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2016年1月29日金曜日

Solibri Model Checker 躯体開口補強数量算出

Solibri Model Checkerの干渉機能と情報の取り出し機能を使い数量を算出する方法を紹介します。

干渉のチェックだけじゃないんですね。。。

躯体の開口補強は部材毎、径毎で補強方法が違う、その為梁、スラブ、壁
それぞれの部材種別対し径毎の数量を拾う必要があります。

それを踏まえて算出手順と方法を紹介していきます。


1.建築モデルと設備モデルSolibri Model Checker取り込みルールセット[一般干渉ルール]
  建築の梁と設備のスリーブを干渉させる。




2.情報取り出しの定義からスリーブのみが取り出されるようにレイヤー名などでフィルタをかける。





3.1.で干渉させた結果を選択した状態で[]クリックし、選択バスケットに入れる。





4.情報取り出しの項目を「スリーブ径」と「数」になるように項目(カラム)の設定を行う。




5.[選択した項目を取り出す]をクリックすると条件に合った径と数量が算出される。




6.更にレポートをクリックするとExcelエクスポートする事ができます。




                                                                     A.M

2016年1月28日木曜日

ArchiCAD 工事進捗管理モデル


工事の進捗管理はどうしていますか?

小部屋が多い建物の内装進捗は大変ですよね。

ArchiCADで工事進捗管理モデルを作成してみました。

入力したのは、ゾーンと各工事と検査のオブジェクトのみです。

 
 
各工事のオブジェクトは[1.基本ライブラリ]-[1.5 特殊構造]-[自由部材]-[立方体]と
 

 [1.基本ライブラリ]-[1.1 家具]-[装飾]-[テキスト3D]を組み合わせて、

[ファイル]-[ライブラリとオブジェクト]-[選択内容に名前を付けて保存]-[オブジェクト]

で作成しただけのものです。


工事や検査が完了したら、[ID]に完了日を入力して各ゾーンに配置します。

一覧表では、設定で[ID]に完了日を入れたオブジェクトのみが表示されるように

しています。


 
 
 
平面、パース、一覧表でも進捗管理ができますね。
 
 
 
sakamoto

2016年1月27日水曜日

敷鉄板の固定方法

 どの現場でも重機の作業通路には敷鉄板を敷くことがあると思います。
 最近では、敷鉄板を緊結するのに安全で取り外しが簡単なものが出ています。
 リンクプレートを紹介します。
 今回、現場では鉄骨建方の期間中にクローラークレーンが作業する箇所に使用しました。
 短期間の場所ではパッチ溶接に比べて時間も手間も省け、雨天でも取付けが可能です。



パッチ溶接

リンクプレート



つまずき防止カバー
   
歩道に設置する場合には、つまずき防止のカバーもあります。
 どちらにするかは使用する場所によって検討してみて下さい。

K.K


2016年1月26日火曜日

ArchiCAD ゾーンに配置したオブジェクトを一覧表で確認する


先日のブログで

ArchiCAD ゾーンに配置したオブジェクト数を一覧表で確認するときの注意点

をご紹介しましたが


こっちでやるのがいいんじゃない~?
と社内で教えてもらったのでご紹介します~!


結論から言いますと
一覧表の基準を「ゾーン」→「オブジェクト」にする
です!


前回

↓ ↓ ↓

今回






オブジェクトを基準とすることで
オブジェクトの「ライブラリ部品名」や「要素ID」などで絞り込めるので
一覧表に表示したいオブジェクトのみを表示することができます!

オブジェクトの種類が複数ある場合
こっちの方が良さそうですね~~~!



簡単にまとめますと

「ゾーン」を基準とした場合
良い点
・オブジェクト数が0でも全ゾーンの一覧が表示できるため、
ゾーン一覧とオブジェクト数が知りたいときは便利
・ゾーンのプロパティ情報(天井高など)を表示することができる

注意点
オブジェクトの種類別にカウントすることはできない。

「オブジェクト」を基準とした場合
良い点
・確認したいオブジェクトのみの一覧表にできる
・オブジェクトのプロパティ情報を表示することができる

注意点
・ゾーンの情報は「ゾーン番号」と「ゾーン名」しか表示できない


です!


y-ito

2016年1月25日月曜日

ArchiCAD ゾーンカテゴリを変更するときの注意点

ゾーンのプロパティに情報を入力した後に

ゾーンカテゴリを変えることになってしまった場合

平面上で複数のゾーンを選択した状態でゾーンカテゴリを変更すると
パラメータの内容が同じものに書き換わってしまうことがあります!


具体的には

まずゾーンのプロパティに
こんな風に入力しているとします。





あとからゾーンカテゴリが間違っていることに気づいて
修正することになり
平面で複数のゾ-ンを選択した状態でゾーンカテゴリを一括変更することにした。







↓全部同じ内容に書き換わってしまった。





という感じです。


ですが、一覧表内で変更した場合は、カテゴリのみ変更でき、
パラメータは書き換わりません!











ということで、

パラメータ入力後にゾーンカテゴリを変更することになってしまった場合は注意が必要です!



y-ito

2016年1月22日金曜日

ArchiCAD ポリゴン数を減らす方法

ArchiCADのモデルはポリゴン数によってデータ容量3Dビューの動作に影響します。

そこで今回はポリゴン数を減らす方法をご紹介します!!

今回テストモデルとして使用するのは、
国土地理院の基盤地図情報の標高データ(10mメッシュ)を
ArchiCADに取り込んだメッシュの地形モデルを使用します。

【関連記事】
ArchiCAD ポリゴン数は控えめに!
ArchiCAD 地理院地図の地形データを取り込む


テストモデル


大きさはだいたい2km×1.5kmとかなり大きいです。
メッシュのままですとポリゴン数は、49,287でした。



ここからが手順です!

まず初めにメッシュの組み立て法を「表面」にし、モデルを「全て滑らか」にしてから
モルフに変換しちゃいます。






モルフに変換してからもう一度ポリゴン数を見てみると…48,642!!

少しだけ減ってる!!
下の土の部分がなくなったからかもしれませんね。

ここで終わりではありません!さらに減らしていきましょう!!


次に変換したモルフを選択して、「デザイン」→「モルフを修正」→「分割を修正」を選択します。

分割を修正ウィンドウが出てきたら「分割を減らす」にチェックを入れて「OK」を選択します。






これだけでポリゴン数を減らせることができます!!

ポリゴン数を見てみると…34,012!!10,000以上減っています!!





もっと減らしたい時は、「分割を修正」を繰り返すことでどんどん減っていきます!

しかし、ポリゴン数を減らしすぎると元の形状から大きく崩れてしまうので注意しましょう。

下図は元の形状と「分割を修正」を10回繰り返した形状の比較です。
ちなみにポリゴン数48,6421,804まで減りました。




地形データの場合、雰囲気だけ伝わればいい場面もあるので
そんなときはポリゴン数を大幅に少なくして容量を削減してもいいかもしれませんね。


NF

2016年1月21日木曜日

『建築を考える』・・・妻壁のサッシ

完成間近のRC造のマンションの妻側外観です。


外壁はタイル貼り、サッシはアルミ製で、ごく一般的な外観です。
 
でも、よ~く見るとサッシの上枠にアルミの水切らしきものが取り付けてあります。

このようにサッシの上端をタイル役物では無く、水切で納めているのは珍しいのでは
ないでしょうか。


外壁から30ミリ位の出があるので外壁を伝った雨水を確実に切ることが出来ます。
また、この水切の効果としては
・タイル下端や建具、ガラスの汚染軽減
・サッシ上部のタイル、躯体の抱き部分の経年劣化による漏水や補修の軽減
・シャープなデザイン
なども挙げられるのではないかと思います。



参考までにサッシメーカーのLIXILさんに問い合わせした所、標準の型材で同様の
ものがあるようです。
設計の方曰く、デザイン重視の需要が多いそうです。

KN

2016年1月20日水曜日

ArchiCAD ダイアログボックス自動更新時間の変更

ArchiCADで各要素のサイズや高さを入力する際

すぐに入力しないと数値が勝手に確定されて
入力ミスをしてしまうーー!!

ってこと、ありませんか!?


でも、大丈夫です!


その数値等を入力する際の更新時間の変更方法
をご紹介します!


メニュー「オプション」より「作業環境」を選択し、設定画面を開きます。

「環境設定」→「ダイアログボックスとパレット」を選択します。

「ダイアログボックス自動更新時間」の値を変更します。
デフォルトの数値は「1.5」秒となっています。



この値を任意の値に変更することで更新時間を変更することができますよ!!




これで慌てず落ち着いて入力することができますね!

85

2016年1月19日火曜日

ArchiCAD 標準図モデル

今回は、
昨日ブログで紹介しました

ArchiCAD ちょっと違った使い方(変更履歴)


で出てきましたリンクオブジェクトを使って
またちょっと違った使い方をご紹介します!

2Dの標準図は国交省、各設計事務所やゼネコン、
メーカーのもの等ががありますよね!

その2D標準図をもとに、ArchiCADでモデルを作成しました。

モデルにはリンクオブジェクトを置いています。
(でました!リンクオブジェクト!!)


リンクオブジェクトを右クリックして[選択したオブジェクトの設定]を開くと
3つのリンクを設定しています!

今回リンクさせたのは
「標準図」「3DPDF」「認定書」の3つです!



標準図は元々の2D標準図をリンクしています↓↓↓

3DPDFは2D標準図に書かれていない注意事項や、合成耐火の認定条件等を書き込み、
ビュー登録しています↓↓↓


そして
メーカーの認定書(梁の合成耐火)をリンクしました↓↓↓


教育用などにも使えそうですね!

sakamoto

2016年1月18日月曜日

ArchiCAD リンクオブジェクトを使った変更履歴


ArchiCADを簡易データベースのツールとして使用する紹介です!

今、シェルパで取り組んでいるのは変更履歴管理です!

過去のブログにアップしたリンクオブジェクト
変更情報オブジェクトとして利用します。

参考「ArchiCAD リンクオブジェクト!!」
http://sherpa-net.blogspot.jp/2014/09/archicad_26.html

このモデルの特徴は
ゾーンとオブジェクトのみで構成している
ことです!

変更履歴を施工中に蓄積しておき
その情報を入れたオブジェクトを ゾーンの上に配置します。

    ※下のモデルは、同じ用途の建物5物件を一つにまとめたモデル


         ↓  






              高くオブジェクトが積み合っているのは同じ工種(青)で
              同じ変更が発生している箇所です。
             


この変更情報オブジェクトの情報を一覧表にし

どの様な項目が、どのような理由で変更が
多く発生しているかを分析します。

※カテゴリー別発生割合
 
                           
  ※項目別発生件数





どの項目でどんな変更があるかを分析し、事前に把握することで
早期に問題を発見し、解決していくのに使っています!

T.A