ページ

2013年7月11日木曜日

ArchiCAD メッシュで掘削モデルを作る +体積も積算する!

今回はメッシュを使ってモデリング掘削体積の積算までやってみましょう!!



まずは、測量図や資料から地盤モデルを作ります。
(これは2012年6月5日の『ArchiCADで地形を作る!』を参考にして下さい)





モデルが出来たら、コピーして2つにしておいて下さい。
理由は後で分かります・・・










次は掘削体積部分モルフツールで作ります・・・!?
平面を削るのは簡単、でも不定型なモデルを一定の角度で削るのは難しい??
せっかく3Dモデルなんだから、実際に3Dも削っちゃえば良いんです。


掘削予定の形をモルフで作ります。
まず、平面を作って・・・















今度は高さを持たせます、大きめで整数にするとわかりやすいですヨ。


















法面角度を作りますが、今回は45度の設定です。
高さを1500に決めたから、頂点を平面に1500ずつ動かして・・・













こんな形ですね。















高さと位置を決めて重ねます。
これでは? わかりづらい・・・
でももう少しです。











ここから『ソリッド編集』でモルフをメッシュから『減算』しましょう。















減算出来たらモルフのレイヤーを非表示にしましょう、すると・・・













ほらできた!!
複雑な法肩の線も間違いなし!
掘削角度は45度で間違いなし!

簡単ですね。


 でもここからがミソ・・・
 掘削した土の体積積算しましょう。
ここで、コピーした地盤モデルを使います。






まずは新しい一覧表を作ります。
『一覧表』-『要素』を右クリックして『新規一覧表』を選択します。






















『基準/新規設定』『メッシュ』を選択します。






















次に『フィールド/新規設定』『一般』から【ID】を選択します。

選択したら、追加を押します。



















『メッシュ』から【体積】を選択します。
ここでも追加します。





















あとは、地盤モデル2つのIDを変更しましょう。
何もしていないメッシュは「地盤1」、掘削したメッシュは「地盤2」とします。












さあ、一覧表を見ましょう!
体積に差が出ています。
今回は1500.77-1493.41=7.36
掘削土量は 7.36m3です!!











この応用で、大きな掘削モデルも正確に積算できます。
間違いが少ないのが利点ですね。


                                                     M,D

0 件のコメント:

コメントを投稿