今回は、ワークシェアリングをしているモデルにおいて、リンクモデルにタグを振っているモデルを同期する時の注意点についてです。
リンクモデルにタグを振った場合、タグのホストがリンクモデルから無くなると、振ったたぐは”?”が表示されます。
このリンクモデルへのタグで、もう一つ注意したいシチュエーションがあります。
それは、ワークシェアリングしているモデルで、他の人と同時に作業している時です。
例えば、
①Aさんが、モデルXにある要素zを入力し同期します。
②その後、Aさんが、モデルYにリンクされたモデルXに、①で入力した要素zにタグを振って同期します。
③Aさんが①②を行う前から、BさんはモデルYを開いて別の作業をしていて、作業が完了したので、同期します。
と、この時点で、もし②の同期後に③でBさんが同期した場合、Bさん側のモデルYでは、Aさんが入力したzのタグが"?"になってしまいます。
これは、同期しただけではリンクは再ロードされず、リンク元の要素zが読み込まれる前に、タグだけ先に同期されてホストが無くなってしまうということが起こっています。
これに気付かないままBさんがモデルYを再度同期すると、ホスト切れのタグがどんどん増えていってしまいます。
回避策としては、Bさんが③で同期する前に、リンクしているモデルXを再ロードすることで、リンク切れのタグの発生を防ぐことができます。
どうやらRevit2022では、リンクが切れたタグに自動で新しいホストを割り当てられる機能がつくようですので、そうなれば今回のような心配はしなくてよくなりそうですね。
ただ、それまでは「同期前にはリンクの再ロード」をお忘れなく!
R.O
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