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2014年2月26日水曜日

軸ブレースのガセット下端位置に注意


軸ブレースのガセット下端位置とコンクリート天端の位置関係に注意が必要です。



写真のような軸ブレースは、通常、軸ブレースに施工中の荷重がかからないようスラブコンクリートを打設してから本締めを行うか、また、軸ブレース本体自体を打設後に取り付けます。ですから、軸ブレースの梁側のガセットプレート下端がスラブコンクリート天端より完全に出ていなければなりません。
一般的な、コンクリート天端が
梁天端+スラブ厚さという場合
は間違いが少ないですが、スラブ段差が絡み梁天端が下がっていて、
・梁天端+ふかし+スラブ厚となる場合
・コンクリート天端が周囲のスラブと異なる場合
など、
梁天端+スラブ厚さとならない場合
は鉄骨図をチェックする時点でスラブ天端の高さをきちんと押さえなければなりません。

軸ブレースがアングル材や溝形鋼など、鉄骨建方と同時に取り付けをして本締めを行う場合も極力、ブレース下端がコンクリート天端に潜らないよう注意が必要です。

仕上げとして見えてくる場合が多く、コンクリートの押さえが綺麗に出来ず、あらがそのまま見えてしまうからです。


ちょっと失敗例だとこんな感じ・・・

軸ブレースが取り付く部分の鉄骨詳細図には、コンクリート天端のレベルを必ず表記するようにした方が間違いが少ないですね

                                                    T.F

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