ダブルナット固定は振動によるねじ緩み止めとして有効な方法は知られていますが、
どういった仕組みなのか?
まずは名前の説明、下ナット(母材側に近い方)、上ナット(母材から遠い方)です。
そして前提として ボルトとナットはねじ部分の隙間が潰れ摩擦が発生することでロッキングします。
それではダブルナットの締め方についてですが、
締め方は まず 下ナットを締め、
(矢印側に隙間が発生) |
次に上ナットを締める。この時、下ナットが座金と似た状態になる
(下ナットでは上、下とも隙間が発生して、摩擦が弱くなっています) |
最後に忘れがちな作業なのが、上ナットを固定したところに
下ナットを上ナット側に締めるということです。
(上ナットと下ナットが押して合っている状態) |
上ナットと下ナットの間で引張力が働くため、ねじの緩み止めとして有効です。
忘れがちなのが、
最後の下ナットを締める作業が、下ナットと同じ厚さ以下の締め付け工具を
用意することなど注意が必要です。
ご参考までに BY H,K
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