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2013年5月15日水曜日

ArchiCADオブジェクト 免震ゴムをGDLで作成してみよう! 3日目

免震ゴムをGDLで作成してみよう! 3日目

3日目の今日は、「5.フランジプレートの入力」と「6.積層ゴムの入力」です!

1.仕様の決定          1日目

2.新規オブジェクトの作成    1日目
3.パラメータの設定       1日目
4.ベースプレートの入力     2日目
5.フランジプレートの入力    3日目
6.積層ゴムの入力        3日目
7.2D表示スクリプトの入力   4日目
8.2D文字、品番の入力     5日目
9.2D文字の移動ホットスポット 5日目

5.フランジプレートの入力





次に下フランジを描いてみるのですが、原点移動したものを元に戻したいです。
2回、「add」文を使っていますので、「del 2」とします。
つまり、「add」を使って座標移動している場合、「del」で座標を戻すことが出来ます。
 
del 1」で1つ前の座標に戻り、「del 2」で2つ前の座標に戻る、といった具合です。
やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミング では、P51参照≫





すると、座標軸が一つとなり、オブジェクト原点の座標だけがある状態となります。

この座標原点からフランジを入力しますよ。
3Dスクリプトの続きに以下のように入力します。
cylind」は円柱を描く命令文です。

ft」の高さで、「fh」の半径の円柱を描きます、ということです。






3Dビューで確認します。んー、予定通りです。











ベースプレートとフランジが重なっていないか目視確認します。
3Dビューの余白で右クリックし、「ワイヤーフレーム」とすると、









ワイヤーフレーム表示になり、角度を変えて重なっていないか確認できます。










これでも分かりずらいので、もう一度右クリックして「3D投影の設定」を選びます。








側面図を選び、









図の辺りをクリックし、「方位」が90の倍数になっているか確認!









真横から見たビューになり、ベースプレートとフランジが重なっていないか確認出来ます。
続いて上フランジも入力します。
以下のように、原点移動してから円柱を描きます。
同じように真横から見て、位置が合っているか確認します。

6.積層ゴムの入力

次に積層ゴムにいきましょう。
原点位置をよく確認する必要があります。
以下のように入力します。
3Dビューで確認すると、無事、積層ゴムが配置されています。
3Dビューの余白で右クリックで「シェーディング」にして確認します。形状は大丈夫そうですね。
しかし、材質を変えたいですよね。
では、ベースプレート、フランジ、積層ゴムの3種の材質を設定してみましょう。
パラメータ画面で、以下のように変数を追加します。タイプは「材質」を選びましょう。
変数に名前を以下のように付けて、デフォルト設定として適当な材質を選んでおきましょう。
ベースプレートの材質変数を「bmat」としたので、ベースプレートの形状を描く命令文の前に「material bmat」と入力します。
material」は材質を指定する命令文ですよ。
ここで3Dビューで確認すると、全ての材質が変わりました。
次にフランジの材質は変数を「fmat」としたので同様にフランジを描く命令文の前に「material fmat」と入力します。












3Dビューで確認します。フランジと積層ゴムの材質が変わりました。
続いて積層ゴムの材質も同じように「material gmat」と入力し、
3Dビューで確認すると、積層ゴムも設定した材質に変わりました。
はい、今回はここまでとします。
残り2回です!もうひと踏ん張りです、次回に備えましょう!
先日エクスナレッジさんから発売された、『やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミング (著 平沢岳人)』の本も参考にすると、より分かりやすいですよ!

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著者の平沢先生は、千葉大学の先生です。

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ではまた次回!

FH
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