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2022年7月29日金曜日

外装種類が変わる部分の竪見切りを見学

建物の外装種類が多くなると取合い部分が増えて
納まりが難しくなると思います。
今回、携わるプロジェクトも金属パネルやECPパネルなど
外装種類が多いです。
そこで外装種類が変わる部分の竪見切りに絞って、
会社周辺の建物を見て勉強してみました。

SUSの細い見付け幅の金物でタイルと石取合いが
見切られていました。
最初はこのパターンが多いのかな、、、と思いましたが
以外と少なく感じました。


先ほどのSUS見切りのよう竪見切りがなくて
タイルと石取合いが納められていました。見た目はすっきり
していますが、表面に見えるシール幅が6mmほどで
内側に止水ラインの工夫がしてあるのかな、、、と思いました。


金属系サイディングとECPパネルがアルミパネルで
見切られていました。すべてが白色系の外装でやはり汚れが
目立つ感じがしました。


カーテンウォールとアルミカットパネル

アルミカットパネルと金属系サイディング

このアルミカットパネルの外装取合いを探していました。
アルミのエッジが見えてかっこよく見えますが
見えているシールの裏側に止水ラインがあるのかが
やはりよくわからなかったです。
当初予想した外装種類が変わる部分の竪見切りには
SUSなどの金物見切りが多いのかな、、、と思いましたが
実際は外装と外装が直に見切られている部分が多い印象です。
また少し納まりなどで困ったときは
建物見学をしたいと思います。

T.N

2022年7月28日木曜日

マインドマップで躯体図作図の共通質疑項目を作成

施工図の躯体図を作成する際に、たくさんのメンバーで
作図を進めるために「躯体図作図の共通質疑」
項目検討をしてみました。基礎伏図についてマインドマップ
利用し、いつも質疑することなど思っていることを
書き出し、社内確認・修正し「躯体図作図の共通質疑」
まとまりました。



進めていくなかで、まだ気になる点があるな、、、
これはもう少し検討が必要かも、、、といった項目は
アイコンを使って色分け信号管理もできますので
わかりやすいと思います。




過去のシェルパブログでもマインドマップの記事が
ありますので参考にしていただけたら、と思います。
MindManager←過去記事リンク案内

T.N


2022年7月27日水曜日

柱主筋の柱脚アンカーが不要な場合

基礎構造体で一般的には柱幅と基礎梁幅の関係は、
柱幅が大きく基礎梁幅の方が小さいと思います。
今回、大規模な構造体で柱幅が小さく基礎梁幅の方が
大きい
箇所があり、図示のような柱主筋の
柱脚アンカーが不要で計画できる方法
を知ることができました。
(鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説 9章 各部配筋_柱)


上記の計画を採用する場合は少し注意が必要”と
思う点があります。一般的な基礎鉄筋の配筋順序
1.基礎配筋
2.柱配筋
3.基礎梁配筋
4.底盤スラブ配筋(今回は底盤スラブあり)
になりますが、柱主筋柱脚アンカー不要の
柱主筋を挿入する計画では
1.基礎配筋
2.基礎梁配筋
3.底盤スラブ配筋
4.柱配筋
になると思います。
柱配筋が4番目になることと柱脚アンカーが
無いことによる柱主筋位置の自立方法も検討、計画が
必要と思いました。
この施工手順は今回が初めてですが楽しみです。。。

T.N

2022年7月26日火曜日

マスターキープラン計画

マスターキープラン計画は、発注者の建物管理の考えや
メンテナンス、将来計画を打合せし決定されると思います。
その際、いつもわかりやすく重宝するのが
図示のキープランツリー図です。
大規模なプロジェクトでもいつも4階層ほどにまとまり
発注者の計画を落とし込むことができると思います。


今回建物の鍵の種類は
・グレートグランドマスターキー(GGMK)
・グランドマスターキー(GMK)
・マスターキー(MK)
・各室キー
4種類の鍵があります。

発注者側には少しでも鍵本数が少ない方が良いと思います。
各室キーは使用方法、扉の役割が同じであれば図示のような
「同一キー」を計画、提案し打合せすることが良いと思いました。

T.N

2022年7月25日月曜日

基礎下端と基礎梁下端に段差が無い場合のかぶり厚さ

基礎下端と基礎梁下端の高さ関係ですが
通常少し段差がある場合が多いと思います。
基礎下端と基礎梁下端に段差があることで、
・基礎配筋(ベース筋)
・柱配筋
・梁配筋
の鉄筋工事の組立て順序で所定のかぶり厚さ
計画することができると思います。


















プロジェクトの構造計画上、基礎下端と基礎梁下端に
段差が無い場合は梁下のかぶり厚さが大きくなってしまいます。

基礎梁(直接土に接する梁)の設計かぶり厚さは、
50mmの計画です。基礎配筋、柱配筋を
設計図書の鉄筋径で図示のように計画すると
梁下のかぶり厚さが
・X方向_203㎜
・Y方向_175㎜
と大きくなります。

















基礎下端と基礎梁下端に段差が無い場合、
梁下かぶり厚さが大きくなり
梁断面算定(梁成)が小さくなること
覚えておき構造設計確認をすると良いと思いました。

T.N

2022年7月22日金曜日

Revit2023の新機能 床タグで基準レベルオフセット

今回はRevit2023の新機能床タグの基準レベルオフセットについてご紹介します!

Revit2022までの床タグで表示できる高さ関連のパラメータは主に、

・上部の高さ
・上部躯体の高さ
・下部の高さ
・下部躯体の高さ

の4つでいずれもプロジェクト原点からの高さでした。

なので基準レベルオフセットの数値をタグで表示するためには、
フロアの分だけタグを作成する必要がありました。。。

ついに!
Revit2023から基準レベルオフセット床タグで表示できるようになりました!


これでフロアごとに床タグを作成することが無くなりますね!

是非、ご活用ください!


NF

2022年7月21日木曜日

Revit 部屋で残っているパラメータ

 今回はRevit部屋で残っているパラメータについてご紹介します!

Revitパラメータ(文字列)は入力済みのパラメータがプルダウンから
選択できる機能があります。














しかし、部屋プロジェクト内に無いはずのパラメータ(配置されていないパラメータ)が
プルダウンに出てくる場合があります。












この原因としてカラースキームが影響している可能性があります。
カラースキームの「値を追加」から追加したパラメータが残っていて
プルダウンにも表示されるようです。


表示させたくない場合は、値を削除するか使用されているスキーム自体を削除しましょう。

是非、ご活用ください!


NF

2022年7月20日水曜日

Revit フィルタで設定した部屋の色を印刷する

 今回はRevitフィルタ設定した部屋の色を印刷する方法をご紹介します!

Revitで部屋の色分けは「カラースキーム」という標準機能がありますが、
フィルタを使用して条件を設定し、色分けする場合もあると思います。

しかし印刷するには一工夫が必要です。
ビューの表示/グラフィックスの上書きで「部屋-パターン塗りつぶし」が
ONになっていてRevit上で塗りつぶしが見えていても、
印刷すると塗りつぶしが見えなくなってしまいます。



印刷する方法として「カラースキーム」を設定します!
このカラースキームではパラメータや色は適当でOKです。
※フィルタ設定することでフィルタが優先されます
※フィルタで色分しない部屋はフィルタ等で非表示にしましょう



これで印刷しても塗りつぶしが消えることはありません!


是非、ご活用ください!


NF

2022年7月19日火曜日

Excel セルを結合せずに文字を選択セルの中央に配置

 今回はExcelセルを結合せずに文字を選択セルの中央に配置する方法をご紹介します!

とても簡単です!
まず対象のセルを選択します。(文字は1つのセルにのみ入力します)








選択したまま「セルの書式設定」を開き、配置タブ
文字の配置-横位置」を「選択範囲内で中央」にして「OK」するだけです!

























結合してしまうと、、、
・列選択時に結合範囲の列すべてが選択される
フィルタ設定時に上手くいかない
・数式の行列コピーが上手くいかない
などデータを扱う上で色々と不便に思うところもあります。

場面に応じて使い分けて、是非ご活用ください!


NF

2022年7月15日金曜日

DWGファイルのバージョン変換

DWG TrueViewでDWGファイルのバージョンを変換する方法になります。

DWG変換を選択し、バージョン変更したいDWGファイルを追加します。

変換したい形式を選択し、変換設定を開きます。

2007形式を選択し、修正を選択します。


任意で設定を修正したら、OKを選択し閉じます。

最後に変換を選択で変更されます。


また、バージョンの確認はDWGをメモ帳で開くと確認できます。


TT

2022年7月14日木曜日

Revit 床の自動配置

以前にも紹介していますが、REXJ(JP建築)の床の自動配置は便利ですよね。

Revit 梁範囲床配置(REXJ) 


大梁間のスラブ入力ではなく、小梁間で入力したい。

けど小梁を移動するかもしれないので、一旦は大梁間で入力を

しておいて、小梁の位置が確定してから分割しよう。。。

という時があります。


下のようにとりあえず図面通りの位置に小梁は有る場合、






一旦小梁を非表示にしてから自動床で配置すると

大梁間での入力が可能です。








自動床を使って入力する場合は

梁の構造用途が大梁もしくは小梁の場合は

床の境界として認識されるので

梁の構造用途は正しく入っているか確認が必要ですね。



N.Y

2022年7月13日水曜日

Revit 集計表のフィールドの追加

 モデルのチェックや数量などに使う集計表ですが、

一緒にこの情報も確認したいなと思いフィールドを

追加する時によくやってしまうのがこれです。












実際には上の方に追加したかったんですが

右側の「使用予定のフィールド」の挿入したい順番を

指定し忘れて一番最後に追加されてしまいます。。。


以前までは、一旦削除して再度追加するか、

一番最後に追加されてしまった項目を選択して

「パラメータを移動」ボタンをひたすらクリックしてました。


でも実はこのパラメータを移動するボタンは

連続してパラメータを選択している状態でも

クリックできるんですよね。







意外と知らない小さいこと、まだまだありそうです。


N.Y

2022年7月12日火曜日

Revit 階段作成時の注意点②(手摺形状)

Revitで階段手摺を入れる場合は下記2つの方法があります。

①平面ビューでパスをスケッチ
②階段/スロープ上に配置で一括配置

②の方法ですと、階段に一括で手摺を配置でき、不要なパスを削除すれば、欲しい部分にのみ手摺を作成できるので効率よく手摺を配置できます。

1点だけ注意したい点があり、例えば下図のように、踊場の折返しで踏面1段分がズレている階段があるとします。(1段分ズレているのは、手摺を水平に回すためです。過去のブログに解説があるので、ご参考下さい。)


この階段に、②の方法で手摺を一括配置してみます。
(建築タブの手摺から、階段/スロープ状に配置を選択した後、階段をクリックして一括配置できます。)
すると、踏面が始まるポイントで不自然に手摺の高さが上がってしまいました。


手摺を選択して、パスの編集に入ると、踊場の終端と踏面の始端でパスが2本に分割されていたのが原因だったようです。


短い方のパスを削除し、長い方のパスをそのまま接続すると手摺形状が修正できました。
手摺を一括配置する際にはご注意下さい。(階段を入力した時に自動で配置される手摺も同じような形状になっていると思いますので、図面や3Dイメージを提示する場合はチェックが必要ですね。)



Ter


2022年7月11日月曜日

Revit 階段作成時の注意点①(踊場形状)

 Revitで階段を作成する際に、踊場形状をスケッチで作成すると、階段幅を変更・階段経路を移動した時に踊場形状が追従しません



下記の操作をしておけば、踊場形状が追従するようになります。

①階段を選択して、[階段を編集]を選択


②踊場を選択して、[スケッチを編集]を選択


③位置合わせを選択(ショートカットコマンド AL)



④踊場のスケッチラインを階段経路の両端に位置合わせしてロックする。





以上の手順で、踊場形状が変更に追従するようになります。

設計段階で階段寸法の変更が生じる場合は、あらかじめこの設定をしておくと修正作業が楽になります。

Ter

2022年7月8日金曜日

ちょっとした気遣い

 

町を散策していて気になったことです。


下の写真はとある場所の屋上です。

 屋上に排気?給気?ダクトみたいなのが見えます。


 



よく見ると 局面の壁に沿っています!!!


 

周囲から見えるので気を遣い合わせたんだろうなぁと思った次第です。

T.A

2022年7月7日木曜日

測量に関する専門用語


点群計測の結果でちょっといろいろあって測量関連の資料を読んでいたら

知らない単語だらけだったので調べてみました!

 

◆測量する基準点

基準点とは、地球上の位置や海面からの高さが正確に測定された三角点、水準点、電子基準点等をいい、地図作成や各種測量の基準となるもの。

標定点とは、取得した点群を平面直角座標系に変換するために必要な水平位置

及び標高の基準となる点。

検証点とは平面直角座標系に変換をした点群の精度を評価するために必要な点。

既知点とは既に設置されている基準点

 

◆測量方法

基準点測量とは既設の基準点を基に新たな基準点の位置・標高を定める作業

1~4級基準点測量とは既知点の等級に準じて新たな設置される基準点測量で

既知点が3級ならそこから作成される基準点は3級基準点であり、等級に合わせた測量機器・方法・点間距離・許容値を守り行う測量。

 

◆測量図3種類

地積測量図とは登記所に備えている公的図面。

現況測量図とはそのまま現況を測量し地積測量図や他の資料と照らし合わせて図面。
     確認申請でよくつかわれる図面。

確定測量図とは上記を元に隣接する所有者と立会いを行い境界が確定された図面。

 

測量図にある境界の信用性は 現況測量図≦地積測量図<確定測量図の順で

境界が確定しているは名前の通り確定測量図

 

とりあえずこれで資料は読めるかなぁって感じです。


T.A

2022年7月6日水曜日

点群データから図面化

 

歴史的建築物を点群撮影し記録として残したり、既存建物を記録し

改修工事に使用するなど点群の活用について話には聞いたことはありましたが

実際に””点群データから図面化””をやってみて
大事だなと思うところを3点挙げてみました。

※言葉のニュアンスがおかしいところがあるかもしれませんがご容赦ください。

 

図面化までの流れは下図の様かなと思います。

※印の所が大事だなぁと思った箇所です。



1 竣工図の敷地境界は古く現状と異なっている可能性がある為、

    今回行った基準点測量結果と摺り合わせる必要がある。

2 ※1で整合した敷地境界を元に3次元測量した結果を

        突き合わせて現況の建物位置を把握する。

3 ※1.2共に精度・許容値がある為、施工前に実測し確認する必要がある。

        以上3点挙げてみました。

現在の測量技術の上に点群測量の技術がないと図面化するにあたっての精度を確保するのは厳しいのかなぁと感じました。


T.A


2022年7月5日火曜日

図面表記のTP


高さの表記で””TP””って何の略称かご存じですか?

測量について調べ事をしていたら認識が間違ていた。。。


東京ポイントだと思ってたら、

””Tokyo Peil”” オランダ語で『 Peil 』は基準面/レベルだそうです。


T.Pは東京湾平均海面を±0として日本水準原点を+24.390と現在は決めているみたいです。









※ちなみにA.Pは荒川、中川、多摩川で使われる表記で、

 AP0=TP-1.1344m ってな感じです。

 

T.A 

出典:国土交通省ウェブサイト

    気象庁

2022年7月4日月曜日

ARCHICAD プロジェクトデータの処理中に深刻なエラー

 

モデルを開こうとした時に“” プロジェクトデータの処理中に深刻なエラー“”

ってエラーメッセージ出て、【修復(ARCHICADが再起動します)】

をクリックしても開かなく困ってしまいました。



困って周りの人に、このエラーの対処法を聞いていたら

『モデルを開くときに“”修復“”ってあった気がする。』って事で探してみたら

ここにありました。

ファイル→開く→開くで

 “” ファイルの場所を開く“”でありました。



□選択したファイルを開いて修復にチェックを入れたら・・・

開きました!

 

もしこんなエラーが出たらやって下さい。


T.A