個別認定の材料を使っている時の注意事項です。
以前に経験した事例ですが、個別認定をとっている材料を使用していた時に、
途中で認定が取り消されてしまったということがあります。
問題になったのは、耐火間仕切りの認定です。
使用を考えていた部分が、特殊な部分であり、代替えの材料が容易にあるもので
あったため、大事にはいたらずに済んだことは幸いでした。
事例はこんな感じです。↓↓
免震地下部は外部扱いとなっていたため、外壁仕様の1時間耐火の壁として片面張りの
けい酸カルシウム系の材料を選定し、使用する予定であった。
しかし、工事途中で認定が変わり、材料自体の外壁1時間耐火の認定がなくなってしまった。
認定の変更に気付かず、施工間際になって認定が変わったことに気付き、協議をした結果、
・厳密には、外壁ラインではない。
・免震階の階段部分は直接風雨にあたる部分ではない。
・空調の排気が免震階に出されており、空気の流れがあり、湿気が溜まる恐れが少ない。
ということから、内部仕様の片面21mmx2枚張の仕様で良いことになった。
注意すべき点は、
特に耐火個別認定をとっている材料を使用する場合は、知らなかったでは済まされない
重要な部分であるため、常に認定の情報収集にアンテナを張らなければならないことです。
参考:認定番号一覧抜粋
情報収集することで、認定が外れることばかりではなく、新たに取得された材料を
知ることもできるので、定期的に行うことが良いですね。
T.F
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