いと思います。


まずはメーカーサイトから画像をダウンロードしておきます。

(今回はサンゲツさんのクロスを使ってみます。)

パターンのあるものであれば、その画像が実際どのくらいの大きさなのか

書いてある場合もあるのでサイズもチェックしておくと良いです。


画像が準備できたら、似たようなマテリアルを複製します。

名前を変えて、外観タブでアセット複製し「0」になっていることを確認します。



次に用意した画像を読み込みますが、外観の設定を少し変更します。

パラメータの粗さはイメージでなく、スライダにしておきます。

また、凹凸は特にないので、レリーフ(バンプ)のチェックはずします。



パラメータのイメージを選択して、ソースを変更します。

尺度で画像の実際のサイズを入力します。



これでカスタムマテリアルが作成できました。



ペイントで壁にマテリアルを付けてみると、

このようにイメージを確認することができます。



レンダリングの設定から太陽の方向を下記のようにしておくと明るくなり見易いですよ。

画面の真正面から光が当たっている状態になります。




TM

2020年12月17日木曜日

Revit_家具のDWGデータからファミリ作成

家具の3DデータなどDWGファイルしかない場合に、

DWGを読み込んで家具ファミリを作成する方法です。


まずDWGデータを開いてブロックになっている場合は、

3Dソリッドになるまで分解して、パーツの色ごとに色を分けておきます。



ファミリにしたときに、RGB番号でマテリアルが入ってくるため、

このように分けておくとパーツごとに色が変更できるようになります。


※255やホワイトは、ロードしたときにマテリアルの変更が反映されないため

 使用しない方が良さそうです。


次に家具ファミリのテンプレートにDWGを読込みます。

このとき現在のビューのみのチェックを入れてしまうと3Dで表示されないため、

チェックは入れずに読み込みます。



※形状が欠落する場合は、再度DWGを開いてさらに分解すると改善する場合があります。


読み込んだらファミリのマテリアルの名前を分かりやすいように変更しておきます。

全てグレーで読み込まれてしまうので、外観の色を変更し、

グラフィックスのレンダリングの外観を使用にチェックを入れておきます。



プロジェクトにロードしてみると、管理のマテリアルに家具のマテリアルが

追加されているのでここから色の変更を行います。

(読込データなのでマテリアルのパラメータが付けられません。)




個々のファミリでも同じシリーズの同じパーツについては、

同じマテリアル名にしておくと一括で変更できるようになります。



TM

2020年12月16日水曜日

Revit_壁のボード積算時の注意

 壁のボードの高さが異なるとき、壁のレイヤごとに面積を拾う際の注意事項です。

壁のレイヤの高さを変更する場合は、下記の3つのやり方があると思います。

①レイヤをパーツにしてレイヤ高さを変更

②レイヤの上部ロックを解除して高さ変更可能にする

③レイヤの領域を指定の位置で分割する


この3タイプの壁を作成し、それぞれボードがちゃんと拾えているか試してみました。


①壁を選択してパーツに分解し、形状ハンドルを表示させます。

 片側のボートを下げて、マテリアルを拾ってみましたが、

 ボードの面積は反映されませんでした。

 オリジナル表示にすると元の高さで表示されるため、

 積算もオリジナルの値のようです。




②壁のアセンブリを編集-垂直部材の編集で、

 片側のボードのレイヤー上部のみロック解除し、

 形状ハンドルでレイヤ高さを変更します。



マテリアルを拾ってみると、ボードがちゃんと少なく積算されています。



※ロック解除は、隣り合うレイヤしか解除できません。

ボードの両面で高さが異なる場合は、次の③の方法が良いと思います。


③壁のアセンブリを編集-垂直部材の編集で、任意の高さで領域を分割し下部をGB、

 上部をガラスとします。


マテリアルを拾ってみると、ボードがちゃんと少なく積算されています。 

ガラス分の値はフィルタで非表示にすればOKです。




このようにマテリアルで拾う場合は、編集方法によって面積が反映されないようなので、

事前に検証すると良いと思います。




TM

2020年12月15日火曜日

Bluebeam_ポリの長さで壁の概算面積を拾う

Bluebeamで壁種の色分図を作成するときに、ポリラインではなく、

ポリの長さというツールを使うと壁の長さを出すことが出来ます。

BIMモデルがまだない、色分図も作成しつつ概算の数量も拾いたいといった

場合に便利です。

最初に正しい縮尺になるように校正をかけておくのがポイントです。

(途中で縮尺がおかしいなと気付いたら、あとからでも変更できます。)




ポリラインで壁の色分けを作成するときのように、

ポリの長さで壁をなぞっていくとプロパティのところで長さが表示されます。

概算数量が拾いたい場合は、ポリの長さのリストをxmlで出力し、

Excelで壁種・階ごとの合計長さを出します。



合計長さに階高ースラブ厚をかけるとでおよその数量を出すことが出来ます。

さらにメーカーが出している材工単価をかければ概算コストも出すことが出るので、

VEの検討材料にもなるのではないでしょうか。




TM

2020年12月14日月曜日

Revit_施工ステップで根切の作成

地盤は床で作成することが多いかと思いますが、

「ジオメトリを切り取り」が使えなかったため、一般モデル地盤を作成し、

根切りのファミリで切り取る形で表現しました。


まず一般モデルの地盤ですが、天端レベルを固定して地盤の厚さを調整できるように、

押出し始端-XXXで作成します。

次に切取り用ファミリも基礎用と基礎梁用に分け、一般モデルで作成します。

法面と余掘り分を切り取れるように以下のような形状で作成します。

基礎はサイズに合わせて可変にできるように、基礎梁も幅と長さを調整できるように、

インスタンスパラメータを付けておきます。




両方ともタイプを増やしたくないので、インスタンスパラメータとしています。

要素を選択しプロパティ値で調整しても良いし、形状ハンドルで位置合わせしてもOKです。


ファミリが用意できたら、基礎モデルに被せるように配置し、サイズや長さを調整後、

オフセットで下端を床付けレベルまで移動します。

最後に「ジオメトリを切り取り」で地盤ファミリを切り取り用ファミリで切り取り、

地盤のみ表示させて完了です。



一つ一つ切り取らないといけないのが難点ですが、

地盤と切取り用ファミリのみ表示された作業ビューの作成で効率UPができます。

個々に切取りのサイズやレベルを設定できるので、柔軟には調整できるかと思います。


TM

2020年12月11日金曜日

AutoCAD_断面検討図を外部参照で一つのファイルにまとめる

 BIMで外装の検討モデルを作成する場合、

まずは検討する断面をピックアップし、AutoCADで下絵となる検討図を作成しています。


検討図が出来たらRevitやArchiCADなどのBIMソフトに

参照またはリンクしてモデルを作成していきます。


通常複数の断面を検討するので、読み込む際は重くならないよう

DWGデータを一つ一つの断面に分けてを読み込みます。


検討図がそこで決まってしまえば良いのですが、

通常はまだまだ変わっていくので、2Dで検討しつつモデルに反映していくことになります。


そのようなときに、分割した各断面のDWGデータを外部参照で

一つのファイルにまとめておくと便利です。


空のファイルを用意し、各断面のDWGファイルを外部参照で横に並べておくと、

インプレイズ参照編集からそれぞれの外部参照ファイルを編集できるようになります。




ちょっと他の断面のパーツをコピーしたいというときには使えませんですが、

軽微な変更であれば問題なく行えます。


最初に検討図を描く場合は、各断面が横に並んでいた方が作図がしやすいと思いますが、

ある程度作成後は、外部参照で一つのファイルにまとめておくと

BIMにリンクし直す毎にファイルを分割するひと手間が省けて楽ではないでしょうか。



TM

2020年12月10日木曜日

ArchiCAD_複数のレイアウトを一つのDWGファイルに出力

平面詳細図など1フロアを分割して、複数のレイアウトを作成することがあると思います。

ArchiCADから1つのdwgファイルを書き出す際に、

平面ビューはモデル空間に、複数のレイアウトはレイアウト空間に、

まとめて出力したい場合の設定です。


まず、レイアウトを作成したらオーガナイザで発行セットに追加しておきます。

また、分割したレイアウトは一つのフォルダにまとめておきます。





発行セットのフォルダを選択すると、

「単一DWGファイルに結合」という項目が出て来るので、

(個々のレイアウトを選択しても出てきません。)

チェックを入れて発行すれば完了です。




DWGの出力設定は以下のようにレイアウトの保存先を「モデルスペース」としています。

相互運用性のDXF-DWG変換設定から設定してみて下さい。


ちなみに全体のレイアウトを一枚として出力する場合は、

レイアウトの保存先を「ペーパースペースビュー全体」にしています。




TM