建築工事って工業化や工法の進化が遅いですよね。
でもちょっとづつですが変わってきていますよ。
左の写真を見てください・・・
RC造の基礎配筋ですね。
一見何も変わってないですが・・・・・
実は壁の差し筋がユニット化されてます!!
って・・・・良く分からないですよね。
左図の様に1Mの段取り筋D10と壁の差し筋を1ユニットにして工場で製作しています。
(図の赤が段取り筋、オレンジが壁筋)
接合はスポット溶接なので、構造設計者の事前確認が必要になりますが、以下のメリットがあるので採用を検討する価値はあると思います。
1、配筋が乱れない
2、配筋ピッチを間違えない
3、壁筋の現場施工が早い
現場での施工は、ユニットを上から刺すように配置し、梁スターラップの中に配置してあった下側の段取り筋を結束します。(青のライン)
下の段取り筋をユニットに跨がせる事でユニットがばらばらになる事を防ぎます。
これは鉄筋屋さんの改良工法です。
職人さんが少なくなって、少しでも手間を減らす為に考案された工法です。
最近RC造は少ないですが、ちょっと原点に返ると面白いことがあるかもしれませんね--。
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