今回は用語についてのお話です。
設計図書、見積もり条件書等に公共建築工事標準仕様書(以下共仕)や日本建築学会建築工事標準仕様書(以下JASS)等の工事に対する準拠資料が提示してあります。また工場やマンション等で独自の仕様書が準拠資料として提示してある場合もあります。その中で「用語の定義」というものがあり、各仕様書で異なる場合があります。今回は共仕とJASS6で比較してみましょう。
例えば「報告」ですが
共仕:監督職員に対し…書面をもって知らせることをいう
JASS6:施工者が工事監理者に対し…なお、報告には、口頭による場合、記録・証明書などの…
とあり、報告する手段が異なります。
また「品質管理」ですが
共仕:品質計画における…管理の項目・方法等をいう
JASS6:品質マネジメントの一角をなすもので…体系的な活動をいう
となっており、言葉としての意味自体が異なります。
この様な用語の定義を最初に確認、理解しておかないと、品質管理や書類管理、施工管理に影響しかねません。
自分の勝手な思い込みで仕事を進めると大変な事になります。
T.S
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