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2014年1月10日金曜日

居ながら工事での粉塵対策

 居ながら改修などと呼ばれる工事がありますが、テナントなど入居者が建物を使用しながら改修工事をするというもので、既存の建物での機能を停止せずに改修工事を行う為、入居者に対する騒音、振動、粉じん、臭気など様々な対策を行わなければなりませんが、粉じんにスポットを当てた施工方法を紹介します。

 通常、コンクリートを切断するとなるとダイヤモンドカッターやダイヤモンドワイヤーを使用する事になりますが、規模の大きい切断作業は切断する刃やワイヤーを冷却する為に水を用いる場合が多いです。







 しかし、居ながらとなると ひとたび下階へのが起これば電子機器や書類、内装へ被害、漏電などが考えられ、多大な損害を与えてしまう恐れがあります。



 使用する機械も無水仕様を使うことになりますが、水を使用しない為に粉塵が発生しては新たな問題が発生します。

 煙感知器の誤発報や空調機械のフィルターの目詰まり、人的な健康被害、内装の汚染です。

 煙感知器の誤発報は対策出来ますが、 居ながらでは稼働中の機械類を養生する事も出来な
いのです。

 無水仕様のコンクリート切断機械には、この辺りをきっちり解決されているものがあり、詳しい構造は割愛しますが、切断時に粉塵はバキュームで吸引し、冷却はエアーで行うようです。






 コンクリートの切断中に写真を撮ってみましたが、舞い上がった粉塵が写真に写りこむ事もなく粉
塵が完全に抑えられているのがわかると思います。


 快適な作業環境と養生を含め作業の効率化の為に水を使わない無水仕様の切断機械を是非、検討してみて下さい。

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