建具のちりは、通常10mmであるが、建具に当たる全てのものが
・仕上げ材が笑わないか?
・枠より出ても問題ない形状のものか?
を検討する必要がります。
建具のちりの寸法を決めるときに注意しなければならないのは、
・床~巾木仕上げが長尺シート巻き上げの場合、入角のRが笑わないか
・モールなどの見切り材が笑わないか
です。
写真のように床材を巻き上げた場合、巻き上げのR寸法が10mm程度になるため、
ちりを15mmにしなければなりません。
モールを付けるとき、種類によっては出が大きいものもあるため、建具形状決定より
あとからモールを選定する場合は、縦枠から出ない寸法のものを選ぶようにする必要が
あります。
上の写真のように、手摺にカバーがある場合には、カバーのエンドキャップの形状を
確認しなければなりません。この場合は、枠から出ていてもおかしくない形状です。
チリの寸法を決めるときは、建具に取り合う全てのものの厚みを確認しましょう。
天井取り合いによっても左右されます。
天井まで達する場合は、見切り材通すか切るか、等納まりを先に決めることを
忘れてはいけません。
忘れてはいけません。
T.F
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