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2013年5月16日木曜日

ArchiCADオブジェクト 免震ゴムをGDLで作成してみよう! 4日目

免震ゴムをGDLで作成してみよう! 4日目


さあ!4日目の今日は、「7.2D表示スクリプトの入力」です!

1.仕様の決定          1日目
2.新規オブジェクトの作成    1日目

3.パラメータの設定       1日目
4.ベースプレートの入力     2日目
5.フランジプレートの入力    3日目
6.積層ゴムの入力        3日目
7.2D表示スクリプトの入力   4日目
8.2D文字、品番の入力     5日目
9.2D文字の移動ホットスポット 5日目



7.2D表示スクリプトの入力



さて、次は2Dでの表現を調整してみましょう。



現状を確認するため、メインウィンドウ左下の「2Dビュー」の横のボタンをクリックします。
このような状態です。
現状は3Dモデルを上部から投影した状態にしているためです。
2Dスクリプトで、先に入力した行の頭に「!」を付けます。
その代わりに、「project2 3,270,2」と入力します。
こうすることで、中身が塗りつぶされていたものがアウトラインだけの表示となりました。
これから2Dスクリプトを入力する時に、3Dモデルと位置が合っているか確認しやすくするためです。
パラメータ画面で以下のように変数を追加します。
ここでは「ww」のタイプを「塗りつぶし」にして、任意の塗りつぶしに設定します。
また「pp」のタイプは「ペン色」として、任意のペン色を設定します。
2Dスクリプトの続きに以下のよう入力します。
set fill ~~」は塗りつぶしを~~にしますよ、ということです。
pen ~~」はペンの色を~~にしますよ、ということです。
poly2」文は、塗りつぶしの四角形を描く命令文です。
 ☆その後に続く「5」は、頂点座標の数ですが、始点と同じ終点も入れるので、「4」ではなく「5」としています。「1+2」は、輪郭線と塗りつぶしを表現するためにこうしています。その後が頂点の座標値です。

≪やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミングでは、P72参照≫
2D表示を確認すると、おやおや、3Dの位置とずれています。
原点を移動しましょう。
2Dの場合は「add」ではなく、「add2」となります。
以下のように「add2 –a/2,-b/2」と入力します。
もう一度2D表示を確認すると、位置が合いました。
積層ゴムの円も表現してみましょう。
circle2 x,y,t」の命令文は、(xy)座標の位置に、半径tの円を描く、とうことです。
以下のように入力します。
2D表示を確認します。
円が描けていますが、位置がずれています。
原点位置を移動したままだったので、以下のように「circle」文の前に「del 1」と入力します。
2D表示で確認すると、位置が真ん中に来ましたね。
では、今回はここまで!
先日エクスナレッジさんから発売された、『やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミング (著 平沢岳人)』の本も参考にすると、より分かりやすいですよ!

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著者の平沢先生は、千葉大学の先生です。

千葉大学 平沢研究室 HPは↓


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(セミナー参加の募集は終了しています)



ではまた次回!
次回は、いよいよ最終回です!

FH
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