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2014年10月8日水曜日

既存建物改修工事の際に気を付けるポイント(運搬編)

 既存建物を改修する際、新築工事とは別に様々な点で気を付けるポイントがあります。
 今回は(運搬編)という事で3点程考えてみたいと思います。

動線に気を付ける
 
改修工事では使用中の建物を改修することがありますが、建物使用者に気を付けながら
運搬に対する動線を確保する必要があります。
動線経路を分けることが出来ればベストですが、そうはいかない場合、時間で動線を分けたり
簡易的な区画を行い動線を分ける必要があります。













搬入経路の最小寸法を把握しておく

新築工事とは違い、改修工事では工事の為の搬入経路では無く、搬入経路にあった工事計画が
要求されます。特に搬入経路の最小幅、最低高さ等把握しておかなければ、資機材等の搬入が
不可能で工事ができないという事もありえます。
搬入経路の最小寸法を調べておき、材料の分割化、又は搬入経路の拡張等計画を行っておく
ことが重要です。

搬入経路にどの様な養生が適正なのか確認しておく

実際に資機材を運搬する際、壁や床に必要な養生を行いますが、床や壁の材質を理解し、適正な
養生を行わないと床にタイヤ痕が付いたり、壁の養生テープを剥がした際仕上げの塗装も剥がれて
しまうという状況に陥ります。
この様な事を防止する為にどの位の養生が必要で、どのような方法で養生を行うかを事前に確認
する必要があります。

この様に既存建物の改修工事では新築工事以上に運搬に気を配る必要があります。










養生に使用するテープにも気を使う必要があります。

下の緑色のテープは、上の白色のテープに比べ
粘着力が弱い。






T.S

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