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2015年1月22日木曜日

ArchiCAD 設備へ渡す建築モデル その1

建築と設備の整合をBIMモデルを介して行う場合、効率よく設備側が
検討できるものとして、

「建築の動かせないものを伝えるモデル」

を設備側に渡してあげることがBIMモデルを効果的に使う1つの方法
です。

建築モデルとして設備に大きく関係するものは、建物内部で考えると
・構造体モデル
・内装モデル
があると思います。

ここで、内装モデルの中身を考えてみました。

建築の「動かせないもの」としては、

・建築の構造体(場合によっては小梁は移動可能)
・耐火壁
・ALC、押出成形セメント板などの区画壁

建築の情報として伝えなければならないものとして

・天井のレベルと下地上端がわかるもの
・シャッターボックスやスクリーンボックスなど天井懐内に出るもの
・天井吊りのプロジェクターやモニターの下地
・その他、建物の用途により天井内に設置するもの

などがありますね。


天井は、ボードの厚み+下地を含んだ厚み










天井懐内に配置されるもの













また、検討段階でのモデルは、スケルトン(半透明)とすることが
天井懐内や縦シャフトの設備の配管の状況が一目瞭然です。


内装モデル全体

















渡す側(伝える側)と受け取る側がお互い何を求めるかを明確に
するとモデルのつくり方も変わってきますね。

                                  T.F

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