最近では、複層ガラスでも中空層側のガラス面に特殊金属をコーチングして断熱性能を高めた
製品や
日射熱の流入に配慮した製品を採用すること多くなってきました。
このような高機能な複層ガラスは、より断熱効果が高く、冷暖房負荷の軽減効果と結露防止の
効果があります。
そこで、その特長について少し比べてみます。
☆ Low-E
複層ガラス (遮熱タイプ)
室外側ガラスの空気層側に特殊金属膜をコーティングしてあり、夏は太陽光を50%以上カットして
冷房効果を高め、冬には特殊金属膜が室内の熱を外へ逃がさないような仕組みになっています。
☆ Low-E
複層ガラス (断熱タイプ)
室内側ガラスの空気層側に特殊金属膜をコーティングしてあり、太陽熱を通過させながらも室の
熱を
カガミのように反射して、一度取り入れた熱を外に逃がさないような仕組みになっています。
上の図を見ると、夏の冷房時と冬の暖房時に、開口部を出入りする熱がいかに多いかが分かります。
冷暖房の無駄を省き、効果的に熱をコントロールするにはガラスに注意する必要がありますね。
特に、西日や強い日差しで暑い部屋には、夏の太陽エネルギーをカットする遮熱タイプを、
ひんやり冷えて寒い部屋には、冬の太陽エネルギーを取り入れる断熱タイプをそれぞれ選んで、
一年を通して快適な室内環境を整えましょう。
設計図書の多くはLow-E
複層ガラスとしか記載されていないので、その使用場所には
気を使いたいものです。
K.K
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