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2013年10月31日木曜日

防振、防音

機械室から発生する振動や、騒音を防止するために様々な処置(グラスウールマットやシンダーコンクリート等)を行います。

これらの処置は騒音・振動により不快な思いをせず生活をする上で、非常に重要なものです。

但し、この機械設備が「非常時の時のみに作動する装置」だったらどうでしょう。

建物の火災時に発動する発電機等がこれに当たりますが、火災時に振動や騒音が発生しても不快に思う人はいないでしょう。(というか避難をしていると思いますが…)つまり非常時のみ稼働する機械の場合は、その機械室に防音・防振の処置が必要ではない可能性があるのです。

この様に、防振・防音を行う機械室の検討を行う時には、その機械室の特性や機械の性質を把握し、本当にその機械室に防振・防音の処置が必要なのかという検討を行い、コストダウンを計る必要があります。


T.S

2013年10月30日水曜日

軽量鉄骨壁の開口補強

下の写真は軽量鉄骨壁の開口補強状況です。

長さが15m程度のSWの開口なので軽量鉄骨壁下地だけではグラブラ

してしまいますね。


通常はSWの方立内に軽量鉄骨壁下地の補強材を通ように計画すれば

良いのですが、今回は方立をできるだけ細く見せたいとの要望があり、

腰壁を鉄骨で補強しました。

鉄骨で補強する場合、鉄骨の精度に不安があるため、今回は軽量鉄骨壁下地を

組み立てた後に鉄骨補強を入れました。

また、LGS100に対して鉄骨は□-80x80x2.3を使用しています。


足元は下記のようにM12のオールアンカーで固定しています。


上部もアングルを付けて固定しています。


組立後、体重を掛けて揺すってみましたが、ビクともしません。


sakamoto

2013年10月29日火曜日

打合せやり取りの履歴管理

メールで打合せをやり取りすると、
「言った」「言わない」の認識の相違が出てしまうことがあります。

そこで、
メールの本文をPDFにし、添付ファイルと一緒にフォルダに入れて
時系列に履歴管理するようにしました。




これにより、
過去の打合せ結果を調べるときなどは、
メール内のフォルダを探すよりも半分の時間で済みます。

H.Yamada

2013年10月28日月曜日

高力ボルト(六角ボルト)締付確認を分度器なしで計測する方法


高力ボルト締付状況を確認する時にナット回転法による検査を行う場合、1次締め、
マーキング、本締めを行ったあとナットのマーキングの回転量の範囲で合否確認をします。

(ナットのマーキングが(120±30°)を逸脱する場合及び供回り、軸廻りがある場合は不合格)


回転量(角度)を計測するためには分度器が必要ですが、現場では分度器を使用する機会が少ないのであまり持ち歩きたくありません。そこで長さを計測することで、回転角度を確認する方法を考えてみました。



まず、マーキングの行い方として、下図の様にナットの角の部分を使ってマーキングを行います。





上図の様にマーキングを行い、120°回転させたあと、120°きちんと回転しているならば、基準のマーキング位置とナットの角があうと共に(aの位置)、ナットのマーキング位置は基準のマーキング位置から2角移動した位置にきます(bの位置)。



そうでない場合(120°に対してズレが発生している場合)は、下図の様にマーキングの位置からナットの一辺の長さの半分内にaのナット角が納まっていると合格(すなわち120°±30°)となります。


この方法を利用すれば長さ確認で合否判定を行うことが可能です。



            H,K

2013年10月26日土曜日

避難ハッチについて

 共同住宅等でよく使用されている「避難ハッチ」ですが、色々と決まりごとがあります。

これらの決まりごとは所轄の消防署によって異なったりするのですが、その一端を説明します。


一つ目 「避難ハッチは避難の役割だけではない」というものです。


 避難ハッチという名称から避難者の避難経路として考えられている避難ハッチですが、実は「消防隊の進入路としての梯子の役目」を持っています。

 火災発生時に消防車の進入が困難な場合等、消防隊が建物内に直接建物内に入り消火活動を行う必要がある為、避難用のハッチを進入路として使用します。その際、消防隊の装備等があり避難ハッチの大きさが指示される場合がありますので、事前に確認が必要です。

二つ目 「避難梯子の向きについて指導がある」というものです。

 火災時、ベランダ等にて避難者が避難する際に避難梯子を利用して避難階に降りる場合、建物側に背を向けるかベランダ(外)側に背を向けるかというものです。

 建物側に背を向けた場合、避難者は建物の高さを見てしまうため、恐怖で降りれないという考え方もありますし、ベランダ側に背を向けた場合、梯子から手を滑らせてしまった時に落下して怪我をしてしまうという考え方もあります。

三つ目 「周囲の床と同一高さにできない」というものです。

 床面に対して避難ハッチが段差が無いに越したことはないのですが、本体の高さを床面より10㎜以上高くすることになっています。理由としては雨水等の進入によりハッチの錆を抑えたり、下階に水が落ちることを防止するという目的の元決められたものです。



これらの内容は、納まりを検討する場合に確認事項として知っておくことが重要です。

T.S

2013年10月25日金曜日

寸法の意図するところ 3

下図断面図の様に既存の建物に隣接する躯体があったとします。




この断面図の寸法の引き方として

a,b二種類の寸法の出し方が考えられます。



a,既存躯体面からの寸法の引き出し


b,既存躯体通り芯からの寸法の引き出し



a,bの寸法の意図するところを考えてみると

a,既存躯体を無視し躯体の断面寸法を確保する事を優先に考えた寸法の出し方
 (構造優先の寸法の出し方)

b,躯体の出(通り)を守る事を優先に考えた寸法の出し方
 (意匠優先の寸法の出し方)

と考えられます。

aの寸法の出し方(構造優先)で現場施工を行った場合、躯体の形状が
所々折れ曲がった形状になる可能性がありますし、bの寸法の出し方
(意匠優先)で施工を行った場合、構造体の躯体の断面欠損と指摘を受ける
場合があります。

作図する側が気を付ける必要がある項目だと考えます。

T.S

2013年10月24日木曜日

現場管理の一寸した工夫

 現場で管理を行う上で施工前に施工要領書や作業指示書等、様々な
検討を行います。

で、実際に施工を行ってみると要領書や指示書に対してズレや食い違い、こう
すればより良い施工ができる等様々な問題や改善点が発見されます。

この様な問題点や改善点等を取りこぼすことが無い様に下図の様な表を用いる
事をお勧めします。自分で名づけた名前は『現場で気づいたで表』(笑)です。




作成手順ですが

①中央に工事の工種(工程)を記入します。

②周囲を四分割に分け、それぞれにQ,C,D,S(E)とエリア分けを行います。

③エリア分けした左側に問題点や改善点を記入。右側にそれに対する手段を記入します。

④シート毎に工種分けをし、工事の流れとして確認行っていきます。

この様に現場で実際に起こった事を表にまとめ、施工要領書や作業指示書にフィードバックする
ことにより、より良い現場管理につながっていきます。

T.S

2013年10月23日水曜日

寸法の意図するところ 2

例えば壁の位置を示す下図a,bの様な図面があったします。



a図


b図


a,bの壁位置は同じなのですが寸法の出し方が

a.壁芯で寸法を押さえている
b.壁面で寸法を押さえている

となっています。

通常、aの寸法の引き方が通常ですが、bについて作図者
が狙っていることを考えると壁間のスペース(寸法)が
必要と読み解けます。例えば

法令上寸法が指定されている場合(廊下幅等)
機械設置に伴い寸法が指定されている場合

等壁間のスペース(寸法)が重要な場合です。

この様な作図者の意図を理解しないで施工を行うと
(この場合、何も考えずaの出し方で位置だしを行った場合)
㎜単位の誤差等で必要な寸法が寸足らずとなり、後々困って
します場合があるのです。

図面を読むときは、寸法の引き方ひとつをとってみても考えながら
読み解く必要があります。

T.S

2013年10月22日火曜日

ArchiCAD DWGデータを利用して地盤モデルを作る




 ←設計図に、このようなボーリングCADデータが記載されていることがありますが、このデータをArchiCADへオブジェクトとして読み込み、地盤モデル等の作成利用することが出来ます。

 
2D CADデータオブジェクトとして読み込んだ後にモルフ化し、測点の平面位置、高度を合わせ、3D表示させます。

利用した設計図のCADデータはDWG形式ですよ。

2D CADデータオブジェクトにする方法こちら


各ボーリングデータ間関係も事前に確認し易いですし、メッシュポイントの高さ設定も数値入力ではなく、3D表示の状態で直感的設定できます。 

間違いにも気付き易いですよね。


JM

2013年10月21日月曜日

鉄骨階段裏の仕上げ

鉄骨階段の裏にボードを張るべきか鉄骨面を表しにすべきか・・
と、迷ったことがあるかと思います。

階段裏に天井を張る場合はどのような時かを考えてみると
・階段がメインの動線になっていて、仕上げにも配慮している。
・階段を通行する際に出る足音(特にヒールのある靴など)に配慮している。
ということが考えられます。

では、逆に張らない場合を考えてみると、
・階段が裏方の人しか通らない。
・避難階段で、避難時しか通らない。
・仕上げをあえて施さず、鉄骨を見せている。
といったことが考えられます。

鉄骨階段の裏側は、薄板を曲げて加工しているため、天井を張らずに表しとしても
おかしくはありません。
鉄骨階段裏にボードを張る場合は、下地用のピースを付ける必要があります。


しかも鉄骨階段は、通常、鉄骨建方と同時期に取り付けていくために、階段室
としての仕様を早急に決めなければなりません。

建物を造り出してからも、玄関ホールやロビーなど建物の顔になる部分に
コストを掛け、裏方はコストを押さえるという考えがあり、途中で変更になる
こともしばしば。

とある病院で、当初は地下2階から地上12階までつながる階段裏に岩面吸音板
張りとあったのですが、プランから考えて、避難の用途のみしか使われない
階段であったため、鉄骨階段露出の提案をしたのですが、スタッフが通行する
かもしれないということで、天井有りという方向で進んだのですが、途中で
避難時の通行のみとなり、天井はなしで良いとなりました。
しかし、階段は既に取付済・・・
しっかりと下地用のピースがついています。
こんな感じで・・・

施工期間の長い建物ほど、建物の運用計画がまとまるまでに時間がかかりますが、
階段の運用と仕様は早期にきちんと決めれば、階段裏の天井が無くとも、露出でも
見栄えの良い階段になります。

また、足音を押さえるということでは、階段にタイルカーペットを張ることも
対処法の1つです。
                                               T.F

2013年10月18日金曜日

鋼製建具扉の支持金物

内部鋼製建具の出入り口ドア(W900xH2100)で扉支持金物は
丁番ピボットヒンジが一般的ですね。


丁番(旗丁番)をちょっと書いてみました。



でも、内部鋼製建具の支持金物はピボットヒンジが多いように
感じます。丁番は軸部分がよく見えてしまうからかな。。。
一般的なピボットヒンジは扉を上下で支えてるので
見た目がすっきりしてかっこいいんですね。

現場で内部鋼製建具の製作図をチェックしてると、
あら、床の仕上げが塗り床仕上げのとき、ちょっとここ
厳しいなぁ~と思うところがありました。




内部鋼製建具の製作図チェックをしていて気付きました。
たしかに、このピボットヒンジの下の部分のすきまは
何も仕上げできないところになってしまう。。。

打合せで確認したところ、床の仕上げが塗り床仕上げのとき、
扉の支持金物は丁番になりました。
内部鋼製建具の製作図チェックで気付きましたが、今度は
事前に提案、打合せできるよう覚えておこうと思いました。
T.N

2013年10月17日木曜日

外部鉄骨階段と手すり支柱の固定方法

外部鉄骨階段溶融亜鉛めっき仕上げのままとき
手すり支柱の固定方法っていつも悩むところですね。

外部鉄骨階段を取付けて、あとから手すり支柱を
溶接固定できないのがネックになりますよね。

外部鉄骨階段と手すり支柱の固定方法では今回、
このような固定方法で実施しました。






















   
階段ささら桁に穴あけして、直に手すり支柱を固定する方法です。
見た目、正面からボルト頭は見えますが、
建物のメイン階段でなければいかがでしょう・・・
外部階段でめっき仕上げのままの階段は
建物うらの避難階段での使われかたが多いですよね。
めっきボルト頭もそんなに、気にならないと思いました。


そこで、ちょっと街を探検・・・
近くにスーパーでは、





なるほど、ちょっと大きめのねじで手すり支柱を
固定してました。このような固定方法もあるんですね。

もう1箇所、探検・・・
とある工場の裏側へまわってみると、ありました。




なるほど、手すり支柱にL型プレートを取付けて、
階段ささら桁に穴あけ、手すり支柱を固定してました。

探検してみると、外部階段でめっき仕上げのままの階段でも
いろいろな手すり支柱の固定方法がありました。
街を見てまわるのも、おもしろいですね。
ヒントがいっぱい!
T.N

2013年10月16日水曜日

鉄骨専用CAD KAPのご紹介

片山ストラテック()さんのKAPシステムを使用している工事を担当させていただいています。


実務で使用している内容について、KAPシステムをちょっとご紹介できればなと思います。

KAPシステムとは、鉄骨製作のトータルシステム(CAD/CAMシステム)です。

KAPシステムの中で工作図の一般図から詳細図、現寸図、発注リスト、NC加工、塗装の指示などすべてやれてしまいます。

これだけではなく、3次元で形状のデータも持っていますので、3DDXFにて鉄骨の形状をほかのソフトに取り込むことができます。

また、各設備ベンダーさんとの連携が素晴らしいです。
各ベンダーさんのBIMソフトからスリーブデータだけをCSVまたは、txtファイルで出してもらい、KAPシステムに取り込むだけでスリーブの穴が開いてしまいます。
現在、聞いているのはReblo,TfasV,CADEWA,S-CAD4つです。

実際に工事でのデータの受け渡しは、これでやっていますが、簡単ですし、汎用で書き込んだ際の間違いもないですし、施工図から製作図へとダイレクトにつながるのは、速い・旨いです。

KAPに取り込んでから、打合せなどで画面を見ながらスリーブの位置がOKか確認もすぐできます。図面化を省力化できますね。


しかも、既製品補強材の場合は、OK,NGゾーンも2D,3Dで表示してくれます。




ルールをきちんとわかりやすくすることでさらに速い・旨いが進みますね。

さらに鉄骨専用CADの実寸法師との連携で3DDATAの受け渡しなどができるようです。
さらにさらにまだ検証段階ですがIFCまで対応していっています。

今のプロジェクトでは、内緒ですが検証と合わせて利用させていただいています。




BIMには、垣根は不要です。本当にありがとうございます。



3D-DXFでは、データ量が非常に大きくまた、せっかくのKAPの属性が取り込めませんでしたが、IFCであれば形状から、構造記号や材質までいろいろ取り込めますし、データ量も小さくて済みますね。

S造の生産構造モデルをファブリケーターが実際に製作するデータを利用することで常に最新で間違いのないもので様々な検証を現場で行うことができます
実践していていますので、そのメリットは、いくつでも上げられますよ。

短工期の現場にS造はなりがちですので、非常にそれだけでもメリットがあると常々感じています。


KAPのお試しサイトもあるようですので、見てみてはどうでしようか?



2013年10月15日火曜日

角度寸法記入時の注意

施工図に寸法を記入する場合、小数点以下の数値はどうしていますか?

平面詳細図なら0.5mm単位で小数点以下1位まで記入、躯体図では小数点以下は四捨五入が多くないですか?

 でも、角度寸法だけは注意してください!

 6.66666666度という角度を安易に6.7度と表記してしまったらどうなるか?

1mや2m先では何の問題もないのですが・・・




 50m先では29.3mmも開きが出てしまうんですね。

実際に、現場で梁の角度が合わなくなってしまいました。

図のグリーンのラインが6.6666666度です
レッドのラインは6.7度で記入したものです。

29.3mmも位置が違うと現場は大騒ぎ!!

角度だけは小数点以下を四捨五入してはいけません。






 
左の図は角度の十進表記を『度分秒』に直したものです。

2分もの違いがあるんですね!









実際に現場で図面を使う時は、トランシット光波測定器で基準墨を出します。

これらの計測器では小数点以下を十進法ではなくて『度分秒』で入力します。

一般的には10秒単位までしか入力できません。

高精度の機械5秒単位の入力です。

5秒が50m先でどの程度の誤差になるか・・・
CADで確認すると、『1.2mm』!!
これなら使える誤差ですね。

ここから考えると、『度分秒』の表記で5秒単位で表記する事がベターですね!


                           M,D

2013年10月14日月曜日

マインドマップを利用した勉強法

資格を取るために勉強をしたいが、
日々の業務に追われてなかなか時間が取れないですよね。

テキストや参考書などをただ読んでも頭に入らないので、
ノートに要点を書こうとすると時間がかかって効率的でありません。

そこで、「マインドマップ」を利用すると要点の整理ができます。



「マインドマップ」とは、
「頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツール(ウィキペディアより)のことです。

まず、テキストの目次から大項目を拾い、順に小さい項目へ「階層構造」を作っていきます。

45階層目は説明文となるので、その中から要点要約文を入力します。

手書きでノートに書いていくと時間がかかりますが、
マインドマップなら半分以下の時間で作成でき、
見直しても要点が分かりやすいです!


H.Yamada

2013年10月12日土曜日

クリーンルームの入隅

クリーンルームは、塵や埃が部屋に堆積しないよう、部屋の作りにも
注意を払います。

・部屋の構造は、塵や埃が溜まりにくく、また、清掃が簡易にできる構造
・部屋の仕上げ材は、塵や埃を発しないもの塵や埃が吸着しにくいもの

しかし、せっかく気を配って材料を選定しても納まりもきちんと考えて
造り上げなければ、意味がなくなってしまいます。

今回は、巾木の納まり の注意点です。

クリーンルームの巾木は、塵や埃がたまりにくいように、壁と床の取り合いに
R形状の巾木を取り付ける場合があります。

目的は、 入隅を無くすこと」 にあります。

ここで1枚の写真を・・・

既製品のR形状の巾木を用いて入隅をなくしています。

が、・・・よく見るとR巾木の上部に入り隅が出来ています。
床に落ちた塵や埃はたまりにくいですが、巾木と壁の
取り合い部分には、新たに塵や埃が溜まりやすくなっています。
これではせっかく取り付けたR巾木の効果が半減してしまいます。

壁面からまっすぐR形状に繋がるよう、巾木を取り付けしなければ
なりませんね。

また、R形状の巾木を使用した時の注意点ですが、あとから設置する
備品の足との位置関係を考慮しなければなりません。



備品の足が巾木のRに掛かり、備品の背中が壁に密着しない場合があります。
机や棚は壁に密着させたいものです。隙間を開けることで、また埃だまりと
なってしまいます。
R巾木の曲げの大きさと備品の足の位置関係にも十分に注意を払いましょう。

                                            T.F    
                                           
                                           

2013年10月11日金曜日

ArchiCAD カーテンウォールツールを使って手摺をつくる

カーテンウォールツールを使ってフラットバーの手摺りを作ります。

 


カーテンウォールツールを選択して、設定ダイアログを開きます。



スキームを選択し、グリッドラインを設定します。
この設定で手摺の高さやスパンを決めていきます。

今回は天端高さが900mm600mmの高さに中桟を設けた手摺を作成します。
スパンは1000mmとします。



スキームの設定の次はフレームの設定を行います。
手摺や縦桟、横桟などの部材のサイズを入力していきます。
ちなみに境界とは上部の手摺り部分マリオンは縦桟トランザムは横桟にあたります。

「均一フレームクラス」をクリックするとフレームの部材寸法を全て同じ寸法に自動で設定してくれます。

パネルについては今回は使わないので設定は行いません。



「OK」を選択し、平面ビューで手摺りを配置します。
すると上記のようなウィンドウが表示されます。そこで高さの入力を行います。



配置した手摺りを選択すると「3Dで編集」という表示がでますのそれを選択します。
すると3D画面に切り替わり配置した手摺りを編集することができます。







配置した手摺りにはパネルが表示されています。

それを今から削除しフラットバーのみの手摺りにしたいと思います。

「検索と選択」ウィンドウを開きます。
そして手摺りのパネルを選択し「設定をコピー」のアイコンをクリックし、
条件に「要素タイプ」「パネル」をセットします。



「検索と選択」ウィンドウの「要素選択」をクリックします。
すると手摺りに配置されたパネルを全て選択することができます。
そしてキーボードの「delete」キーで削除します。



次に手摺りの下端に配置されているフラットバーを非表示にします。
非表示にしたいフレームを選択します。
すると横方向と縦方向のフレームのどちらかを一括で選択できるアイコンが表示されるので横方向のアイコンを選択します。




選択されたフレームの情報が「情報ボックス」に表示されます。
そこで「タイプ」を「一般」から「非表示」に切り替えます。






これでフラットバーの手摺りの完成です。

by85