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2016年3月7日月曜日

ArchiCAD 壁下地鉄骨作成の効率化

建物の階高が5mを超えて壁鉄骨下地が必要となる場合、鉄骨製作図から必要な長さを
算出することはかなり根気のいる作業になってしまいます。
そのような時、鉄骨の主要部材がきちんと入っている鉄骨モデルがあれば効率よく指示図を
作成する事が出来ます。
3つの理由を挙げながら説明していきましょう。

①上部の鉄骨やスラブの下端が一様なレベルではないため、2Dでは縦部材を各々寸法を
 確認する 必要があるが、3D作図では、脚もとのレベルだけ決めて任意の高さで部材を
 入れてから断面図表示に切り替えて、上部の鉄骨やスラブ下端からクリアランス分を
 下げたところまでストレッチすれば高さが決まる。


⇒ここがポイントですね。
 平面で最初に配置するときに高さを1本づつ指定していては2D図での作業とあまり
 変わりません。
 面倒な計算はArchiCADにお任せすることにして、断面図画面で柱を上部の梁やスラブから
 クリアランスを取ったところまでストレッチ。
 
②部材記号や通し番号(ID)、寸法記入、軸組図としてのレイアウト作成など、ArchiCAD
 一貫して行う ことが可能。

⇒他のCADへの移行もなるべく無い方が効率的ですね。

③発注部材の長さ、本数が一覧表で即座に出る。

⇒個々の部材IDに対して長さが出るため、発注先も部材管理が出来ます。
ここまでが一貫してできるのは、ArchiCADさまさまですね。
                                             T.F

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