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2013年7月25日木曜日

ArchiCAD 不要なオブジェクトの整理方法

不要なオブジェクトの整理方法をご紹介します。

例えば、AutoCADで作図したDWGデータをArchiCADに取込んだ(結合※1)場合、AutoCAD上でブロックとして作図されていたものは、ArchiCADではオブジェクトとして取り込まれます(※2)。

※1注:「ファイル→ファイル特殊→結合」による取込みを示します
※2注:結合時の設定にもよります


この結合を繰り返して行なった場合などに多数のオブジェクトが増えてしまうことがあります

下図のような状態です。
埋め込みライブラリに、DWGデータのブロックだったものがオブジェクトとして大量に取り込まれた状態です。



この中には、当然使用しないオブジェクトも多数存在しているので、使用していないものは削除して整理したいですね。。。
そんな時に私は、以下の方法で整理しています!


1.ライブラリマネージャーを開きます。

 
 
 
2.埋め込みライブラリ内のオブジェクトを全て選択し、「め込みサブツリーをローカルフォルダへエクスポート」のアイコンを選択します(画面右下の左から2つ目のアイコンです)




下図の画面が開きますので、保存先を指定して、OKを選択します
(この時、新規にフォルダーを作成して、そこに保存するとわかりやすいです)

 
 
3.先程選択して保存したオブジェクトを再度全て選択して、全て削除します(右下の左から4つ目のアイコンで削除します)
 

 
 
 
4.ライブラリマネージャー上部の「追加」ボタンを選択します

 
 
5.『2』でエクスポートして保存したフォルダを選択します

 
 
「リンクされたライブラリ」にオブジェクトが追加されます(全埋め込みオブジェクトというフォルダ)
 
ここまでできたら、ライブラリマネージャーはOKして、閉じます

 
 
6.ファイル→名前を付けて保存を選択し、このデータを「pla」形式データで保存します
※pla形式データで保存することがポイントです
 
 



7.保存した「pla」形式データ開きます
開くと下図のような「アーカイブプロジェクトを開く」画面が出てきます




8.要素をフォルダへ抽出」選択して、抽出ボタンを押します

 
 
下図の画面が出てきたらOKします

 
 
※ここまでできたら、このpla形式データは使わないので、閉じてもOKです
 
 
 
9.ここで、『2』でエクスポートして保存したフォルダと、『8』で抽出して保存したフォルダを開いて比べてみます
 
 左が『2』で保存したフォルダ、右が『8』で保存したフォルダです

フォルダ画面の左下のフォルダ内のオブジェクトデータの個数を確認してみてください
2』で保存したフォルダの約1500個のデータが、『8』で保存したフォルダでは約200個まで減っています



これは、使用されているオブジェクトのみ残って使用されていないオブジェクト削除されたことを示します


pla形式データで保存すると、「リンクされたライブラリ」内のオブジェクトについては、使用しているオブジェクトのみ抽出されたデータになるということです





10.最初のデータに戻り、再度ライブラリマネージャーを開き、「リンクされたライブラリ」内の『4』で追加したフォルダを削除します




11.ライブラリマネージャー上部の「追加」ボタンを選択し、『8』で抽出して保存したフォルダを選択して追加します

 
 
 
これで、使用しているオブジェクトのみになりました!
不要だったオブジェクトは削除されたデータになります!

 
 
少し面倒な作業ですが、不要なオブジェクトを一括で削除するには有効な方法だと思います!
 
データ容量の軽減にもなります!
 
ご活用ください! 
 
 
Takayuki.H
 

1 件のコメント:

  1. 参考にさせていただきます。
    こんな方法で軽減できたんですね。

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