近年は、子供から老人・身障者まで、万人が分かりやすい・使用し安い形を採用することが
多くなっています。ユニバーサルデザインというものです。
特に、
・サイン ・手摺
・トイレ
・階段
等でその使いやすさが求められます。
しかし、ユニバーサルデザインを採用する部分をしっかりと吟味しなければなりません。
病院など、公共性が高い建物では、特にその傾向が強いのですが、
その対象となる年齢層がどの層なのか
で考え方が変わってきます。
病院でも高齢者向けの病院であれば、万人向けではなく高齢者向けで考えなければ
その施設を利用する大半の人が使いにくいもの
になってしまいます。
住設メーカーでは、ショールームに高さを可変できる施設を設け、実際に使いやすい高さを体験できるところがあります。
(写真はLIXIL)
実際に建物を利用する年代の人に実際に体験してもらい、使いやすい高さを設定してもらいます。
また、一般的に使いやすい高さとされている数値が実は使いにくいということもわかります。 例を上げると、壁掛式の様式便器の高さを一般的なH=450では、高齢者には高く、H=410では立ち上がる時に足に負担がかかる。ちょうど良いのはH=430であった、ということがあります。
建物は、用途や特性から、万人にこだわらず、多く利用する年齢層が使いやすいものとなるよう考慮する必要があります。
T.F
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