「階でファイルを分割して、シート作成用のrvtファイルにリンクをする」
というRevitモデルの構成パターンのときに出くわしたつまずきポイントについて、3回に渡って直面した問題と対応策について紹介していきます。
問題
~リンクモデルの壁躯体芯を寸法でおさえられない~
通常、壁芯をおさえて寸法を配置する際、設定を[躯体芯]にしておけば、例えばボード2枚片面貼りのLGS壁のような場合でも、LGSの芯をおさえることができます。
しかし、リンクモデルの壁芯に寸法を振ろうとすると、[躯体芯]を参照できず、[壁芯]になってしまいます。
対応策
躯体芯に詳細線分を配置して、寸法の参照元とすることで対応しました。
さすがに壁一枚ずつ配置するのは大変なので、Dynamoで配置してみました。
※Ver2.0.3、()は使用してるPackage名です。
このように、詳細線分を一括配置できました。
長所
リンクモデル元の要素が削除されると寸法も消えてしいますが、詳細線分を参照して寸法を配置するので、勝手に寸法が消えることはありません。
短所
リンクの壁位置に変更があっても追従はしないので、詳細線分の位置合わせによる修正が必要になります。
中々やっかいな問題ですが、参考になったでしょうか?
もしもっと良い方法があればぜひコメントいただけると幸いです。
リンクモデルシリーズ、次回(最終回)は共有ファミリとタグについてです。
R.O
dynamoについて参考にさせていただきました。
返信削除リンクモデルの躯体芯に対する詳細線分についての質問です。
現在、リンクモデルではなく編集中のモデル内に対して壁の躯体芯に詳細線分を作成しようと考えております。
「geniuslociのノード」に「アクティブビュー内全ての壁」を入力したところ全てnullと表示されました。
これはバージョン等の問題でしょうか。
ご回答いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い致します。