2015年がはじまりました。
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耐震改修工事の際には、既設躯体を補強する為にあと施工アンカーを打設し、躯体を新設する事がありますが、構造設計の段階では、地震力に対する耐力を計算で弾き出し、あと施工アンカーの打設間隔が指示されています。しかし、いざ構造設計で計算された通りの打設間隔で施工しようとしても既設躯体の鉄筋が干渉したりして、設計値通りに打設出来ないケースがあります。
あと施工アンカーの位置が設計値からズレるたびに、構造設計に構造検討を依頼していたのでは、工事も部分的に止まってしまう為、効率はよくありません。
そこで、「あと施工アンカーは設計値通りに打設出来ない=必ずズレる」という前提で、管理値を予め設定し、許容値により現場判断で施工を進めれる様にし、許容値を超える事があれば要検討という方針で構造設計と協議し、施工前にズレの許容値を算出して頂いたので、スムーズに施工する事が出来て管理も楽でした。
araki
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