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2015年12月10日木曜日

層間変位の考え方



層間変位って聞いたことありますよね。
一般的には設計図の特記に『この建物は間 1/○○ とする』等の記載があってそれを使う事がほとんどですね。
これは、全体が建築基準法に適合しているので、計算結果の代表値を記載している事がほとんどです。
でも、本来の層間変位は建物で決まっているのではなく各階ごとに決まっているんです。

層間変位の確認が最も関わるのが、EXP.Jの検討です。
では、実際の計算書からどんな考え方なのか見てみましょう。

 
構造計算書には層間変位角が記載されているのでその数値を調べます。

層間変位は層ごとに数値が違うので注意してください。


 
左図で言う1階は下図の-②間を示します。
2階は-③間を示すので
③の部分の動きは計算書の1階と2階の変位数値を足したものになります。





決して一律に動くわけではないので変位の大きさを確認するときは必ず構造計算書を確認する必要があります。

この考え方を使ってEXP.Jの稼動巾や建物間のクリアランスが適正かどうか確認することが本当の確認ですね。

ひょっとしたらクリアランスが足りないことがあるかもしれませんヨ・・・・・・・

                             M.D



       

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