例として、「耐火壁の上面または下面が、配置フロアと上のフロアのスラブに接して入力されているかを確認(ちゃんとスラブtoスラブで入力されているか確認)」するためのルールを作成してみます。
1.新しいルールセットを作成するために、Ruleset Managerを開く
[ファイル]→[Ruleset Manager]
2.左下ウィンドウのワークスペースに新規ルールセットを作成する。
下の画像の箇所の「新規ルールセット」のアイコンを選択するとワークスペースに新規ルールセットが作成できる。
3.新規ルールセットの名前を変更する。
4.左上ウィンドウのルールセットフォルダまたはライブラリから、編集を行なうために使用する既存ルールを検索する。
※例では、「壁の上側のコンポーネントの欠落を確認」と「壁の下側のコンポーネントの欠落を確認」の2つの既存ルールを編集する。
5.編集を行なうために使用する既存ルールを①で作成したワークスペースの新規ルールセットにドラッグして追加する。
使用するすべての既存ルールをドラッグして追加する。
6.既存ルールのパラメータを編集する。
ワークスペースの「壁の上側のコンポーネントの欠落を確認」を選択した状態で、右下ウィンドウのパラメータを新規ルールに沿った内容に編集する。
「確認するコンポーネント」側のプロパティのアイコンを選択して、プロパティを選択する。
※例では、「タイプ」を使用する。
※補足
プロパティの「タイプ」は、ArchiCADで入力した塗りつぶしや複合構造を示す。
その他プロパティは、「名前」や「画層」などがあり、「名前」はArchiCADのID、「画層」はArchiCADのレイヤーを示す。
7.「確認するコンポーネント」側の演算子を選択する。
※例では、「次のいずれか」を使用する。
8.「確認するコンポーネント」側の値をダブルクリックして、「値を追加ウィンドウ」から選択する。
※「値を追加ウィンドウ」には、モデルで使用されている壁の複合構造及び塗りつぶしが表示される(Solibriでモデルを開いていることが前提)。
その中から耐火壁として使用している項目を選択する(例では、「壁ALCt100」を使用する)。
※補足
コンポーネントの種類を追加したい場合は、下の画像の箇所の「新しいフィルタを追加」のアイコンを選択して新しいフィルタを追加する。
9.「確認するコンポーネント」側の下部の各項目を設定する。
※用語の詳細は、ヘルプを参照
10.「接触対象コンポーネント」側のコンポーネントを選択する。
※例では、「スラブ」のみ使用したいので、その他のコンポーネントは削除する。
Shiftを押しながら、スラブ以外の項目をすべて選択し、下の画像の箇所の「選択したフィルタを削除」のアイコンを選択して、削除する。
11.「接触対象コンポーネント」側のプロパティ、演算子、値を編集する(操作方法は⑤-1~3と同様)。
※例では、既存ルールのまま使用する。
12.「接触対象コンポーネント」側の下部の各項目を設定する。
※用語の詳細は、ヘルプを参照
13.「壁の下側のコンポーネントの欠落を確認」のルールも6~12と同様に編集する。
14.作成した新しいルールセットを保存する。
左下ウィンドウのワークスペースに作成した新しいルールセットを選択して、下の画像の箇所の「ルールセットを保存」のアイコンを選択する。
この方法で、新しいルールセットが作成保存できます。
次回は、このルールセットを使って、モデルを確認する方法を紹介します。
Takayuki.H
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