以前、「レイヤ」と「パック化選択」の機能についてご紹介させて頂きました。
2015年4月30日掲載
http://sherpa-net.blogspot.jp/2015/04/j-bim_30.html
今回は、紹介しました機能を使用した作業の例を紹介します。
作業の内容として、「フカシの記号の一括削除」です。
フカシは、「パック化選択」がONの時、モデルと記号がセットで移動したり削除させたりします。フカシ記号は、J-BIM上では、存在の有無を確認できるので必要ですが、AutoCADなどの設計図面としては必要ありません。
しかし、J-BIMで一つ一つ選択して削除するのも面倒ですし、かといってDWGにエクスポートした場合、AutoCAD上では線と記号がブロック化されていている為、一つ一つ削除するのも面倒です。
そこで、DWG等に変換する前にJ-BIMでフカシ記号だけを消してしまおうと考えました。
まず初めに「レイヤ表示・検索設定」で、フカシのレイヤのみを「検索」ONにします。
※この設定をしないと他の符号などの文字も検索(選択)されてしまうので注意しましょう。
開いたら、今回削除するフカシ記号の『H』を入力するか、画面上の記号『H』をクリックします。
「検索する文字列」に『H』が入力され、「検索」をクリックしたら、フカシ記号が全選択されます。
画面上の空白箇所を1回クリックして、Deleteボタンを押せばフカシ記号が全部削除されます。
今回は梁の「横フカシ」の記号『H』でしたが、「上下フカシ」の記号『△』と『▽』でも検索可能でした。
みなさんも、このような機能を活用・応用して作図効率を上げ、時間の掛る作業を軽減させていきましょう。
NF
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