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2014年9月8日月曜日

仮設の労務費について

以前、このブログで紫外線対策土嚢(以下UV土嚢)という事で耐候性の強い土嚢袋を紹介
http://sherpa-net.blogspot.jp/2013_08_01_archive.html
いたしましたが、今回土嚢を撤去しました。約16か月の間設置してましたが、下の写真の通り、全く劣化していません。



そこで今回この土嚢袋がどれ位コストに有利に働いたか考えてみました。
(土嚢数は100体とします。)

まず初期費用ですが通常土嚢袋が10円/枚、UV土嚢袋が100円/枚と仮定すると

通常土嚢袋:10×100=1,000
UV土嚢袋 :100×100=10,000

となっており、UV土嚢袋が通常土嚢袋に対し、-9,000円(10,000-1,000=9,000円)となります。

次に通常土嚢の使用期間(耐用月数)を4か月と仮定する16か月÷4-1(初回分)=3回の交換があります。よって

通常土嚢袋:+10×100×3=3,000
UV土嚢袋 :(変更なし)

となり、UV土嚢袋が通常土嚢袋に対し、-6,000円(10,000-1,000-3,000=6,000円)となります。

ここから更に3回について土嚢の詰め替え、敷き並べ等の労務費発生します。土工2人で作業をし一日30,000円の労務と仮定すると

通常土嚢袋:30,000×3=90,000
UV土嚢袋 :   (変更なし)

となり、UV土嚢袋が通常土嚢袋に対し、+96,000円(10,000-1,000-3,000-90,000=-96,000円)となり、UV土嚢袋がコストにとても有利に働きます。

長期に仮設物の設置を行う場合、その仮設物のメンテナンスの事も考え仮設の製品を選定しないと、結果仮設労務費でコストが余計に掛かってしまう場合があるので、注意が必要です。

T.S

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