・掘削時の根切底が同レベルになり施工効率が良い
・捨てコンのレベルも同じになり、段差枠などが不要
といった利点があります。
しかし、耐圧版の厚さが薄いと基礎梁の下端主筋と連通管が干渉してしまいます。
特に主筋が3段となっていて、耐圧版の厚さが200~250㎜程度の時は干渉が間違い
ないでしょう。
規模が小さい場合であれば、耐圧版の上端を増し打ちすることも考えられますが
面積が大きくなるとコストや建物重量にも関係してきますので耐圧版底レベルを
上げて連通管が通るようにせざるを得ません。
そうなると、根切底も基礎底≠耐圧版底となってしまいます。
耐圧版などの基礎工事は工事期間の早い段階での施工となるため、基礎躯体ピット
検討時に配筋の納まりも忘れずに確認しましょう。
T.F
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