性能を確保しています。
ここで、設計図に書かれている壁仕様でちょっと勘違いをしてしまいがちな事例をご紹介します。
遮音と耐火を有する性能壁は、遮音壁としての性能と耐火壁としての性能の認定をとっています。例として吉野石膏さんのA-2000・WIを見ると、
吉野石膏㈱HPより抜粋
この壁仕様の認定証では、
耐火構造としてFP060NP-0198
認定書より抜粋
遮音構造としてSOI-0112
認定書より抜粋
と両方の性能の認定があります。
勘違いしがちなことは、建物で遮音のためにこの仕様の壁を使ったとしても、その壁が防火区画になるということではありません。
設計図書の壁凡例では、耐火・遮音として表記同じ壁符号を使われる場合がほとんどかと思いますが、壁単体で要求される性能は異なります。
また、防火区画でなければ設備配管の貫通処理も変わります。
防火区画ラインと遮音区画ラインを混同しがちになってしまいますので注意しましょう。
T.F
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