1階部分で「雨漏りした!」と連絡がありました。
「ん?4階ではなく1階ですか?」と思いながらも現場を確認
してみると、1階の床がびしょ濡れで水溜りになっていました!
その真上を見上げても天井部分は濡れた形跡がありません。
???っとしばらく考え込んでしまいましたが程なくして原因が
外壁開口の搬入用扉であると分かりました。
この扉は鋼製の両開きで外部仕様(PAT仕様)でした。
つまり建具枠と扉の隙間を埋めるためのゴムパッキンが4周共
に仕込んであるのです。
両側の縦枠の納まりはこの図↑です。
下枠の納まりはこの図↑です。(上枠も同様納まり)
扉の召合わせ部分の納まりはこの図↑です。
一見問題は無さそうなのですが、現場を見ると扉の召合わせ部の
下部分から何と!僅かに光が漏れているではないですか!!
そうなんです。
扉の召合わせ部分のゴムパッキンが下枠のゴムの位置まで達して
いなかったのです!
さらに下枠の取付位置がGLに近かったことで台風の横殴りの雨を
呼び込んでしまいました。
早速業者さんにゴムパッキンを長いものに変えてもらい、上下枠の
ゴムまで被るようにしてもらいました!
図面では現れない所に思わぬ落とし穴があったという事例でした。
by MK
0 件のコメント:
コメントを投稿