この春、東京は銀座にある新歌舞伎座で『こけら落とし』が行われたというニュースがありましたが、この『こけら落とし』とは新しく建てられた劇場などで行われる初めての催しという事だそうです。
そもそもこの『こけら落とし』の語源は何でしょうかね?
ネットの力を借りて調べてみると・・・建物の新築や改装工事で屋根に被った木材の切りくずを払い落す事だそうです。
いやいや勉強になりますね。
この『こけら』を漢字で書くと、タイトルにもあります「柿 と 杮」のどちらかなのですが、みなさんはどちらが「かき」で、どちらが「こけら」だか区別付きますか?
パソコンで変換してみましたが、区別が付かないので、手書きにしてみました(笑
『こけら』という漢字は環境依存文字になっていて、分かり易い行書体にも変換出来ませんでした。
パソコンじゃ文字化けする事があるようで、活字ではひらがなの記述が多い様ですね。
先日、会社の研修旅行という事で、金沢の街を訪問しました。有名どころの兼六園も見に行きましたが、ここでは、また違った「こけら」を知る事が出来ました。
『こけら葺き』という屋根の葺き方で、名古屋では名古屋能楽堂や5/29より玄関と表書院が一般公開されている名古屋城本丸御殿でも見る事が出来ます。
葺いている材料ですが水に強いとされる材木を使い、竹の釘で固定するんだそうです。
『竹の釘』ですよ!
こんな技術が最近の建築物でも使われるなんて凄いですね。
そんな技術を持った職人さんも少なくなっていると思われますが、いつまでも素晴らしい技術を後世に残して頂きたいと思いました。
『こけら』という漢字、覚えましたよね?
by araki
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